骨切りは効果ある?部位それぞれの効果やメリット・デメリットを徹底解説
「今よりもシャープな輪郭になりたい」「しゃくれている顎を何とかしたい」
など、顔の輪郭にコンプレックスを抱いている人には、骨切りがおすすめです。
骨切りは、骨を切ったり削ったりすることで顔に変化をもたらす施術ですが、どのような効果が得られるのか、気になる人もいますよね。
そこで本記事では、骨切りの効果をはじめ、メリット・デメリットなどを詳しく紹介します。クリニックの選び方や施術の流れについてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
骨切りの効果は部位それぞれ!種類別に効果やおすすめの人を紹介
骨切りの施術には、いくつかの種類があり、効果もそれぞれ異なります。ここで、骨切りの種類とそれぞれの施術のポイント、おすすめの人について紹介します。
エラ切り
エラ切りは、下顎角の位置を上に移動させて、フェイスラインの傾きを強めてシャープな輪郭を作る施術です。エラ切りには、「下顎骨外板切除術」と「下顎角形成術」の2つがあります。
Step1:下顎骨外板切除術
下顎骨外板切除術は、顔の外側からではなく、口の中を切開して口腔内から行うため他人から傷痕が見えることがありません。
下顎骨の厚みを減らすことで、正面顔の幅をほっそりとさせます。
Step2:下顎角形成術
下顎角形成術は、横顔を美しく整えるために下顎角と呼ばれるエラの骨を切除する施術です。
施術のポイント
下顎骨外板切除術と下顎角形成術を組み合わせることで、なめらかな美しいフェイスラインに仕上げることができます。
おすすめな人
エラ切りは、以下の人におすすめです。
- エラが張っていて顔が大きく見える人
- 女らしい印象に見られない人
- 顔が四角張っている人
上記に当てはまる人は「エラ切り」を検討してみてください。
オトガイ骨切り
オトガイ骨切りは、顔全体のバランスを大切にしながら、ミリ単位の移動で顎を調節する施術です。横顔に自信が持てるシャープでスッキリした顎が完成します。
オトガイ骨切りには、「水平骨切り術」と「オトガイ骨切り術」の2つがあります。
水平骨切り術
水平骨切り術は、顎先から5ミリ程度の部分と骨切りしたい範囲の上部分にあたる箇所を水平に骨切りし、さらに骨切りした2か所の間の骨を中抜きして上下の骨をチタンプレートでしっかり固定する施術です。
顎が長いため、顔が縦に大きく見られがち…。そんなコンプレックスには顎全体を骨から短くして、顔の長さを短縮できる施術があります。
施術のポイント
顎に対する悩みで最も多いのが、顎の骨が長い・大きいという点です。
オトガイの神経の位置など個人差にもよりますが、最大約10~12ミリ短く、また、下顎骨の厚みによる個人差はありますが、最大約8~10ミリの後退を目的とします。
さらに、骨切り後の段差をなめらかに仕上げるためには、高度な技術を要します。
おすすめな人
水平骨切り術は、以下の人におすすめです。
- 長い顎を短くしたい人
- 面長が気になる人
- 顎を引っ込めたい人
- 他院手術後の段差を修正したい人
上記に当てはまる人は「水平骨切り術」を検討してみてください。
オトガイ骨切り術
オトガイ骨切り術は、下顎骨の長さや大きさを調整して、顎に関する様々な悩みを改善する施術です。
顎の長さを調整する方法の他、出っ張った顎や引っ込んだ顎の調整や、左右差の調整なども可能で、一人ひとりの顎先の状態にあわせて施術計画を立てることにより、理想のラインに近づけます。
施術のポイント
顎の長さが気になる場合は、水平骨切りによって下顎骨の中間部分を3~10 mm程度中抜きして、顎を短くします。
顎が突出している場合(しゃくれている) 場合は、骨切りした下顎骨を後方に移動させて固定し、さらに顎が後退している場合や小さい場合は、骨切りした骨を前方へと移動し、理想の顎のラインに仕上げます。
おすすめな人
オトガイ骨切り術は、以下の人におすすめです。
- 顎が長い人
- 顎がしゃくれている人
- 顎が後退している人
- 顎が小さい人
上記に当てはまる人は、「オトガイ骨切り術」を検討してみてください。
顎Vライン形成
顎Vライン形成は、エラから顎先までのフェイスライン全体を骨切り・骨削りによって調整を行うことで、輪郭の下側全体をほっそりとシャープにさせる施術です。顎Vライン形成には、「垂直骨切り術」と「斜骨切り術頬」の2つがあります。
垂直骨切り術
垂直骨切り術は、顎をシャープに尖ったVラインに形成する施術として人気が高く、美容大国・韓国においては輪郭形成術の中でも希望される患者さんが多くいる施術です。
施術のポイント
顎の骨を垂直骨切りし、その骨片の切除により下顎全体が細くなるため、小顔効果がはっきりと現れます。
水平骨切り術と同時に行うことで、骨切りによる顎幅の減少・左右非対称調整・長さの短縮が可能です。
おすすめな人
垂直骨切り術は、以下の人におすすめです。
- 顎をV字型にしたい人
- 顎の幅を細くしたい人
- 顎が左右対称でなくゆがんでいる人
- 下顎全体を細く小顔にしたい人
上記に当てはまる人は「垂直骨切り術」を検討してみてください。
斜骨切り術
斜骨切り術は、オトガイの下端で、オトガイ部の結節を斜めに骨切りをすることにより、顎の横幅を減少させ、スッとした細い顎に形成する施術です。
下顎骨の形から顎の水平の長さは人それぞれ異なり、ときに下顎角付近まで骨が延びている場合もあります。
施術のポイント
垂直骨切りよりも手術後の腫れが少なく、手術直後の口唇周囲の麻痺感も少ないなど、ダウンタイムが比較的軽い施術といえます。
おすすめな人
斜骨切り術は、以下の人におすすめです。
- 下顎が長くて顔が大きい人
- 小顔効果の高いメニューがいい人
- 顎が左右対称でなくゆがんでいる人
- 顎が大きくて悩んでいる人
上記に当てはまる人は、「斜骨切り術」を検討してみてください。
頬骨骨切り(アーチ・インフラクチャー法)
頬骨骨切りは、出っ張りが気になる頬骨をできるだけ全体的に内側へと移動させる施術です。なだらかな頬のカーブで、自然な卵形の小顔に近づくことができます。
施術のポイント
前方に張り出している部分頬骨を口腔内から切除するのと同時に、耳の前部からも施術して側方に張り出している頬骨弓の骨切りを行い、頬骨を全体的に内方に移動させることによって、卵形の憧れの小顔を手に入れることができます。
おすすめな人
頬骨骨切りは、以下の人におすすめです。
- 頬骨が前方または側方へ張り出している人
- ゴツゴツした顔を治したい人
上記に当てはまる人は、「頬骨骨切り」を検討してみてください。
骨切りのメリット・デメリット!自分に合っているかの判断材料に
骨切りが「自分に合っているかどうか分からない」という人のために、ここで、骨切りのメリット・デメリットについて紹介します。ぜひ参考にして、自分に合っているかどうかの判断材料にしてみてください。
骨切りのメリット3選
まずは、骨切りのメリットから紹介します。骨切りには、以下のメリットがあります。
- 骨格レベルで綺麗になれる
- 半永久的な効果が得られる
- 小顔になれる
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
骨切りのメリット①:骨格レベルで綺麗になれる
骨切り・骨削り手術は、「骨格レベル」で輪郭を整えることができる唯一の方法です。もちろん、注射や糸リフトや脂肪吸引などでもフェイスラインを整えることができますが、骨格レベルでの変化を希望する場合は、骨削り手術が選択肢になります。
骨切りのメリット➁:半永久的な効果が得られる
骨切り・骨削り手術は骨格レベルで施術操作を加えるため、半永久的に効果が持続します。
注射やレーザーと違って、繰り返し受ける必要はなく、1回の施術で確実な変化が得られます。
骨切りのメリット③:小顔になれる
頬骨骨切り・骨削りでは、顔の左右計を2㎝近く短縮するため、確実に小顔効果を実感できます。
骨切りのデメリット3選
次に、骨切りのデメリットについて紹介します。骨切りには、以下のデメリットがあります。
- ダウンタイムがある
- しびれや違和感が残ることがある
- 元に戻すことができない
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
骨切りのデメリット①:ダウンタイムがある
注射あるいは脂肪吸引や糸リフトなどの手術と比べて、骨切り・骨削り手術は術後のダウンタイムが長いため、予めスケジュールの調整が必要です。
チェックポイントCHECK POINT
骨切りのダウンタイムについて
ダウンタイムには個人差があります。術後2~3週間程度は大きな腫れがあり、細かな腫れは半年〜1年程度で収まります。 また、術後数日は鈍痛があります。痛み止めを処方しているクリニックもあるので、痛みが苦手な人は薬を処方してもらいましょう。
骨切りのデメリット➁:しびれや違和感が残ることがある
骨切りは、骨格レベルで施術操作を加えるため、術後しばらくの間、しびれや違和感などの感覚低下が出現します。
術後半年ほどかけて症状が軽快することがほとんどですが、唇周りのしびれや違和感が長引いたり、症状が残ったりする可能性もあります。
骨切りのデメリット③:元に戻すことができない
骨切りは、施術後に元通りに戻すことができません。
そのため、検査やシミュレーションなどを行なって施術による変化が自分の好みに合いそうか、よく検討してから施術を決断する必要があります。
効果がある骨切りでも中には向いていない人も!受けられない人もいるので注意が必要
効果が期待できる骨切りではありますが、全ての人に向いているわけではありません。ここで、骨切りが向いていない人・施術が受けられない人について紹介します。
骨切りが向いていない人
骨切りが向いていない人は、以下に当てはまる人です。
- 顔にメスを入れたくない人
- 通院が難しい人
それぞれについて見ていきましょう。
顔にメスを入れたくない
骨切りは顔にメスを入れて行う施術のため、「顔にメスを入れたくない」という人には向いていません。
通院が難しい
骨切りの術後は、施術部位の状態が安定するまで、定期的に通院する必要があります。定期的な通院が難しい人だと施術部位の経過観察ができないので、不向きです。
受けられない人
骨切りは、妊娠中または授乳中の人は受けることができません。もし施術を受けたい場合は、妊娠後または授乳期間終了後に検討しましょう。
他にもクリニックによっては対象者が異なることもあるので、カウンセリング時に確認しておくことをおすすめします。
骨切りの効果を実感したいならクリニックはとても大事!選び方とおすすめのクリニックを紹介
骨切りを受ける際は、クリニック選びが大事になります。ここで、クリニックの選び方とおすすめのクリニックについて紹介します。
クリニックの選び方①:カウンセリングが丁寧か
施術前に行われるカウンセリングは、術後の仕上がりに大きく関わってくるため、非常に重要です。
患者と医師のイメージが共有できていないと、自分が思っている仕上がりと違ってしまう恐れもあるため、カウンセリングの時間を十分に取ってくれるクリニックを選ぶようにしましょう。
また、リスクやデメリットなどの説明は行わず施術ばかりを進めてくるクリニックも中にはあるので、注意が必要です。
骨切りは顔にメスを入れる施術なので、自分に合っているクリニックであるかどうか、カウンセリングでしっかりと見極めましょう。
クリニックの選び方➁:実績や経験豊富な医師が在籍しているか
骨切りは、実績や経験豊富な医師に施術を担当してもらうことで、リスクを軽減することができます。
実績も経験も浅い医師が担当すると、失敗してしまうことも否めません。
骨切りは大事な顔にメスを入れる施術なので、術後に後悔しないためにも、医師の実績や症例は、カウンセリング前にしっかりと確認しておくことが重要です。
クリニックの選び方③:料金か適正か
美容クリニックは、自由診療なので価格はクリニック側が自由に決めることができます。
施術を受ける側からすると、「安い方が良い」と思いがちですが「安い=良い施術をしてもらえる」とは一概にはいえないため、料金が適正であるかどうかは、さまざまクリニックを比較して検討するのがおすすめです。極端に安い価格を提示しているクリニックは、何かしらの理由があると思っておいた方が良いです。
骨切り施術の流れを詳しく!失敗せず効果を実感するためにも「カウンセリング」は大事
ここで、骨切りの施術の流れを詳しく紹介します。失敗せずに効果を実感するためには、「カウンセリング」がポイントになります。
施術の流れ①:カウンセリング
カウンセリングでは、気になる部位や症状を医師に相談して、一緒に治療方法を決めていきます。失敗しないためにも、治療が適応かどうか、ダウンタイムなどについてもしっかり聞いておくことが大切です。
もちろん、その場で決断はせず、持ち帰って自宅で検討することも可能なので、焦らず慎重に判断しましょう。
施術の流れ➁:CT検査・2ndカウンセリング
クリニックによっては、提携している医療機関でCT検査をします。CT撮影から1週間後経過したのち、再度カウンセリングを受け、撮影した画像を専門医が読影して、具体的なデザインと詳細な見積もりを提示します。
この際に、血液検査や入院時の説明も行われるので、しっかりと聞いておきましょう。
施術の流れ③:麻酔
治療方針や具体的なデザインなどが決まったら、施術を始める前に、麻酔を行います。麻酔は全身麻酔を使用するので、術中の痛みはありません。
クリニックによっては、静脈麻酔・局所麻酔を使用するところもあります。
施術の流れ④:施術
麻酔が効いていることを確認したら、いよいよ施術開始となります。施術時間は選択する施術によって2~6時間と異なります。
施術の流れ➄:アフターケア
術後は、傷口を保護するためにテープや包帯で固定します。2週間程度で包帯除去と抜糸を行いますが、クリニックによってアフターケアの内容は多少異なります。
また、術後は、術後管理のために入院を勧められることもありますし、嘔気などがないことを確認して問題なければ帰宅しても大丈夫と言われることもあります。
骨切りの効果に関するよくある質問
ここで、骨切りの効果に関するよくある質問と回答を紹介します。
骨切りは顔の骨を切る施術なので、術後すぐに口を大きく開けたり咀嚼することは難しく、数日〜3週間は軟らかいものや流動食を食べることになります。
その後は、少しずつ普通の食事に戻します。
骨切りの術後は、1ヶ月ほどむくみがあります。なじんでスッキリ落ち着いてくるまでは、3ヶ月~半年ほどかかります。
術後は1日〜数日の入院が必要な場合が多く、腫れや痛みも強く出るため、退院後に1~2日は仕事を休むことをおすすめします。また、一定期間は力仕事や肉体労働は避けたほうが良いです。
施術の効果は、個人差がありますが、顔の大きな腫れがひいてくる1ヶ月後から実感される人が多いです。
歯科治療中の人は、原則骨切りを行うことはできません。
虫歯や歯周病などの治療がある場合は、感染のリスクがあるので骨切り手術前に歯科治療を行い、口腔ケアをしておきましょう。
効果ありの骨切りでコンプレックスを解消しよう!
骨切りの効果をはじめ、メリットやデメリットについて詳しく紹介しました。
骨切りには、さまざまな種類がありますが、骨を切ったり削ったりすることで、顔の輪郭を変えることができます。
しゃくれた顎を何とかしたい、ゴツゴツした顔を何とかしたい、など顔にコンプレックスを抱いている人は、ぜひ骨切りで悩みを解消しましょう。
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