顔の脂肪吸引の施術のデメリットや副作用・リスクは正しく理解している?

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記事の監修者

看護師|雪さん

美容看護師歴2年。美容クリニックで勤務中。実際に、患者への美容施術やカウンセリングを行っている。患者の肌質によってレーザーのパワーを細かく調節すること、施術間隔のペースの提案、施術の組み合わせ方のアドバイスが得意。

ダイエットをしても、顔の脂肪は簡単には落とせません。そのため、美容クリニックで脂肪吸引の施術を受け、短期間で脂肪を落としたいと考えている方もいるでしょう。

しかし、脂肪吸引では注射器などを使用し、自分の脂肪を抜き取ります。注射器などを使用しない施術よりはデメリットや副作用がありそうですが、実際はどうなのでしょうか?

そこで今回は、顔の脂肪吸引を行う際のデメリットや副作用、リスクなどについて解説します。正しく理解し、納得した上で施術を受けるようにしましょう。

顔を脂肪吸引するデメリット!副作用・痛みは?

顔を脂肪吸引するデメリット!副作用・痛みは?

顔の脂肪吸引だけに限らず、どんな美容施術でもデメリットはあります。ただし、施術の内容によってデメリットは異なるものです。では顔の脂肪吸引の場合は、一体どのようなデメリットがあるのでしょうか?

顔を脂肪吸引するデメリット1:ダウンタイム中に腫れ・内出血・痛み・むくみなどの症状が出る

顔を脂肪吸引するデメリットの一つは、ダウンタイム中に腫れや内出血、痛み、むくみなどの副作用が出る可能性がある点です。ダウンタイムとは、術後からもとの肌に戻るまでの期間のことを指します。顔の脂肪吸引のダウンタイムは長くて2週間程度です。

ダウンタイム中に起こる副作用の症状は個人差があります。たとえば、内出血のみの方もいれば、痛みとむくみの両方の症状が出る方もいるということです。気になる症状が出た場合は、すみやかに施術を受けたクリニックに相談しましょう。

その他、同じ箇所から脂肪を吸引しすぎてしまうと、色素沈着が起こる場合もあります。色素沈着は時間の経過とともに消えることもありますが、時間がかかる場合も少なくありません。ビタミン剤などの服用で改善する可能性があるため、こちらもすぐに医師へ相談しましょう。

また、副作用として「拘縮(こうしゅく)」と呼ばれる症状が出る方もいます。拘縮とは、脂肪吸引を行った箇所が固くなり、動かす際に痛みを伴う症状のことです。この症状は術後すぐではなく、1週間程度経った頃から感じ始めます。数週間から数ヶ月程度で改善されますが、気になる方は早めに医師へ相談しましょう。

顔を脂肪吸引するデメリット2:1回あたりの施術費用がやや高め

顔のみの脂肪吸引であれば、施術費用はそこまで高額にはならないでしょう。しかし、顔以外の部位の脂肪も気になっている場合は、最終的に費用が高くなる可能性があります。なぜなら、顔のみ脂肪吸引をして痩せてしまうと、脂肪が多い他の部位が気になり、追加で脂肪吸引をする場合があるからです。

その場合、全身の脂肪吸引をすることになるため、1回あたりの施術費用は20〜30万円程度になる場合もあります。1回あたり10万円を超える施術は、やはり「高い」と感じる方が多いかもしれません。

しかし、他の方法で全身を痩せようと思うと、方法によっては脂肪吸引より高い費用がかかる場合があります。たとえば痩身エステでは20〜100万円程度、パーソナルジムでは30〜60万円程度かかる場合も少なくありません。

そのため、顔とあわせて全身の脂肪吸引を行う場合、1回あたりの施術費用はやや高めですが、総合的に見ればコスパが良い治療と言えるでしょう。

顔を脂肪吸引するデメリット3:施術時に痛みを感じやすい

顔の脂肪吸引は施術時に痛みを感じやすい点もデメリットの一つです。ただし、施術時の痛みは麻酔を使用すれば緩和できます

顔の脂肪吸引で使用される麻酔は主に、

  • ・局所麻酔
  • ・硬膜外麻酔
  • ・全身麻酔
  • ・静脈麻酔
の4種類です。

顔のみの場合は、局所麻酔や静脈麻酔を利用するケースが多いでしょう。局所麻酔は身体への負担が少ない点がメリットですが、意識があるため針を刺す不安が残ります。

静脈麻酔は意識がほぼなくなるため、針を刺す恐怖は感じません。ただし、術後の副作用としてめまいや吐き気などの症状が出る場合があります。どちらの麻酔を選択するかは医師とよく相談のうえ決定しましょう

顔を脂肪吸引するデメリット4:施術に失敗する可能性も

顔の脂肪吸引を行う際、バッカルファットと呼ばれる頬の内側にある脂肪を除去する方もいます。その場合は、他の施術よりも施術に失敗する可能性があるのです。

頬の内側の脂肪吸引は、加齢によって頬がたるんでいる方には向きません。なぜなら、加齢によるたるみは皮下脂肪の減少によって起こり、さらに脂肪を吸引してしまうと、頬のたるみがひどくなるからです。

ただし、たるみがひどくなるか正しく判断できる医師に依頼すれば、バッカルファットの除去による失敗リスクは減らせます。顔の脂肪を吸引する際は、カウンセリングが丁寧で施術実績が豊富な医師に依頼しましょう。

顔を脂肪吸引するデメリット5:施術部位が凸凹になる場合がある

顔の脂肪吸引を行うと、誰でも術後に施術部位が凹凸になるものです。凹凸はそこまで目立つ物ではなく、マッサージなどを行うことで自然に治癒します。

しかし、医師のミスによって凹凸ができた場合は、デコボコが目立ってしまう場合があるのです。たとえば、脂肪を均等に吸引できていないと、当然肌の表面はデコボコになります。この場合は自然治癒しにくいため、再施術が必要になるケースは少なくありません。

医師のミスによる施術部位の凹凸を防ぐには、先ほどの失敗を防ぐためと同じように、経験が豊富な方に依頼することが重要です。

顔の脂肪吸引は死亡事故のリスクがあるって本当?

顔の脂肪吸引は死亡事故のリスクがあるって本当?

顔の脂肪吸引は死亡事故や麻酔による事故のリスクがあると言われていますが、それは本当なのでしょうか?

死亡事故につながる原因は2つ

顔の脂肪吸引が死亡事故につながると言われる原因には2つあります。
一つは「カニューレ」による死亡事故です。カニューレとは脂肪を吸引する際に使用する細い管のことを指します。

顔の脂肪のみを吸引する場合はほとんど問題ありません。しかし、顔とあわせてなど身体の脂肪を吸引する方は、カニューレが内臓を傷つけ、そのことが原因で死亡するリスクがゼロではないのです。
ただし、正しい知識を持ち、経験も豊富な医師であれば死亡事故は起こらないと考えて良いでしょう。未熟な医師に依頼するとカニューレによる事故が起こる危険性があるため、やはり医師選びは慎重に行うべきです。

二つ目の原因は脂肪閉栓となります。脂肪を吸引する際、血管が傷つくと脂肪成分が流れ込むことがあり、肺に詰まってしまうと死亡する可能性があるのです。この場合も、身体へのリスクを最小限にした施術が可能な医師に依頼すれば、リスクは限りなく低くできます

麻酔による事故もゼロではない

先ほど説明したように、顔の脂肪吸引は施術時の痛みを感じやすい点がデメリットです。基本的には麻酔を使用しますが、この麻酔によって死亡するリスクもあります。

麻酔が身体に対して大きな負担となってしまうと、稀に呼吸が停止する場合があるのです。多くのクリニックは身体に負担を与えないよう、麻酔専門医が在籍して投薬量をチェックします。

しかし、麻酔専門医がいないクリニックで麻酔を使用してしまうと、麻酔による死亡リスクが高まるため注意が必要です。クリニックを選ぶ際は、医師の実績だけでなく麻酔専門医がいるかも必ず確認しましょう。

顔の脂肪吸引のデメリットを解消するための3つのポイント!

顔の脂肪吸引のデメリットを解消するための3つのポイント!

顔の脂肪吸引のデメリットや重大なリスクを知ると、施術を受けることが怖くなってしまう方もいるかもしれません。しかし、デメリットやリスクは事前にポイントを押さえておけば事前に解消できます。そのポイントは次の3点です。

デメリットを解消するポイント1:経験豊富な医師を選ぶ

何度も説明しているように、副作用や死亡事故などのリスクを低くするには、経験・実績が豊富な医師を選ぶことが重要です。

未熟な医師が施術を行うと、均一に脂肪を吸引できなかったり、カニューレ操作を誤ったりするリスクが高まります。

医師の実績は公式サイトなどでチェックが可能です。できる限り実績が多い医師や脂肪吸引で有名な医師を選びましょう。実績・経験が不明な医師には依頼しないことをおすすめします。

デメリットを解消するポイント2:カウンセリングが丁寧なクリニックを

カウンセリングが適当なクリニックで施術を受けると、脂肪を吸引しすぎてしまったり、副作用が強く出てしまったりなどのリスクが高まります。

カウンセリングでは肌の状態や脂肪の量、骨格などをチェックし、最適な治療を見極める必要があるのです。カウンセリングが適当であるほど、誤った判断のもと施術を行ってしまう可能性が高まります。そのため、カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶ必要があるということです。

また、麻酔専門医が在籍しているか、麻酔の管理は徹底されているかもチェックしておくべきポイントです。麻酔はほぼ確実に使用するため、事前に確認して麻酔による死亡事故のリスクをできるだけ低くしましょう。

デメリットを解消するポイント3:ベイザー脂肪吸引を選択する

顔の脂肪吸引は注射器を使用する方法と、カニューレを使用する方法の2種類です。このうち、カニューレを使用する方法は「ベイザー脂肪吸引」と呼ばれます。

注射器を使用する方法は組織へのダメージが少ないぶん、皮膚がたるむ可能性がある点がデメリットです。ベイザー脂肪吸引は痛みや内出血などのダウンタイムがありますが、皮膚の引き締め効果が期待できます。

ダウンタイム中の症状は2週間程度で収まるため、一生続くわけではありません。そのため、皮膚のたるみが心配な場合は、ベイザー脂肪吸引を選ぶこともデメリットを解消するための方法の一つです。

顔の脂肪吸引で後悔した人の体験談と解決策!

顔の脂肪吸引で後悔した人の体験談と解決策!

顔の脂肪吸引をした方の中には、せっかく施術を受けたにもかかわらず、失敗したと感じている方も少なからずいます。

ここからは失敗した方の体験談と解決策をご紹介するので、ぜひ参考にして満足できる施術を目指してください。

・脂肪吸引した部分がデコボコになってしまった。時間が経っても治らない。
ある程度時間が経過しても治らない凹凸は、脂肪が均一に吸引できていないことが原因と考えられます。これは医師の腕が未熟であり、吸引箇所が適切でなかったことに問題があります。脂肪吸引が得意な医師や、実績が豊富な医師を選べば、皮膚の凹凸が治らない失敗を防げるでしょう。

・思ったよりも腫れや痛みが長く続き、日常生活に支障が出てしまった。
ダウンタイムは2週間程度ですが、やはり個人差があります。人によっては長引く可能性もあるため、その点は施術前に頭に入れておきましょう。念のため、術後3〜4週間程度は重要な予定を入れないことをおすすめします。

・せっかく脂肪吸引したのに見た目の変化がない。
脂肪吸引をしても顔のサイズに変化が見られないのは、吸引した脂肪の量が少なすぎたことが原因でしょう。吸引する量が少ないと、実際に脂肪は減っていても見た目の変化はごくわずかです。

カウンセリング時にきちんと希望を伝えきれていないと、このように「変化がない」と言った失敗につながりやすいと言えます。見た目の変化をしっかりと出したいのであれば、どのような状態が希望なのか、どの程度スリムにしたいのかをカウンセリング時にきちんと医師へ伝えましょう。

顔の脂肪吸引はデメリットだけではない!メリットの多い魅力的な施術

顔の脂肪吸引はデメリットだけではない!メリットの多い魅力的な施術

顔の脂肪吸引のデメリットを見ると、「副作用やリスクのほうが多いのでは」と感じる方もいるかもしれません。

もちろん、顔の脂肪吸引はデメリットだけでなくメリットもたくさんあります。主なメリットは以下のとおりです。

  • ・短時間で脂肪の変化を実感できる
  • ・部分的に脂肪を減らせる
  • ・運動や食事制限がいらない
  • ・リバウンドしにくい
  • ・メスを使用した施術より傷跡が残りにくい
  • ・エイジング効果も期待できる

ダイエットによって顔の脂肪を落とす場合、運動や食事制限は必須です。顔の脂肪は落としにくいだけでなく、ダイエットのやり方によってはリバウンドしやすいため簡単ではありません。

その点、脂肪吸引であればすぐに効果を実感でき、運動や食事制限は必要ありません。脂肪そのものを除去するため、ダイエットよりはリバウンドしにくい点もメリットです。

>顔の脂肪吸引のデメリットは、医師選びを慎重に行ったり、カウンセリングが丁寧なクリニックを選んだりすることで解消できます。デメリット以上にメリットが多い施術ですから、顔の脂肪に悩んでいる方はぜひ施術を検討してみてください。

顔の脂肪吸引のデメリット・リスクを正しく知って理想の仕上がりを目指そう

顔の脂肪吸引のデメリット・リスクを正しく知って理想の仕上がりを目指そう

顔の脂肪吸引のデメリットはダウンタイムがあり、腫れなどの副作用が出ることや、皮膚にデコボコができる可能性があるなどです。

重大なリスクとしては死亡事故などがありますが、いずれも解消するためのポイントを知っておくことで防げます

施術後の失敗やトラブルを防ぐために、医師選びやクリニック選びは慎重に行いましょう。安心してお任せできるクリニックを見つけ、顔の脂肪の悩みを解消してください。