オゼンピックで現れる副作用にはどんなものがあるの?悪化せないための対処法も紹介

「今よりも体重を減らしたい」「食べすぎを防ぎたい」など、体重減少や食欲を抑えたい方には、オゼンピックがおすすめです。

オゼンピックは、満腹中枢に働きかけて過剰な食欲を抑える働きにより、食欲を抑えて食べ過ぎを防ぎ、結果、体重減少が期待できる治療法ですが、気になるのは、副作用ですよね。

そこで本記事では、オゼンピックで現れる副作用をはじめ、悪化させないための対処法や使用する上で気を付けるべきポイントなどについて紹介します。正しい使い方や保管法についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

オゼンピックでよくみられる副作用とは?重大な副作用が起きることもある

オゼンピックでよくみられる副作用とは?重大な副作用が起きることもある

オゼンピックにはどんな副作用が生じるのか、気になる方のために、ここで説明します。オゼンピックにはリスクがあるということを事前に理解しておくことで、後悔のない施術を受けやすくなります。

オゼンピックでよくみられる副作用

オゼンピックの投与後によくみられる副作用には、以下の症状があります。

  • 吐き気・嘔吐
  • 便秘・下痢
  • 頭痛

それぞれの症状について詳しく見ていきましょう。

オゼンピックでよくみられる副作用①:吐き気・嘔吐

吐き気や嘔吐などの胃腸障害は最も起こりやすい副作用で、5%以上の方に現れると言われます。これらの症状は、オゼンピックのもつ「胃の消化スピードを遅くする作用」によって起こると考えられており、胃の中に食べ物が残っているように感じて、吐き気を感じやすくなるのです。

ほとんどは薬に慣れることで症状も回復していきますが、改善しない場合は、悪化するのを防ぐためにも、医師に相談することをおすすめします。

オゼンピックでよくみられる副作用➁:便秘・下痢

オゼンピックを投与すると、胃腸の動きを鈍らせる作用によって便秘や下痢も起こりやすくなります。また、便秘は食欲減退の作用によって食事量が減ることも、原因の1つだと考えられています。便秘や下痢は吐き気の次に起こりやすい副作用なので、万が一症状が出ても慌てずに対処してください。

もし、数週間たっても症状が続く場合は、便秘薬や下痢止めを処方してもらうことをおすすめします。

オゼンピックでよくみられる副作用③:頭痛

頭痛はオゼンピック投薬開始後まもない時期に現れやすく、1~5%未満の方に起こる副作用と言われています。低血糖状態になると血管が収縮し、脳への血流が減少することで頭痛が起こります。頻繁に頭痛が起こるようであれば、医療機関を受診することをおすすめします。

オゼンピックの重大な副作用

オゼンピックの投与後は、重大な副作用が起きることもあります。考えられる重大な副作用には、以下の症状があります。

  • 低血糖
  • 急性膵炎
  • 胆のう炎
  • 胆管炎
  • 胆汁うっ滞性黄疸

それぞれの症状について詳しく見ていきましょう。

オゼンピックの重大な副作用①:低血糖

オゼンピックは血糖値が高いときのみに作用するため、低血糖の可能性は低いと言われていますが、過度な食事制限やトレーニング、他の薬との併用などによって低血糖になる可能性があります。めまいや顔面蒼白、手足の震えなどは低血糖として現れる症状なので、大変危険です。応急処置としてブドウ糖の入ったラムネなどを摂取し、早めに医療機関を受診するようにしてください。

オゼンピックの重大な副作用➁:急性膵炎

重篤な副作用の一つとして考えられるのが、急性膵炎です。オゼンピックは、すい臓に働きかけてインスリンの分泌を促す作用があるため、すい臓に負担がかかり過ぎると、急性膵炎を引き起こす可能性があります。急性膵炎を引き起こす頻度は決して高くありませんが、嘔吐を伴う激しい腹痛や背中の痛みが現れた場合には、早急に医療機関を受診してください。

オゼンピックの重大な副作用③:胆のう炎

オゼンピック投与後、発熱や寒気、白目が黄色くなる、右上腹部の強い痛み、 吐き気や嘔吐などの症状が現れた場合は、 胆のう炎になっている可能性があるので、すぐに医療機関を受診してください。

オゼンピックの重大な副作用④:胆管炎

オゼンピック投与後、発熱や右上腹部痛、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなるなどの症状が現れたら場合は、胆管炎になっている可能性があります。胆管炎も重大な副作用なので、以上を感じた場合は、早急に医療機関を受診することをおすすめします。

オゼンピックの重大な副作用➄:胆汁うっ滞性黄疸

オゼンピック投与後、白目や皮膚が黄色くなったり、尿の色が濃くなったり、かゆみが生じるなどの症状が現れた場合は、胆汁うっ滞性黄疸になっている可能性があるので、早急に医療機関を受診するようにしてください。

オゼンピックの副作用を軽減させるための対処法3選!悪化させないためにも覚えておこう

オゼンピックの副作用を軽減させるための対処法3選!悪化させないためにも覚えておこう

オゼンピックの副作用を少しでも軽減させたいと思っている方のために、ここで、オゼンピックの副作用を軽減させる対処法について紹介します。オゼンピックの副作用軽減に対する対処法は以下の3つです。

  • 副作用の症状や対処法を知る
  • 医師の指示のもとで使用する
  • 正しい注射方法で使用する

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

副作用を軽減させるための対処法①:副作用の症状や対処法を知る

オゼンピックを使用する際は、事前にどんな副作用が出るのか、症状や対処法を知っておくことが大切です。例えば、低血糖の症状が出た場合、ブドウ糖や砂糖の多く含まれるラムネや飴、ジュースをとることで症状を軽減できます。軽度な副作用であれば、対処法を知っていると慌てずに済むため安心です。

低血糖を起こさないための対策としては、激しい運動や大量の飲酒、過度な食事制限を控えることが重要になります。よくみられる副作用や稀に起こる重大な副作用は、オゼンピックを使用する前に把握しておくことで安全に使用できます。

副作用を軽減させるための対処法➁:医師の指示のもとで使用する

吐き気などの副作用は、オゼンピックの用量に依存しており、用量が多くなるほど吐き気や気持ち悪さなどの副作用が出やすいと言われています。そのため、使用する際は医師の指示を守り、自己判断で用量を増やさないようにしてください。

また、血液検査で副作用が見つかることもあるので、医療機関での定期的な診察や検査は欠かさずに受けるようにすることをおすすめします。

医療機関では副作用を抑えるために少量から治療を開始し、医師と相談しながら用量を調整します。自分で勝手に量を増やしてしまうと重大な副作用につながりかねないため、必ず医師が指定した用量以上は投与しないようにしてください。

副作用を軽減させるための対処法③:正しい注射方法で使用する

オゼンピックを使用する際は、指定された注射針を使用し、針の再利用は絶対にしてはいけません。これは、感染症を防止するためです。

また、間違った使い方をすると、注射部位が腫れたり、硬くなったりする副作用が起きやすくなります。正しい使い方をすれば、注射部位でみられる副作用の防止につながるので、投与する際は、クリニックで指示された正しい注射方法で行ってください。

オゼンピックの副作用のリスクを下げるには?保管方法には要注意

オゼンピックの副作用のリスクを下げるには?保管方法には要注意

ここで、オゼンピックの副作用のリスクを下げる方法について紹介します。オゼンピックの副作用のリスクを下げる方法には、以下の3つがあります。

  • セマグルチドの併用は避ける
  • 正しく保管する
  • 医療機関で処方してもらう

保管方法はとくに重要なので、覚えておいてください。それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

副作用のリスクを下げるための注意点①:セマグルチドとの併用は避ける

オゼンピックに含まれるセマグルチドという成分は、食欲を抑えて満腹感を高める作用があるので、同様にセマグルチドを含む薬との併用は危険です。

また、インスリンなど血糖値低下作用のある薬との併用も、有効性や安全性が確認されていません。そのため、低血糖を起こすリスクも高まるので、注意が必要です。

副作用のリスクを下げるための注意点➁:正しく保管する

オゼンピックは、以下のことを守り、正しく保管してください。

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで保管する
  • 個装箱などに入れて光を避ける
  • 凍結を避けて、2~8℃の冷蔵庫で保管する
  • 薬が残った場合は保管しないで廃棄する
廃棄する場合は注意が必要なため、処方してもらった医療機関に相談してください。また、他の人には渡さないようにしてください。

副作用のリスクを下げるための注意点③:医療機関で処方してもらう

日本では、医師の処方なしにオゼンピックを入手することはできません。ネット通販などでオゼンピックが販売されていることもありますが、通販などで購入する場合は、海外の製品を個人輸入していることになります。

個人輸入の場合、購入した製品の品質や安全性に保障がなかったり、偽造製品の可能性があったりなど、自分の体質などに適した薬なのか判断が難しいです。

また、トラブルが起きたときに医療保険も使えず、非常に大きな金額の医療費がかかるなど、さまざまなリスクもあります。そのため、オゼンピックは必ず医療機関で処方してもらってください。

オゼンピックを使用するうえで気を付けるべきポイント3選!初回投与時には必ず空打ちを

オゼンピックを使用するうえで気を付けるべきポイント3選!初回投与時には必ず空打ちを

ここで、オゼンピックを使用する上で気を付けるべきポイントについて紹介します。オゼンピックを使用する上で気を付けるべきポイントは、以下の3点です。

  • 本体は繰り返し使用する
  • 空打ちをする
  • 指示された食事療法や運動療法はきちんと守る

それぞれについて詳しく説明します。

使用するうえで気を付けるべきポイント①:本体は繰り返し使用する

オゼンピック皮下注2mgは、1本につき2mgの薬が入っているタイプの製品になります。針先を自分で交換しながら、必要量を投与しますが、例えば週に0.5mgを投与するときには、1本で4週間使います。1回使い切りのタイプではないので注意してください。

使用するうえで気を付けるべきポイント➁:空打ちをする

初回投与時には、薬剤が針先から出るのを確認するために空打ちという操作が必要です。説明書にも「初回投与時には空打ちを」と記載されているので、必ず空打ちはしてください。

オゼンピックの使い方

オゼンピックは、以下の手順で使用します。

  • ①注射針を取り付ける
  • ➁注射の準備をする
  • ③注入する

まずは、手指をよく洗い清潔な状態にしておきます。次にオゼンピックのキャップを外し、注射針をねじ山にまっすぐ刺し込んで回しながらセットします。

セットしたら、カートリッジ内に残っている気泡を上に集め、ボタンを押して薬が出るのを確認します。オゼンピックダイヤル式で投与量(0.25~2.0mg)を設定できるので、医師に指示された量を設定してください。

量の設定が完了したら、皮下脂肪のある部位(おへその周りやわき腹、二の腕など)に針を刺し、ボタンを押してオゼンピックを注入します。

使用するうえで気を付けるべきポイント③:指示された食事療法や運動療法はきちんと守る¥

オゼンピックを使用する際は、指示された食事療法や運動療法を守ることも大切です。オゼンピック投与後には、低血糖が現れることがあるため、高所作業や自動車の運転など、危険を伴う作業に従事する際は、十分に注意してください。低血糖についての注意は家族やまわりの方にも知らせておくと安心です。

また、低血糖症状が現れた場合のことを考えて、糖質を含む食品をすぐに摂取できるように持ち歩いておくと良いです。オゼンピック投与後は、低血糖症状だけでなく、急性膵炎が現れることもあるため、嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛などの症状が現れた場合は、使用をすぐに中止し、速やかに医師の診断を受けてください。

万が一、首に触れると硬いしこりがあるなどの甲状腺関連の症状が現れた場合は、専門医への受診が必要になることがあるので、医師に相談することをおすすめします。

オゼンピックを処方してもらえるクリニックの選び方3選!おすすめのクリニックも紹介

オゼンピックを処方してもらえるクリニックの選び方3選!おすすめのクリニックも紹介

ここで、オゼンピックを処方してもらえるクリニックの選び方について紹介します。おすすめのクリニックも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。オゼンピックを処方してもらえるクリニックの選び方には、以下3つの方法があります。

  • 継続しやすい料金か
  • アフターサポートは充実しているか
  • オンライン診療を実施しているか

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

クリニックの選び方①:継続しやすい料金か

オゼンピック効果を持続させるためには継続的な治療が必要となるため、料金は慎重に検討してください。クリニックでは、初診料や再診料、薬剤費などがかかります。また、検査費用などの追加費用がかかる場合もあるので、事前に把握しておくことも大切です。

支払い方法や定期プランの有無、割引率などもしっかりと確認しておくことで、継続的な治療計画も立てやすくなります。

クリニックの選び方➁:アフターサポートは充実しているか

治療開始後に不安や疑問が生じた際のサポート体制は、安心して治療を継続するための重要なポイントです。24時間対応の相談窓口やLINEやチャットで気軽に相談できる体制、副作用が出た際の緊急対応体制など、治療開始後のフォロー体制をしっかりと確認しておいてください。

また、定期的なフォローアップの頻度や栄養指導などの追加サポートの有無も、長期的な治療成功の鍵となるので、チェックしておくと安心です。

クリニックの選び方③:オンライン診療を実施しているか

オゼンピックは、クリニックを受診することで処方してもらえますが、最近では、オンライン診療を行っているクリニックも増えてきました。オンライン診療には、通院負担や感染リスクの軽減、離れた地域でも受診できるというメリットがあります。

また、オンライン診療であっても、クリニック診療と同じようにサポートがしてもらえ、薬の処方もしてくれます。

「忙しくてなかなかクリニックに通う時間が作れない」という方こそ、便利に使える方法なので、クリニックに通うのが難しいと感じている方は、オンライン診療をしているかどうかについても確認しておくことをおすすめします。

【大手10院から厳選】オゼンピックのクリニック5選を大発表!オゼンピックならココ

【大手10院から厳選】オゼンピックのクリニック5選を大発表!オゼンピックならココ

今回、Medimee編集部ではオゼンピックで高い効果を得られると話題のクリニック10院を厳選し、その中からさらに「店舗数」「値段」をもとにオススメのクリニックを5選ピックアップしました!

オゼンピックで現れる副作用にはどんなものがあるの?悪化せないための対処法も紹介

調査の結果、編集部によって選ばれたオゼンピックのおすすめクリニックBEST5を大発表します!

総合点 4.9点/5点4.5点/5点4.4点/5点4.3点/5点4.1点/5点
特徴 オンライン診療で幅広い治療を扱う大手クリニック一人ひとりの状況に合わせて医師が診察・治療プランを提案18の分野でオンライン診療を実施している大手総合美容クリニック個別対応のオーダーメイドプランを提供し、最新の医療技術とオンライン診療によるクリニック医師監修のもとで個別対応のダイエットプログラムを提供する最新技術を駆使したクリニック
オンライン診療
対応

対応

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対応

対応
内服薬 リベルサス
7,920円/月


防風通聖散(漢方)
4,308円/月
リベルサス
6,600円


SGLT阻害薬
15,840円

防風通聖散(漢方)
4,950円
リベルサス
7,028円/月
リベルサス
6,663円/月


SGLT2阻害薬
6,400円/月

防風通聖散(漢方)
4,480 円/月
リベルサス
9,350円/月
注射薬 オゼンピック
24,200円/1本
-オゼンピック
13,198円/月
サクセンダ
18,400円/1本

オゼンピック
22,000円/1本
-
診察料
0円

0円

0円

0円

1,650円
再診料0円
サービス 最短当日診察・最短当日発送最短当日発送最短当日診察・最短翌日発送最短当日発送最短当日診察・最短当日発送
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※公式サイトからの仮予約確定後に、予約確定の連絡(電話、メール、LINE)をもって予約確定となります。予約後にクリニックからの連絡をお待ちください。

※予約後の無断キャンセルはクリニックへの迷惑となりますのでお控えください。無断キャンセルの場合にはキャンセル料が発生する場合がございます。

オゼンピックの副作用に関するよくある質問

ここで、オゼンピックの副作用に関するよくある質問と回答を紹介します。

オゼンピックの副作用に関するよくある質問①:吐き気はいつまで続きますか?

吐き気は、個人差はありますが開始時期に多くみられます。初めの3〜4ヶ月目まででみられ、その後徐々に治まっていきます。

オゼンピックの副作用に関するよくある質問➁:打ち忘れた場合はどうすればいいですか?

打ち忘れた場合は、次の注射予定日までの期間が2日(48時間)以上あれば、気づいた時点ですぐに注射し、その後はあらかじめ定めた曜日に注射してください。

次の注射予定日までの期間が2日間(48時間)未満であれば注射せず、次のあらかじめ定めた曜日に注射し、絶対に2回分を一度に注射しないようにしてください。医師の指示なしに注射を止めないことも注意すべき点です。

オゼンピックの副作用に関するよくある質問③:打つときは痛いですか?

オゼンピックの針は非常に細く、正しく使用すれば痛みは少ないです。そのため、注射に不安を感じている方でも使いやすいといえます。

オゼンピックを打つ際は副作用に注意しよう!

オゼンピックを打つ際は副作用に注意しよう!

オゼンピックの副作用をはじめ、悪化させないための対処法や使用する上で気を付けるべきポイントなどについて紹介しました。

オゼンピックにはよく見られる副作用に加え、重大な副作用もあります。間違った使い方をしてしまうとリスクも高くなってしまうので、打つ際は十分に注意し、正しいやり方で使用するようにしてください。

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