顔の脂肪吸引のダウンタイムとは?症状や期間について詳しく解説
「顔の脂肪吸引を受けたいけれどダウンタイムが心配」
「顔の脂肪吸引のダウンタイムはどのくらい続くの?」
顔の脂肪吸引を検討している方の多くが感じているのが「ダウンタイム」についての悩みです。どのような症状が出るのか、どのくらいの期間続くのかなど不安があり、なかなか挑戦できないという方も多いでしょう。
そこで本記事では顔の脂肪吸引のダウンタイム期間・起こり得る症状について詳しく解説します。ダウンタイム期間中の正しい過ごし方も解説しますので、顔の脂肪吸引を検討している方は参考にしてみてください。
顔の脂肪吸引のダウンタイムで起こり得る症状とは?
顔の脂肪吸引のダウンタイムは個人差がありますが、以下のような症状が出る可能性があります。
・痛み
・腫れ
・内出血
・むくみ
・拘縮
顔の脂肪吸引は、耳裏やあご下部分を5mm程度切開し専用のカニューレ(吸引管)を挿入して脂肪を吸引する施術です。
術後には一定期間「痛み・腫れ・内出血・むくみ・拘縮」などの症状が見られることがあります。具体的にどのような症状が現れるのかひとつずつ詳しく解説しますので参考にしてみてください。
ダウンタイムの症状1:痛み
術後は手術で受けたダメージにより「筋肉痛のような痛み」を感じる場合があります。
顔の脂肪吸引は身体の脂肪吸引と比べて採取する脂肪の量が少ないため、強い痛みが出ることはほとんどありません。痛みを感じたとしても術後数日〜1週間程度で落ち着いていくケースがほとんどです。
どうしても痛みに耐えられないという場合は、クリニックで処方される痛み止めや鎮静剤を服用することで調整できます。痛みが苦手な方はカウンセリング時に医師に相談し、対処法を事前に決めておくのがおすすめです。
ダウンタイムの症状2:腫れ
顔の脂肪吸引をすると、患部が腫れてしまうことがあります。これは手術によって起こる炎症が原因で、術後数日〜1週間程度で落ち着いていくのが一般的です。
腫れの症状も腹部や太ももの脂肪吸引と比べるとそこまで大きく現れることはありません。
ダウンタイムの症状3:内出血
人によっては術後に内出血ができる場合もあります。内出血が起こる原因は手術によって毛細血管が傷つくことが挙げられます。内出血も時間経過とともに治っていき術後1〜2週間程度で落ち着きます。
内出血の症状も身体の脂肪吸引と比べてひどくなりにくく、うっすらと現れる程度のためコンシーラーやファンデーションで隠すことが可能です。
ダウンタイムの症状4:むくみ
痛み・腫れ・内出血などの症状が落ち着いた後に、むくみが残る可能性があります。むくみの症状は人から見て分かるほどのものではなく、自分で変化に気づく程度の軽い症状です。
むくみは他の症状より長引きやすく、術後1〜2週間程度続く可能性があります。ただ、マスクやメガネで隠せる程度の症状のため、日常生活に支障が出ることはほとんどありません。
ダウンタイムの症状5:拘縮
顔の脂肪吸引を行うと、拘縮(こうしゅく)と呼ばれる症状が現れることがあります。
拘縮とは、皮膚がデコボコしたりつっぱり感・ひきつれ感が起きたりする症状のことです。顔の脂肪吸引の回復過程で必ずと言っていいほど現れる症状のため、不安に感じることはありません。
術後数週間〜1ヶ月程度続くことがありますが、マッサージをするなどのケアをしつつ落ち着いていくのを待ちましょう。
顔の脂肪吸引のダウンタイムは1〜2週間程度!術後の経過を解説
顔の脂肪吸引のダウンタイムは1〜2週間程度とされています。個人差はあるものの痛み・腫れ・内出血・むくみなどの症状は1〜2週間程度で落ち着くと考えていいでしょう。
ただ、拘縮は術後1ヶ月程度続く可能性もあり、全ての症状が落ち着くまでには3ヶ月程度かかる可能性もあります。
ここでは手術直後から3ヶ月後までの経過を解説しますのでチェックしてみてください。
施術直後〜3日目:痛み・内出血が現れる
手術直後に現れやすい症状は「痛み」です。手術中は麻酔を使用しているため、痛みを感じることはほとんどありません。術後に麻酔が切れると徐々に痛みを感じるようになりますが、クリニックで処方される痛み止めを服用することで調整できます。
また、内出血が術後2・3日程度で現れる可能性があります。ほとんどはコンシーラーやファンデーションで隠せる程度ですが、周りの人に気づかれたくない場合は術後2・3日は仕事や学校をお休みするのがおすすめです。
術後3日目:腫れ・むくみのピーク
術後3日目あたりになると痛みはほとんど落ち着き、腫れやむくみの症状へと変化していきます。腫れやむくみも周りの人から心配されるような大きな症状ではありませんが、マスクやメガネで隠すと安心できるでしょう。
術後7日目:拘縮になる
術後7日目あたりには、患部の皮膚がデコボコしたりつっぱり感・ひきつれ感を感じたりすることがあります。拘縮の症状は回復過程で必ず現れる症状なので、あまり不安に感じないようにしましょう。
拘縮は硬くなっている部分をマッサージすることで回復を早める効果が期待できます。ただ、術後7日目ではまだ患部が完全に落ち着いていない状態なので、あまり強くしすぎないようにマッサージするのがおすすめです。
術後16日目:腫れ・むくみが落ち着く
術後16日程経過すると、腫れやむくみの症状はほとんど落ち着きます。内出血も落ち着くため、普段通りの生活を送れるようになるでしょう。
万が一、手術から2週間程度経っても腫れ・むくみ・内出血が落ち着かない場合は、クリニックに相談するようにしてください。
術後1ヶ月:拘縮が残った状態
手術から1ヶ月程経つとダウンタイムの症状はほとんど落ち着きますが、拘縮がまだ残っている可能性があります。
拘縮は他の症状と比べて長引きやすいので、1ヶ月後に残っていたとしてもあまり心配する必要はありません。
術後3ヶ月:全ての症状が落ち着きスッキリしたフェインラインになる
3ヶ月後にはダウンタイムの症状が全て落ち着き、スッキリしたフェイスラインになれます。人によってダウンタイムの症状・期間は異なりますが、完全に落ち着くまでには3ヶ月程かかると把握しておくことが大切です。
顔の脂肪吸引ダウンタイム期間中の正しい過ごし方を解説!
顔の脂肪吸引のダウンタイムは、身体の脂肪吸引と比べると症状がひどくなることはほとんどありません。ただ、ダウンタイム期間中に間違った過ごし方をしてしまうと、症状が悪化したり治るまでに時間がかかってしまったりすることがあります。
ダウンタイムをできるだけ早く終わらせるためにも、正しい過ごし方を事前に把握しておきましょう。
痛みを感じたら痛み止めを服用する
術後数日間は痛みを感じる可能性があります。痛みを感じた場合はクリニックで処方される痛み止めを服用するようにしましょう。
クリニックによっては、術後3日間の痛みを緩和できる「エクスパレル麻酔」を導入している場合もあります。痛みが苦手な方はカウンセリング時に医師と相談し、痛みの対策方法を決めておくことが大切です。
術後3日間は包帯などで圧迫固定する
顔の脂肪吸引の術後3日間は、包帯などで患部を圧迫固定する必要があります。圧迫固定をする目的は「痛み・内出血・むくみの軽減」です。
手術直後は1日中圧迫固定し、2日後〜1週間後までは自宅にいる時や就寝時に固定します。クリニックによって指定される期間は異なりますが、ダウンタイムの症状を軽減するためにもしっかりと患部を固定するようにしましょう。
入浴・飲酒・激しい運動は2〜3日控える
術後2〜3日間は、入浴・飲酒・激しい運動などの身体が温まる行動を控える必要があります。理由は、身体が温まる行動をすると血行がよくなり、内出血やむくみの症状が悪化してしまう可能性があるからです。
シャワーは当日から可能ですが入浴は数日間は控え、飲酒や激しい運動も控えるようにしましょう。
メイクや洗顔は施術翌日から可能
メイクや洗顔は施術翌日から可能です。患部は圧迫固定をしておく必要があるため、洗顔時は濡れてしまわないよう注意する必要があります。
内出血はコンシーラーやファンデーションで隠せる程度ですが、患部やその周辺に負担をかけるとダウンタイムの症状が悪化してしまうことがあるので、強く擦ったりすることがないよう優しくメイクするように心がけましょう。
顔の脂肪吸引のダウンタイムに関するQ&A
顔の脂肪吸引のダウンタイムについて解説してきましたが、まだ分からないことがあるという方もいるでしょう。ここでは顔の脂肪吸引のダウンタイムに関する以下の質問についてお答えします。
・顔の脂肪吸引の施術中に痛みを感じることはある?
・施術翌日から仕事に行くことはできる?
・顔の脂肪吸引で失敗することはある?
・施術から1ヶ月でフェイスラインはスッキリする?
ひとつずつ詳しく解説しますので、施術を受ける前に不安を解消しておけるようにチェックしてみてください。
顔の脂肪吸引の施術中に痛みを感じることはある?
顔の脂肪吸引の施術中は麻酔を使用するため痛みを感じることはほとんどありません。
使用する麻酔の種類はクリニックによって異なりますが、以下のような種類があります。
・局所麻酔
・静脈麻酔
・全身麻酔
局所麻酔は注射器で麻酔薬を注入し、患部周辺を部分的に鎮静する麻酔です。痛みを感じることはほとんどありませんが、意識はある状態のため手術の動きや音は把握できます。
静脈麻酔と全身麻酔は眠っている間に施術を受けることが可能です。手術自体に不安や恐怖心がある方は、静脈麻酔や全身麻酔を使用した方が安心できるでしょう。
施術翌日から仕事に行くことはできる?
手術翌日は痛みや内出血が現れている状態です。周りの人に気づかれることに抵抗がなければ問題ありませんが、気になる方は術後2〜3日は仕事を休むことをおすすめします。
顔の脂肪吸引で失敗することはある?
顔の脂肪吸引は失敗するリスクがゼロではなく、医師の技量や経験によっては仕上がりに差が出てしまう可能性があります。まれに起こる顔の脂肪吸引の失敗例は以下の通りです。
・皮膚がデコボコする
・患部に色素沈着ができる
・吸引部分の皮膚がたるむ
・吸引菅挿入口の傷跡が目立つ
顔の脂肪吸引は痛み・腫れ・内出血・拘縮などのダウンタイムがあるとお伝えしましたが、ほとんどの症状は1〜2週間程度で落ち着いていきます。拘縮に関しても1〜3ヶ月程度で治る場合がほとんどのため、術後3ヶ月以降も違和感を感じる場合は失敗と考えられます。
万が一、ダウンタイムの症状が3ヶ月以上経っても改善されない場合は、すぐにクリニックに相談して処置してもらうようにしましょう。
施術から1ヶ月でフェイスラインはスッキリする?
施術から1ヶ月後には腫れ・むくみなどが落ち着いているため、フェイスラインに変化が出たことを実感できます。人によっては拘縮の症状が残っている可能性がありますが、3ヶ月程経つとスッキリしたフェイスラインを手に入れられるでしょう。
正しい過ごし方をしてダウンタイムを軽減しましょう!
本記事では顔の脂肪吸引で起こり得るダウンタイムについて解説しました。
顔の脂肪吸引は術後に「痛み・腫れ・内出血・むくみ・拘縮」などの症状を発症することがあります。ただ、ほとんどの症状は1〜2週間程度で落ち着いていきますし、拘縮も1〜3ヶ月程度で治るケースがほとんどです。
顔の脂肪吸引のダウンタイムには個人差があるため、不安を感じる方はクリニックのカウンセリングで相談するようにしてください。
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