シリコンバッグ豊胸手術の値段相場は?脂肪注入など他の豊胸との値段比較や安いクリニックもご紹介
「胸が小さいことがコンプレックスで仕方ない」という方の中には、シリコンバッグ豊胸をしたいと考えている方もいると思います。
豊胸手術の中でもシリコンバッグ豊胸は、胸にシリコン製のバッグを挿入してバストのボリュームを増加させる方法です。形状やサイズの選択肢が豊富で、自分の理想に近いバストを実現しやすいことが特徴です。また、半永久的な効果が期待できるため、短期間で効果が薄れる心配が少ないというメリットもあります。
この記事では、シリコンバッグ豊胸手術の値段相場、脂肪注入など他の豊胸との値段比較、クリニックの選び方について解説します。
シリコンバッグ豊胸の値段相場は?バッグの種類別に値段を徹底比較
シリコンバッグ豊胸の値段相場は60万~120万円で、80万円前後と考えておきましょう。ただし、クリニックによって大きく値段は変わり、クリニック内でもシリコンバッグの種類で値段が異なります。一方、バッグの大きさで値段が変わるクリニックはあまり見られません。
シリコンバッグは開発している会社が多いためさまざまな種類があり、中身・表面・形の違いがあります。これらについて順に解説します。
【値段を左右する豊胸シリコンバッグの種類①】バッグの中身の違い
シリコンバッグの中身は主に3種類に分類されます。それぞれ、従来型のシリコンジェル、コヒーシブシリコン、そして生理食塩水です。
生理食塩水タイプは厳密にはシリコンそのものではありませんが、シリコン素材のバッグに生理食塩水を充填して使用するため、一般的に「シリコンバッグ」として扱われています。
以下は、これら3つのシリコンバッグの中身の特徴や価格についての比較です。
中身 | 特徴 | 従来のシリコンを基準にした値段 |
---|---|---|
従来のシリコンジェル | ・柔らかく自然な触感 ・破損の際に内容物が漏れ出すリスクあり | ー |
コヒーシブシリコン | ・高い粘度のシリコンジェルで自然な触感 ・破損しても内容物が漏れにくく安全性が高い | 若干高い |
生理食塩水 | ・破損しても体内に吸収されるため安全性が高い ・触感がやや不自然でしわや波打ちが生じやすい | 若干安い |
近年では、安全性の高さと自然な触感が評価されているコヒーシブシリコンが主流となっています。従来型のシリコンジェルに比べると若干価格が高くなる傾向がありますが、そのメリットから多くの人に選ばれています。
一方、生理食塩水タイプは、安全性を優先したい方が選択することが多く、比較的価格が抑えられる場合があります。しかし、取り扱いのあるクリニックが限られているため、事前に確認することが重要です。
【値段を左右する豊胸シリコンバッグの種類②】バッグの表面の違い
シリコンバッグの表面には、スムースタイプとテクスチャードタイプの2種類があります。
引用画像:https://aoki-tsuyoshi.com/opinfo/bust/breast_bag
スムースタイプは、表面がつるつるしており、柔らかく自然な触り心地が特徴です。このタイプはダウンタイムが比較的短い一方で、バッグが固くなったり形が変形したりするリスクがあります。そのため、術後には入念なマッサージケアが必要とされます。
テクスチャードタイプは、表面がざらざらしており、触感がやや硬めであることが特徴です。このタイプは術後のマッサージケアが不要で、バッグが硬くなったり変形したりするリスクがほとんどないため、近年人気が高まっています。ただし、スムースタイプに比べると若干価格が高くなる傾向があります。
【値段を左右する豊胸シリコンバッグの種類③】バッグの形の違い
シリコンバッグの形状は、大きく分けてラウンド型とアナトミカル型の2種類に分類されます。
引用画像:https://aoki-tsuyoshi.com/opinfo/bust/breast_bag
ラウンド型は胸全体のボリュームを均等に増やしたい方に適しており、日本国内では特に人気の高い形状です。バストにしっかりとした丸みを加えることで、豊かな印象を与えることができます。
アナトミカル型はデコルテ部分にボリュームがもともとある方や、自然なラインを求める方に選ばれる形状です。このタイプは欧米での人気が高い傾向にあり、よりナチュラルな仕上がりを希望する方に適しています。
アナトミカル型は形状が複雑で手術の難易度も高いため、ラウンド型より手術料が高くなる場合が一般的です。
シリコンバッグ以外の豊胸の値段は?脂肪注入などの豊胸の特徴と値段をご紹介
豊胸手術には、シリコンバッグを使った方法以外に以下の3つの手術法があります。
- ヒアルロン酸豊胸
- 脂肪注入豊胸
- ハイブリッド豊胸
それぞれの特徴や費用について詳しく解説します。
【シリコンバッグ以外の豊胸①】ヒアルロン酸豊胸
ヒアルロン酸豊胸の費用相場は、1ccあたり3000~4000円で、1.5カップ程度のサイズアップを目指す場合、約60万円が目安です。
この方法は、ヒアルロン酸を注入することで胸を大きくする手術法で、メスを使わないのが大きな特徴です。手術時間は30分~1時間程度と短くダウンタイムが少ないため、多忙な方にも適しています。
メリット | デメリット |
---|---|
・注入直後に効果が現れる ・希望の形状やサイズに調整可能 ・ヒアルロン酸は体内成分のため、安全性が高い | ・1~2年で体内に吸収され、元の状態に戻る ・定期的なメンテナンスが必要 ・大幅なサイズアップには不向き |
【シリコンバッグ以外の豊胸②】脂肪注入豊胸
脂肪注入豊胸の費用相場は80万円~120万円です。
この手術法は、自分の体から採取した脂肪を胸に移植する方法で、主に腹部や太ももから脂肪を採取し、特殊な技術で精製後に注入します。
メリット | デメリット |
---|---|
・自分の脂肪を使用するため、アレルギーや拒絶反応のリスクが低い
・自然な感触と見た目が得られる ・ナチュラルな仕上がりを求める方に最適 | ・注入した脂肪の定着率に個人差がある
・再注入が必要な場合がある ・痩せ型の方は採取できる脂肪が少なく、ボリュームアップが難しい |
【シリコンバッグ以外の豊胸③】ハイブリッド豊胸
ハイブリッド豊胸の費用相場は100万円~200万円です。
この手術法は、シリコンバッグと脂肪注入を組み合わせた方法です。シリコンバッグで胸のボリュームを確保しつつ、脂肪注入で形状を整えたり触感を自然に仕上げたりするのが特徴です。
メリット | デメリット |
---|---|
・見た目の自然さとリアリティのある触感を両立
・複合的なアプローチで理想の胸を実現しやすい | ・手術が複雑でダウンタイムがやや長い
|
豊胸手術の平均相場を詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
シリコンバッグ豊胸の値段検討で注意する点は?確認すべき4つのポイントを解説
シリコンバッグ豊胸の値段を検討する際には、単純に手術料を見ればよいわけではありません。
精算時に「予想よりはるかに高額になった」と後悔しないためには、次の4つのポイントに気を付けて値段を検討しましょう。
【シリコンバッグ豊胸値段チェックポイント①】シリコンバッグ代
手術料の中にシリコンバッグの代金が含まれているかを確認することは非常に重要です。
料金表の値段にはシリコンバッグが含まれておらず、別料金になるケースがあります。シリコンバッグは種類や品質によって価格が異なるため、選択によって費用が大きく変動します。
手術費が安価に見えても、シリコンバッグの費用が別途発生することで総額が高くなることもあるため、事前に確認しましょう。
【シリコンバッグ豊胸値段チェックポイント②】麻酔・検査費用
手術には通常、麻酔や術前検査が必要となりますが、それらが手術費用に含まれているかを確認する必要があります。
一部のクリニックでは、これらの費用が別途請求されることがあるため注意が必要です。特に全身麻酔を使用する場合、麻酔代が高額になります。また、術前の血液検査や健康診断も追加料金として請求される場合があるため、すべての費用項目を細かく確認しておくことが大切です。
【シリコンバッグ豊胸値段チェックポイント③】術後のケア用品費用
術後に必要なケア用品や薬が費用に含まれているかも確認しましょう。
シリコンバッグ豊胸手術では、術後のバストをサポートするために専用のバストバンドが必要になることがあります。また、痛み止めや抗生物質などの薬も処方される場合がありますが、これらが手術費用に含まれないケースもあります。
別途購入が必要だと予想外の出費が発生するため、クリニックに事前に確認しましょう。
【シリコンバッグ豊胸値段チェックポイント④】術後の保証
シリコンバッグ豊胸では術後の保証内容を確認することも重要です。
例えば、バッグの破損や位置のずれ、感染症などのトラブルが発生した場合、保証内で再手術や交換が可能かをチェックしましょう。一部のクリニックでは保証が別料金、また術後に再度実費請求となることもあります。
保証期間や保証対象の範囲を明確にしておくことで、術後の予期せぬトラブルにも備えられます。保証の有無は全体的な手術費用にも影響するため慎重に検討しましょう。
シリコンバッグ豊胸を適正な値段で受けるには?クリニックの選び方4選をご紹介
シリコンバッグ豊胸を適正な値段で受けるには、どのようにしてクリニックを選べばよいのかわからない方もいると思います。そこで、クリニックの選び方を4つ紹介します。
【クリニックの選び方①】口コミや評判の良いクリニックを選ぶ
シリコンバッグ豊胸を適正な値段で受けるには、口コミや評判の良いクリニックを選ぶことが大切です。
信頼できるクリニックでは、手術の症例写真が豊富で、ビフォー・アフターがわかりやすく公開されています。特に、自分の理想に近いバストの手術例を確認することで、仕上がりのイメージを具体的に描けます。
また、口コミでスタッフの対応や術後のケアについてもチェックしましょう。実績が豊富なクリニックは手術結果だけでなく、料金の透明性でも安心できる場合が多いです。
【クリニックの選び方②】カウンセリングの充実したクリニックを選ぶ
適正な価格で満足のいくシリコンバッグ豊胸を受けるためには、カウンセリングが充実しているクリニックを選ぶことが重要です。
医師が親身になって相談に応じ、シリコンバッグの種類や手術方法、術後の経過について詳しく説明してくれるかを確認しましょう。また、自分の希望や疑問に対して誠実に答えてくれるかも大切なポイントです。
丁寧なカウンセリングを提供するクリニックは、不明確な請求もなく適正な価格で受けられる可能性が高いです。
【クリニックの選び方③】複数のクリニックを比較する
一つのクリニックだけで決めず、複数のクリニックを比較することも適正価格で受けるためのポイントです。
手術費用だけでなく、シリコンバッグの品質、麻酔費用、術後のケア費用などをトータルで比較しましょう。また、各クリニックの口コミや評判、術後の保証内容も確認することが重要です。
比較することで、料金が適正であるかどうかや、信頼性の高いクリニックを見極めやすくなります。
【クリニックの選び方④】高すぎるだけでなく安すぎる場合も注意する
料金が高すぎるクリニックだけでなく、安すぎるクリニックにも注意が必要です。
高額すぎて明確な説明がない場合は、必要以上に料金が加算されている可能性があります。一方、安価な料金を提示している場合、シリコンバッグの品質が低い、麻酔や術後ケアが不十分といったリスクを伴う可能性があります。
高額すぎる場合はなかなか契約しにくいですが、安いからと言って安易に契約することは避けましょう。
豊胸のおすすめクリニック5選を知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
シリコンバッグ豊胸の値段に関してよくある質問・疑問3選に回答!
最後に、シリコンバッグ豊胸の値段に関してよくある質問に回答します。豊胸の事はなかなか他人に聞きにくいものです。ここで疑問を解消してシリコンバッグ豊胸を検討しましょう。
シリコンバッグ豊胸は長期間効果が持続しますが、永久的ではありません。
一般的に、シリコンバッグは10~15年程度で入れ替えが必要とされています。体内環境やバッグの状態によっては、それより早い段階で交換が必要になることもあります。
入れ替えの際、手術費用や術後ケアの費用が再度発生するため、長期的なコストを考慮しておくことが重要です。
豊胸用のシリコンバッグは大きいから高い、小さくすると安くなるとしているクリニックはほとんどありません。
シリコンバッグ豊胸の値段はシリコンバッグの大きさではなく、中身や表面の質やタイプで値段が変わります。クリニックによって使用するバッグが異なり、さまざまな値段設定がみられます。
シリコンバッグ豊胸を少しでも安く受けたい場合、クリニックが実施しているモニター制度やキャンペーンを活用するのがおすすめです。
モニター制度は、手術後の症例写真提供やアンケート回答などを条件に、通常よりも割引価格で受けられる制度です。また、キャンペーンは季節限定や新規患者向けに実施されることが多く、費用を大幅に抑えられる可能性があります。
ただし、症例写真提供のモニター制度では胸がどの程度写るのかなど、後で後悔しないように事前にきちんと確認しておきましょう。
シリコンバッグ豊胸の値段相場は80万円!シリコンバッグの種類で値段が大きく変わるのでしっかりカウンセリングを受けよう
シリコンバッグ豊胸の値段相場は60万~120万円で、80万円前後のクリニックが多いです。
シリコンバッグ豊胸の値段は大きさではなく、シリコンバッグの種類で値段が大きく変わります。体内に入れるものだけに、値段だけでなく、シリコンバッグの特性・なりたい胸の感じから選ぶ必要があります。
クリニックでしっかりカウンセリングを受けて、適正価格でシリコンバッグ豊胸を受けましょう。コンプレックスのある胸と別れることができますよ。
編集部まとめSUMMARY
シリコンバッグ豊胸手術の値段相場のまとめ
女性にとってバストの悩みは切実ですよね。
シリコンバッグ豊胸は切開を必要とする分、効果も確実で長続きします。
手術費用をしっかり検討して、後悔のない豊胸にしてくださいね。