Qスイッチレーザーって痛いの?痛みを減らす方法や痛みがいつまで続くのかを解説
シミやタトゥーあざの除去などにQスイッチレーザーはとても有効な美容施術です。しかし、「Qスイッチレーザーは痛いって聞くけど本当?」と不安に感じ施術に踏み切れない方もいると思います。
実際には痛みの程度や感じ方には個人差があります。また、痛みを和らげるための対策も数多く存在し、施術前後のケア次第で痛みを減らすことが可能です。
本記事では、Qスイッチレーザーの痛みについて詳しく解説し、痛みを減らす方法や痛みがどれくらい続くのかもご紹介します。
Qスイッチレーザーは痛すぎるってホント?痛みがどのくらいでいつまで続くか解説
Qスイッチレーザーはシミ取りやあざの除去に効果が高い一方、施術中に痛みを感じることがあります。
まず、気になる痛みの程度や期間について詳しく見ていきましょう。
Qスイッチレーザーの施術中の痛みはどのくらい?
Qスイッチレーザーの施術中の痛みは個人差がありますが、多くの方が「軽くゴムで弾かれるような感覚」と表現します。
細かい刺激が肌に加わるチクチクした感じや、肌が熱くなる熱感を感じます。痛みの程度としては、痛みを感じるものの耐えられないほどではないことが多いです。
また、皮膚の薄い部分や敏感な部分(例えば顔や手の甲など)は、他の部位よりも痛みを感じやすい傾向があります。
Qスイッチレーザーの痛みは施術後も続くの?
Qスイッチレーザーの痛みは、通常は施術中にのみ感じるもので、施術後に続くことはあまりありません。
ただし、施術後の肌には赤みや軽い腫れが生じる場合があり、この際にわずかな痛みやヒリヒリとした違和感を感じることもあります。
施術後の痛みや不快感はアフターケアを徹底することで軽減できます。後ほど紹介する施術後の痛みの軽減方法を参考にしてください。
Qスイッチレーザーの痛みを感じない人もいるの?
Qスイッチレーザーの痛みを感じない人もいますが、感じ方には個人差があり特に精神状態や不安・緊張が影響します。
リラックスした状態で施術を受けると、痛みが軽減されやすいです。また、敏感肌や乾燥肌、肌の状態が悪い場合は痛みを強く感じやすくなります。
適切なスキンケアやカウンセリングを受け、肌や心を整えることが快適な施術の鍵になります。
Qスイッチレーザーで痛みを感じるのはなぜ?Qスイッチレーザーの仕組みを解説
Qスイッチレーザーは特定の色素に反応するレーザーを照射して、ターゲットを破壊する仕組みです。Qスイッチレーザーで痛みを感じるのは、レーザーが照射されているときに熱が発生するためです。
例えばシミ取りであれば、メラニンに反応しやすい波長のレーザーを照射します。その際の様子を示したのが下の図です。
このようにレーザーによって分解されたメラニンは代謝によって体外に排出されます。
画像引用:https://mediage-osaka.jp/menu/qswitch/
Qスイッチレーザーは痛みを感じることがありますが、1回の施術で効果を感じられることが多いのが特徴です。
Qスイッチレーザーのシミ取り効果についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
Qスイッチレーザーの痛みを減らしたい!施術中の痛みを減らす方法4選をご紹介
効果があることはわかっていても、痛みを我慢して施術を受けたくはないと考える方も多いと思います。
Qスイッチレーザーの施術中の痛みを軽減させる方法を4つ紹介します。施術の際にはぜひ取り入れてくださいね。
【痛みを減らす方法①】麻酔を利用する
痛みを減らしたい方は、無理せず麻酔を利用してください。
たいていのクリニックではレーザー治療の際には麻酔の使用が可能です。テープやクリームなどの表面麻酔を使用することが多く、塗布して30分から1時間程度待つと麻酔効果が現れます。
また、患部が小さかったり麻酔を使用したくなかったりする場合は、冷却しながら照射を行うことでも痛みをやわらげることができます。
【痛みを減らす方法②】痛みに弱いことを伝えておく
カウンセリング時や施術前に、医師や看護師に痛みに弱いということを伝えておくだけでも、施術時の痛みを減らすことが可能です。
レーザー照射時は、医師が患部の変性度合いや患者の様子を観察しながら、照射レベルを調整します。前以って痛みに弱いと伝えておくと、特に痛がり方に注意を払いながら出力調整をしてくれるので、痛みを少しでも減らすことが可能です。
また、患者への声かけにも気を遣ってくれるので、精神的にも痛み軽減のプラスになると思います。
【痛みを減らす方法③】スキンコンディショニングを整えておく
Qスイッチレーザー施術中の痛みを軽減するには、事前にスキンコンディショニングを整えておくことが効果的です。
敏感肌や乾燥肌の状態では、レーザーの刺激に対して肌が過敏に反応しやすく、痛みを強く感じる場合があります。施術前には十分な保湿や肌の健康を保つスキンケアを心がけましょう。
肌が整うことで痛みが和らぐだけでなく、仕上がりも向上する可能性が高まります。
【痛みを減らす方法④】施術の流れを知っておく
Qスイッチレーザーの当日の施術の流れを知っておくだけでも、照射に対する心構えができ、痛みや不安を減らすことができます。
Qスイッチレーザーの一般的な流れは次のとおりです。
- 1.洗顔
- 2.カウンセリング(各治療の初回のみ)
- 3.麻酔(30分~1時間放置)
- 4.照射(15~20分程度)
- 5.アフターケア(冷却・外用薬塗布・テープ保護)
- 6.終了(1~2週間後に経過診察)
しっかり流れを理解して、施術に臨みましょう。
Qスイッチレーザー施術後の痛みも減らしたい!施術後の痛みを軽減させる方法3選をご紹介
続いては、施術後の痛みを軽減させる方法です。施術後の痛みを軽減させることは、ダウンタイムの短縮や肌の仕上がり具合のUPにも繋がります。
施術後は、ぜひ次の3選を実行してください。
【施術後の痛み軽減方法①】ヒリヒリする箇所を冷やす
Qスイッチレーザー施術後の痛みやヒリヒリ感を軽減するには、施術後に患部を冷やすと効果的です。患部を冷却することで炎症が抑えられ、痛みや不快感が軽減されます。
冷却剤や氷と水を入れたビニール袋を用意します。冷やし過ぎにならないようにタオルで包んで肌に当てると、冷たさが心地よく感じられ、施術後の赤みや腫れも緩和されますよ。
一度に長時間冷やすのではなく、短時間を数回に分けて冷却しましょう。
【施術後の痛み軽減方法②】保湿と紫外線対策を念入りにする
Qスイッチレーザー施術後の痛みや肌の違和感を軽減させるためには、保湿と紫外線対策を念入りに行うことも重要です。
施術後の肌は乾燥しやすくダメージを受けやすいため、保湿クリームやジェルでしっかりと潤いを保つことで回復が促進されます。
また、敏感になった肌を紫外線から守るために、日焼け止めや帽子で紫外線対策を徹底しましょう。
保湿や紫外線対策を念入りにすることで、痛みから早く解放されるだけでなく肌トラブルを防ぎ、施術効果の低下を防ぐことができます。
【施術後の痛み軽減方法③】飲酒や激しい運動を控える
飲酒や激しい運動を控えることも、Qスイッチレーザー施術後の痛みを軽減させるためには大切です。
飲酒は血行を促進し炎症や腫れを悪化させ痛みが大きくなる可能性があるため、施術直後は避けてください。また、激しい運動も体温を上昇させ、肌に負担がかかる原因となります。
施術後は穏やかに過ごし、肌が落ち着くまで無理をせずケアすることが回復をスムーズにするポイントです。
Qスイッチレーザーの痛み以外にどんな症状があるの?気になるダウンタイムについて解説
Qスイッチレーザーの施術後には痛み以外に以下のようなダウンタイム症状が現れます。
- 赤み
- 腫れ
- 色素沈着
- かさぶた
- かゆみ
施術後数日間は、赤み・ヒリヒリ感・腫れが残ります。施術部位にかさぶたができ、10日前後で新しいきれいな肌ができると、かさぶたは自然とはがれます。
かさぶたがはがれるまでは、テープで患部を保護して、かさぶたを無理にはがさないようにしましょう。
まれに、きれいな肌が現れて完治したと思った後、色素沈着がみられることがあります。これは炎症後色素沈着や戻りジミと呼ばれるもので、6ヶ月ほどで自然に消滅することが大半です。
Qスイッチレーザーのダウンタイムは1~2週間ですが、ダウンタイムの期間には個人差があります。医師の注意をしっかり守り適切な生活を送ることで、ダウンタイムを短くすることができます。
Qスイッチレーザーのダウンタイムについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
Qスイッチレーザーとピコレーザーはどっちが痛いの?Qスイッチレーザーとピコレーザーの痛みを比較
Qスイッチレーザーもピコレーザーも、シミ取りやあざ除去に効果がある美容施術です。これらの施術が気になっているけれども、どちらが痛いのか気になる方も多いと思います。
Qスイッチレーザーはピコレーザーより痛みを感じやすいです。それは、両者のパルス幅*の違いによるものです。
施術 | パルス幅 |
---|---|
Qスイッチレーザー | ナノ秒(10億分の1) |
ピコレーザー | ピコ秒(1兆分の1) |
Qスイッチレーザーはピコレーザーの1000倍のパルス幅があり、照射時間が長いだけでなく、全体の熱量も大きくなります。そのため、Qスイッチレーザーの方が痛みを感じやすくなっています。
(*パルス幅:レーザー1発の照射時間のこと)
Qスイッチレーザーとピコレーザーの違いについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
Qスイッチレーザーで痛みを感じにくいクリニックは?痛みに配慮したクリニックの選び方4選をご紹介
施術前後の自分の行動で、痛みが変わることがわかっていただけたと思います。施術の痛みに関しては、忘れてはいけないさらに大きな要因があります。それがクリニック選びです。
痛みを感じにくいQスイッチレーザーを受けられるクリニックはどこなのか、クリニック選びのコツを解説します。
【クリニックの選び方①】麻酔の整ったクリニックを選ぶ
痛みに配慮したクリニックを選ぶ際には、麻酔の選択肢が整っているかを確認することが重要です。
Qスイッチレーザーは痛みを感じることがあるため、表面麻酔クリームや麻酔テープ・笑気ガスなどが用意されているクリニックを選びましょう。そうすれば、痛みの不安を感じることなく快適に施術を受けられます。
麻酔の種類や使用に関する説明を丁寧に行うクリニックであれば安心です。カウンセリング時に麻酔が無料オプションなのか、有料ならいくらかも確認しておくとさらに安心ですね。
【クリニックの選び方②】アフターフォローのしっかりしたクリニックを選ぶ
痛みに配慮したクリニックを選ぶ際には、アフターフォローがしっかりと整っているかも重要なポイントです。
Qスイッチレーザーの施術後、痛みや肌トラブルが発生する場合があります。適切なアフターケアを行ってもらえるクリニックであれば安心です。
施術後の肌の状態や痛みに対するアドバイスを提供してくれるクリニックを選ぶことで、万が一の不調にも迅速に対応してもらえます。
【クリニックの選び方③】カウンセリングの充実したクリニックを選ぶ
痛みに配慮したクリニックを選ぶポイントとして、カウンセリングが充実しているクリニックを選ぶことも挙げられます。
Qスイッチレーザーの施術前に、痛みへの不安について十分に相談できるクリニックであれば、安心感を持って施術に臨むことができます。また、個人の肌質や痛みの感じ方に応じたアドバイスがあるとさらに安心です。
丁寧なカウンセリングを重視するクリニックを選ぶことをおすすめします。
【クリニックの選び方④】信頼性のあるクリニックを選ぶ
痛みに配慮したクリニックを選ぶには、信頼性のあるクリニックを選ぶことが重要です。
医師のQスイッチレーザー経験が豊富で、施術に伴うリスクや痛みに対しても丁寧な説明をしてくれるクリニックがおすすめです。
SNSや公式サイトの症例、実際に施術を受けた方の口コミや評判を調べましょう。
信頼できるクリニックであれば、痛みへの配慮もしっかりとされている可能性が高く安心して施術に臨めます。
Qスイッチレーザーは痛み軽減のための麻酔もOK!痛みを減らすポイントを抑えて快適に施術を受けよう
Qスイッチレーザーは1回の施術で高い効果が得られる一方、施術中に痛みを感じることがあります。しかし、施術前後のスキンケアや行動に注意することで痛みを減らすことが可能です。
また、クリニックの選び方でも痛みは大きく変わります。麻酔が整っていて、アフターケアやカウンセリングのしっかりしたクリニックを選びましょう。
痛みの感じにくいQスイッチレーザーを受けて、きれいな新しい肌を迎え入れましょう。
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