ほうれい線ヒアルロン酸注入の効果はどのくらい持続する?効果・副作用など詳しく解説

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記事の監修者

Medimee編集部|佐藤

美容医療に関する情報配信に従事。医療脱毛、二重整形、ヒアルロン酸など美容医療に幅広く精通している。全国の美容クリニック100院以上を網羅し、美容情報やクリニックを発信している。

ほうれい線のヒアルロン酸注入とは?施術方法や効果がでる仕組みを解説

ほうれい線のヒアルロン酸注入とは?施術方法や効果がでる仕組みを解説

「ほうれい線のシワを無くしたい」「ヒアルロン酸の効果ってどのくらい持続するの?」

ほうれい線やマリオネットラインなどに深く刻まれたシワは、美容医療で改善するのがおすすめです。なかでもヒアルロン酸注入治療は、切開・縫合などをする必要がなく、注射を打つだけでシワ改善効果を期待できます。

ただ、ヒアルロン酸注入治療の効果は永久的ではないため、どのくらい持続するのか気になるという方もいるでしょう。

そこで本記事ではヒアルロン酸注入によるシワ改善効果はどの程度持続するのか詳しく解説します!

ほうれい線のヒアルロン酸注入は、シワが気になる部分にヒアルロン酸を注入してシワを目立たなくさせる施術です。切開や縫合の必要がなく、注射を打つだけでシワを改善できることから、「シワを改善したいけど切るのは嫌」「手軽にできるシワ改善施術を受けたい」という方から人気があります。施術時間が10〜15分程と短時間で終了するため、日常生活のなかで手軽に挑戦できるのが特徴です。

ヒアルロン酸によるシワ改善施術は、ほうれい線だけでなく口角・眉間や額・目尻・マリオネットライン(唇からあごに向かって伸びるシワ)のシワ改善にも効果的です。加齢による皮膚のたるみや筋力低下によってできたシワは、ヒアルロン酸注入での改善を期待できます。

一方、ヒアルロン酸注入をしても改善をあまり期待できないのは、おでこや眉間にできる表情筋によるシワです。笑った時や顔をしかめた時に一時的にできるシワは、ヒアルロン酸注入ではなくボトックス注射による施術を受けることをおすすめします。

そもそもヒアルロン酸とは?ほうれい線やマリオネットライン改善に効果的

ヒアルロン酸とはもともと人間の体内に存在する「保水・保湿成分」のことです。皮膚や軟部組織、目の角膜などに見られるゼリー状の物質のことを言います。

ヒアルロン酸は1gで6ℓもの水分を保持できる高い保湿力を持つ物質です。加齢によってヒアルロン酸が減少すると、皮膚内の水分を保持できなくなり皮膚を支える力がなくなってしまいます。それが原因でほうれい線やマリオネットラインなどにシワができてしまうのです。

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する物質のため、注入施術をしても時間が経過することで吸収されてしまいます。そのため、施術効果を永久的に得られる訳ではありませんが、その分安全で自然にシワを改善できるのが特徴です。

ほうれい線が気になる部分に3〜4回注射!注入量は0.5〜1ccが一般的

ヒアルロン酸注入によるシワ改善施術では、シワが気になる部分に注射器を使って直接ヒアルロン酸を注入します。注入量は0.5〜1ccが一般的で、シワが気になる部分に沿って3〜4回注射を打ち、少しずつヒアルロン酸を注入します。

施術は注射を打つだけなので痛みを感じることはほとんどありませんが、痛みが苦手な方は麻酔を使用して痛みを緩和することも可能です。

注射が苦手な方はマイクロカニューレを使って痛みを軽減するのがおすすめ

麻酔だけでは不安な方や、3〜4回注射を打つことに抵抗がある方は「マイクロカニューレ」を使った施術を受けるのがおすすめです。

マイクロカニューレとは先端が丸くなったカニューレ(菅)のことで、針先ではなく横から薬剤が出るという特徴があります。マイクロカニューレを使用すれば、通常3〜4回注射を打たなければならないところ、1回の注射で施術を終えることが可能です。

クリニックによって導入しているところもあるので(追加費用かかる可能性あり)、注射が苦手な方はチェックしてみてください。

【マイクロカニューレを使用できるクリニック】
・湘南美容クリニック
・TCB東京中央美容外科
・TAクリニック(別途料金あり)

ヒアルロン酸がほうれい線を改善する仕組みとは?効果が出る仕組みを解説

ヒアルロン酸注入は、シワが気になる部位の真皮部分に直接ヒアルロン酸を注入することで、真皮から肌を持ち上げる仕組みです。

シワが気になる部分に直接働きかけられるため、効果をすぐに実感できるという特徴があります。ただ、注入したヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されていくため、永久的にシワのない状態を保てるわけではありません。

シワのない状態を長く保ちたい場合は、数ヶ月間隔でヒアルロン酸注入を続けることが大切です。

ほうれい線ヒアルロン酸注入の効果持続期間は?効果が出るまでの期間も発表

ヒアルロン酸によるシワ改善効果は永久的ではないとお伝えしましたが、どれほどの期間持続するのか気になるという方は多いでしょう。ヒアルロン酸によるシワ改善施術の効果持続期間は、使用するヒアルロン酸の種類や注入量、年齢やシワの深さなどによって異なります。

ここではヒアルロン酸注入施術の効果持続期間や、効果を感じるまでの時間について詳しく解説します。

術後すぐに効果を実感!ヒアルロン酸はほうれい線をすぐに改善したい方におすすめ

ヒアルロン酸によるシワ改善施術のいいところは、効果をすぐに実感できること。効果を感じるまでの時間には個人差がありますが、早い場合は3日程度、遅くても1週間程経過すると実感できると言われています。

効果の即効性が高い理由は、シワが気になる部分に直接アプローチするから。シワ部分に直接ヒアルロン酸を注入し、真皮部分から肌を持ち上げることでシワを改善します。

術後3日〜1週間程度でシワ改善効果を実感でき、3ヶ月〜2年間程度持続するのが特徴です。

効果持続期間はヒアルロン酸の種類によって異なる?種類別の持続期間を解説

ヒアルロン酸の効果持続期間は短くて3ヶ月程度、長くて2年程度と言われています。この持続期間は使用するヒアルロン酸の種類によって異なります。

具体的には、硬めなものや分子が大きいものは体内に吸収されにくいため持続期間が長く、柔らかいものや分子が小さいものは吸収されやすいため持続期間が短めです。

ここではヒアルロン酸の種類による効果持続期間の違いについて詳しく解説します。

深いシワ向き!硬めなヒアルロン酸の効果持続期間とは?

硬めなヒアルロン酸の効果持続期間は半年〜2年程度が一般的です。

硬いヒアルロン酸や分子の大きいヒアルロン酸は、ほうれい線や額などの深いシワの改善に向いています。特に硬いヒアルロン酸は、シワ改善以外にも鼻を高く見せる整形やこけてしまった頬にハリを出す治療などにも用いられます。

ここでは品川スキンクリニック美容皮フ科で導入されているヒアルロン酸を参考に、施術に適した部位と種類別の効果持続期間を解説します。

種類 施術適応部位 効果持続期間
レスチレン®︎リフト™ リド
(厚生労働省認可)
・深いほうれい線
・額のシワ
・頬
・鼻
・額出し
6〜8ヶ月程度
ジュビダームビスタ®︎ボリューマXC
(厚生労働省認可)
・額のシワ
・あご
・頬
・こめかみ
・額出し
12〜24ヶ月程度
クレヴィエル コントア ・鼻
・あご
12〜15ヶ月程度

参照:品川スキンクリニック美容皮フ科

細かいシワ向き!柔らかいヒアルロン酸の効果持続期間とは?

柔らかいヒアルロン酸の効果持続期間は3ヶ月〜1年半程度が一般的です。

柔らかいヒアルロン酸や分子の小さいヒアルロン酸は、浅いほうれい線のシワや、眉間や目元のシワ、ゴルゴライン(目頭の下から頬に向かって伸びるシワ)やマリオネットラインの改善に適しています。

柔らかいヒアルロン酸の適応部位と種類別効果持続期間もまとめましたので参考にしてみてください。

種類 施術適応部位 効果持続期間
レスチレン®︎リド ・浅いほうれい線
・額のシワ
・目元や眉間のシワ
・唇
・涙袋
・額出し
3〜6ヶ月程度
ジュビダームビスタ®︎ウルトラXC ・ほうれい線
・額のシワ
・目元や眉間のシワ
・ゴルゴライン
・唇
・涙袋
・額出し
9〜12ヶ月程度
ジュビダームビスタ®︎ボリフトXC ・ほうれい線
・額のシワ
・目元のシワ
・マリオネットライン
12〜18ヶ月程度

参照:品川スキンクリニック美容皮フ科

上記で紹介したものはヒアルロン酸の中の一部の種類です。クリニックによっては上記以外の種類を導入しているところもあります。施術部位やシワの深さによっても効果持続期間は異なるので、自分に合ったヒアルロン酸や具体的な持続期間を知りたい方は、クリニックで相談してみてください。

ほうれい線ヒアルロン酸効果を長持ちさせるコツは?5つのポイントを解説

ヒアルロン酸のシワ改善効果が永久的ではありませんが、できるだけ長持ちさせたいと感じる方は多いでしょう。ヒアルロン酸の効果を長持ちさせるためには、以下5つのポイントを押さえるのがおすすめです。

【ヒアルロン酸効果を長持ちさせるコツ】
・硬めなヒアルロン酸を注入する
・高品質なヒアルロン酸を選ぶ
・術後は刺激を与えないよう要注意!
・技術力の高い医師による施術を受ける
・複数回施術を受ける

それぞれ具体的にどのようなことを意識したら良いのか解説しますので、効果を長持ちさせたいという方は参考にしてみてください。

ポイント1:硬めなヒアルロン酸を注入する

できるだけ効果を長持ちさせたいという方は、硬めのヒアルロン酸や分子が大きいヒアルロン酸を注入するのがおすすめです。

硬め・分子が大きめなヒアルロン酸は、柔らかいヒアルロン酸と比べて体内に吸収されにくく、効果が長く持続します。特にほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴラインなどの深いシワを改善したい場合は、硬めのヒアルロン酸を選ぶと効果を感じやすいでしょう。

ただ、施術部位やシワの深さ、皮膚の状態によって適したヒアルロン酸は異なるので、効果を長持ちさせたいことを伝えた上で医師に最適な種類を選んでもらうようにしてください。

ポイント2:高品質なヒアルロン酸を選ぶ

効果をできるだけ長持ちさせるためには、高品質なヒアルロン酸を選ぶことも大切です。

「できるだけ安いものを選びたい」と感じる方もいるかもしれませんが、安すぎるヒアルロン酸は効果が弱く短期間しかシワ改善効果を感じられない場合があります。

高品質なヒアルロン酸を選ぶポイントは、「厚生労働省認可」の薬剤を選ぶこと。厚生労働省認可の薬剤は、安全性・効果・品質などの厳しい審査を経て国から認められているものです。

非認可のものと比べると費用は高くなりますが、その分効果・安全性ともに信頼できます。

ポイント3:術後は刺激を与えないよう要注意!

施術箇所をマッサージしたり強く押したりして刺激を与えてしまうと、ヒアルロン酸が分解され吸収が早くなってしまう可能性があります。吸収が早まると効果の持続期間が短くなってしまうので、術後は施術箇所に刺激を与えないよう注意しましょう。

また、ヒアルロン酸に強い刺激を与えると、形が変形してしまい肌表面に凹凸が出てしまう可能性もあります。綺麗な状態で保つためにも、術後の過ごし方には注意が必要です。

ポイント4:技術力の高い医師による施術を受ける

効果を長持ちさせるためには、技術力の高い医師による施術を受けることも大切です。注入方法や注入量が適切でないと、持続期間が短くなるだけでなく肌トラブルが発生するリスクも高くなります。

副作用やダウンタイムが少ないと言われるヒアルロン酸注入治療ですが、安全かつ効果的な施術を受けるためにも、担当医師の選択は慎重に行いましょう。

ポイント5:複数回施術を受ける

ヒアルロン酸は時間経過とともに体内に吸収されるため、効果を持続させるためには複数回施術を受ける必要があります。1回目の施術後は3〜4ヶ月後に再度施術を受けるのがおすすめです。

2・3回程度加入を行うことで効果の持続期間は徐々に長くなっていくため、再施術を受ける間隔も徐々に長くなっていきます。3・4回程度施術を受けるとしばらくの間は注入が不要になる方が多いようです。ご自分のシワの状態に合わせて、適切な間隔で施術を受けられるよう、医師と相談して通院を続けましょう。(※)

※参照:「当院独自のヒアルロン酸注入法について|水の森美容皮膚科」

ほうれい線のヒアルロン酸注入の費用はどのくらい?種類別の料金相場を発表

ヒアルロン酸注入治療は、施術部位ごとに価格を設定しているクリニックと、1cc分買取で価格設定しているクリニックがあります。ほとんどのクリニックでは1cc買取で設定していますが、ヒアルロン酸の種類によって価格が大きく異なります。

ここでは代表的なヒアルロン酸の種類別料金相場を解説します。クリニック選びの際に参考にしてみてください。

種類 料金相場
ウルトラ 54,700円(税込)
ボルベラ 78,900円(税込)
ボリューマ 72,300円(税込)
ボリフト 67,000円(税込)

※料金相場は5つの美容クリニックの料金から算出。

上記は多くのクリニックで導入されている代表的なヒアルロン酸です。クリニックによっては上記以外の種類を取り扱っているところもあるのでチェックしてみてください。

ほうれい線のヒアルロン酸って安全?気になる副作用やダウンタイムについて解説

ヒアルロン酸注入施術は副作用やダウンタイムがほとんどない施術と言われています。ただ、「絶対に起きない」とは言い切れないため、施術を受ける前にリスクを把握しておくことが大切です。

ここではダウンタイムや副作用について詳しく解説します。術後の正しい過ごし方についても解説しますので、施術を受ける前にチェックしてみてください。

ヒアルロン酸注入はダウンタイムほとんどなし!術後の正しい過ごし方を解説

ヒアルロン酸注入治療は、切開や縫合の必要がなく注射を打つだけの施術なので、ダウンタイムはほとんどありません。稀に赤みや腫れが起こることもありますが、数日から1週間程度で落ち着いていきます。

万が一、1週間以上経過しても症状が落ち着かない場合は、施術を受けたクリニックで診察してもらうようにしましょう。

ダウンタイムがほとんどないヒアルロン酸治療ですが、術後に間違った過ごし方をすると赤みや腫れが強くでる可能性があります。術後にしてはいけない行動は以下の通りです。

【ヒアルロン酸注入後のNG行動】
・長時間の入浴
・飲酒
・激しい運動
・施術部分のマッサージ

術後に長時間の入浴や飲酒、激しい運動などをすると血行がよくなり腫れや内出血が起こりやすくなります。術後1週間程度は、血行が良くなるような行動は控えるようにしましょう。

また、施術部分をマッサージしたり摩擦を加えたりすると、ヒアルロン酸が変形し肌に凹凸ができてしまう可能性があります。ヒアルロン酸に刺激を加えると体内への吸収も早くなってしまうので、術後は施術部分に負担をかけないよう注意してください。

ほうれい線のヒアルロン酸注入は副作用のリスクが低い!稀に起こる症状は?

ヒアルロン酸注入治療は副作用がほとんどありません。稀に以下のような症状が起こる可能性がありますが、1週間ほど経過すると落ち着いていきます。万が一、1週間以上経過しても症状が落ち着かない場合は、すぐに施術を受けたクリニックで診察を受けるようにしましょう。

【ヒアルロン酸注入で起こり得る副作用】
・赤みや腫れ
・痛みや違和感
・肌の色が変わる
・感染症
・アレルギ反応
・内出血
・血管閉塞

※参照:「ヒアルロン酸注入の副作用・失敗・デメリットとは?後悔しない対策方法|表参道メディカルクリニック」

上記で注意しなければならないのは、ヒアルロン酸注入の副作用でもっとも重症と言える「血管閉塞」です。血管閉塞とは、血管にヒアルロン酸を注入してしまうことで、その血管やその血管と繋がっている血管にヒアルロン酸がたまり潰瘍・壊死してしまうことを言います。万が一、血管に注入してしまった場合は、即座にヒアルロン酸を分解するための治療を受けなければなりません。(※)

※参照:「ヒアルロン酸の副作用|はなふさ皮膚科」

この副作用が起こる可能性はほとんどありませんが、腕のない医師による施術を受けると、稀に発生する可能性があります。副作用のリスクを下げるためにも、施術担当医師は慎重に選ぶようにしましょう。

ほうれい線のヒアルロン酸注射は何回打っても大丈夫?効果が薄れてきたらどうするの?

ほうれい線のヒアルロン酸注射は「何回以上打ってはいけない」という決まりはありません。逆に複数回施術を受けることで、効果を長く持続できるようになります。

万が一、効果が薄れてきたと感じた場合は、再度ヒアルロン酸を加入するのがおすすめです。3〜4回程度施術を受けることで、シワのない状態をキープできるようになります。

ヒアルロン酸注入で頑固なほうれい線のシワを解消しましょう

今回はほうれい線やマリオネットラインのシワ改善に効果的なヒアルロン酸注入治療について解説しました。

ほうれい線やマリオネットラインなどに深く刻み込まれたシワは、メイクで隠すことはなかなかできません。美容医療で治療をしたいという方は、切開・縫合の必要がなく、ダウンタイム・副作用が少ないヒアルロン酸注入治療を受けるのがおすすめです。

ヒアルロン酸でのシワ改善の効果は永久的ではありませんが、複数回施術を受けることで数年間シワのない状態を持続できるようになります。自分に合った施術方法やヒアルロン酸の種類が分からないという方は、まずクリニックのカウンセリングで相談してみてください。