鼻にプロテーゼを入れるデメリット!危険な副作用や施術時のリスクはある?

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記事の監修者

看護師|雪さん

美容看護師歴2年。美容クリニックで勤務中。実際に、患者への美容施術やカウンセリングを行っている。患者の肌質によってレーザーのパワーを細かく調節すること、施術間隔のペースの提案、施術の組み合わせ方のアドバイスが得意。

鼻の高さや鼻筋の形などにコンプレックスがある方の中には、美容クリニックにてプロテーゼを入れてみたいと思っている方もいるでしょう。

しかし、鼻にプロテーゼを入れるとなると、メスを使用するだけでなく人工物を鼻に入れることになるため、デメリットやリスクが気になるはずです。

もちろんメリットもたくさんあるはずですが、デメリットのほうが多いということはないのでしょうか?また、危険な副作用が起こるリスクが高いこともないのでしょうか。

そこで今回は鼻にプロテーゼを入れるデメリットや、危険な副作用、施術時のリスクなどについて詳しく解説します。施術に対する不安が強く、なかなかチャレンジできないという方はぜひ参考にしてください。

鼻にプロテーゼを入れるデメリット!副作用・痛みはある?

鼻にプロテーゼを入れるデメリット!副作用・痛みはある?

鼻にプロテーゼを入れると得られるメリットもたくさんありますが、デメリットもいくつかあります。これはプロテーゼの施術に限ったことではなく、どの美容施術にも言えることです。

心から満足する施術を叶えるには、メリットだけでなくデメリットも事前に知っておくことがポイントとなります。「知らなかった…」と術後に後悔しないよう、次の5つのデメリットもあらかじめ理解しておきましょう。

鼻にプロテーゼを入れるデメリット1:ダウンタイムの期間が長く固定が必要

鼻にプロテーゼを入れるには、鼻の部分の皮膚をメスでカットしなければなりません。皮膚に傷ができるということですから、メスを使用しない施術と比較して、ダウンタイムの期間が長くなる点はデメリットです。

ダウンタイムとは、術後から普段の状態に戻るまでの期間のことを指します。鼻へプロテーゼを入れる場合、術後1週間程度はメスを入れた部分に腫れや内出血が起こりやすく、目立ってしまう方がほとんどです。

術後7日ほど経つと抜糸を行い、抜糸後は腫れ・内出血の症状がすぐにおさまっていきます。施術から2週間ほど経つと見た目は普段の皮膚と変わりませんが、鼻に入れたプロテーゼはまだ固定されていません

実はプロテーゼは挿入してすぐに定着するのではなく、約1か月ほどかけて組織を形成して定着するのです。そのため、場合によっては1か月ほど固定が必要なこともあり、固定が不要であっても、鼻を触らないよう意識しなければなりません。

美容施術の中には術後当日から普段どおり生活できるものもあるため、そのような施術と比較すると、やはりダウンタイムが長い点はデメリットと言えるでしょう。

鼻にプロテーゼを入れるデメリット2:術後にプロテーゼの位置がずれる場合がある

プロテーゼは正しい位置に挿入し、術後に強い力を与えなければずれることはほぼありません。しかし、挿入位置が間違っていると、ダウンタイム中の症状が治まったあとにプロテーゼの位置がずれてしまうことがあります。

プロテーゼ挿入の経験が浅く、未熟な医師が施術を行うと、挿入位置を間違うリスクが高くなるため注意が必要です。適切な位置に入れてもらえば術後にずれる可能性は低いため、医師選びによってずれるデメリットは解消できます。

鼻にプロテーゼを入れるデメリット3:数年後に凹凸が目立つ可能性がゼロではない

プロテーゼはシリコンでできており、時間が経つにつれて劣化することはありません。そのため、術後20〜30年程度はキレイな形をキープできますが、シリコンの周りには劣化が起こる可能性があります。

シリコンの周りが劣化によって石灰化すると、皮膚の表面に凹凸ができ、目立ってしまう場合があるのです。目立たない程度であれば良いですが、見た目でわかるほどの凹凸だと再手術が必要になります。

10年程度では劣化は起こりにくく、数十年経ったとしても凹凸が目立つほどの劣化が起きる可能性は低いため、それほど心配する必要はないでしょう。しかし、凹凸が目立つ場合があるという点はデメリットと言えます。

鼻にプロテーゼを入れるデメリット4:皮膚が変色する場合がある

プロテーゼを挿入してから長い年月が経つと、まれに挿入した部分の皮膚が変色する可能性があります。プロテーゼが皮膚の下から組織を圧迫すると、鼻の皮膚が薄くなり、プロテーゼの白い色が浮き出てしまうことがあるのです。また、必要以上に皮膚がテカる場合もあります。

さらに、寒さなどから鼻の皮膚が血流障害を起こすと、うっ血した赤い鼻に見える場合があるのです。プロテーゼを入れるとすぐにこのような症状が出るわけではありませんが、いずれ出る可能性がある点はデメリットかもしれません。

鼻にプロテーゼを入れるデメリット5:術後の副作用がある

鼻にプロテーゼを入れるときは麻酔を使用するため、施術時の痛みはほぼありません。しかし、先ほどお伝えしたようにダウンタイム中には腫れなどの副作用が出る可能性があります。

たとえば、

  • ・腫れ
  • ・内出血
  • ・赤み
  • ・熱感
  • ・まれに痛み
などの症状が副作用として現れる場合があるので、この点もデメリットでしょう。

ただし、腫れや内出血は施術から1〜2週間後が最も強く、その後は徐々におさまっていきます。1か月も経てば症状は消失するため、何か月も続くわけではありません。

鼻にプロテーゼを入れると感染症や異物反応が起こるリスクがあるって本当?

鼻にプロテーゼを入れると感染症や異物反応が起こるリスクがあるって本当?

鼻にプロテーゼを入れると、場合によっては感染症や異物反応が起こるリスクがあります。リスクは高くはないのですが、万が一のときのために、どのような状態になるのかを事前に知っておきましょう。

術後に感染症を起こすと最悪の場合プロテーゼの除去が必要

プロテーゼの挿入のように皮膚をメスで切る施術は、稀に感染症を起こす場合があります。感染症が起こっても、薬ですぐに治療を始めれば比較的早く症状は治まるので効果には影響を与えません。

しかし抗生剤などを使用してもなかなか炎症がおさまらない場合は、一度プロテーゼをとってしまわないと治らない場合もあります。術後の炎症によるプロテーゼの除去と再挿入は、保証がないクリニックでは有料です。

万が一感染症を起こしても、費用の負担なく再施術が受けられるよう、できれば術後のトラブルに対して柔軟に対応する保証をつけてくれるクリニックを選びましょう

異物反応が起こるとプロテーゼが飛び出てくる

先ほどプロテーゼはシリコンで作られていると説明しました。シリコンは体にとって異物ではありますが、害を及ぼす可能性は少ないとされています。

しかし、体質によってはシリコンを挿入したことで異物反応が強く出て、プロテーゼが飛び出てしまう可能性があるのです。飛び出したプローゼは、当然ですが再施術によって正しい位置に戻さないといけません。

異物反応が起こる可能性も多くはありませんが、アレルギー体質の方ほど出やすい傾向にあります。そのため、アレルギー体質の方はカウンセリング時にアレルギー体質であることを医師に伝え、施術を受けても問題がないか確認しましょう。

鼻にプロテーゼを入れるデメリットを解消できる3つのポイントとは

鼻にプロテーゼを入れるデメリットを解消できる3つのポイントとは

鼻にプロテーゼを入れるデメリットを見ると、「デメリットの数が多い」「施術を受けても大丈夫なのか不安に感じる」と思う方もいるでしょう。

しかし、デメリットは方法によっては解消できます。ここからご紹介する鼻にプロテーゼを入れる際のデメリットを解消する3つのポイントを参考にして、メリットの多い施術を目指してください。

デメリットを解消するポイント1:経験豊富な医師を選ぶ

プロテーゼの挿入は施術の経験が少ない医師が行うと、プロテーゼの位置が術後にズレたり、感染症が起こったりするリスクが高まります。

そのため、デメリットを解消するには経験豊富な医師を選ぶことを重視しましょう。医師の実績はクリニックの公式サイトやSNSなどで確認できます。もしわからなければ、カウンセリング時に担当する医師が誰なのかを確認し、どのような実績があるのかも聞いてみましょう。

もしそれでも実績や施術経験がわからなければ、トラブルが起こるリスクが高くなってしまうため、別のクリニックでの施術を検討することをおすすめします。

デメリットを解消するポイント2:カウンセリングが丁寧なクリニックを

カウンセリングではプロテーゼを入れても問題がない肌質・体質であるかを確認します。それだけでなく、プロテーゼのサイズや入れる位置を決定する時間でもあるため、カウンセリングは丁寧に行ってくれるクリニックを選ぶべきです。

カウンセリングの時間が短い、対応が雑、質問に答えてくれない、相談をしても回答がはっきりしないなどの特徴に当てはまるクリニックは避けるべきでしょう。また、異物反応が起こるリスクを減らすために、当てはまる方はカウンセリング時にアレルギー体質であることを伝えることも忘れないでください。

デメリットを解消するポイント3:術後の過ごし方に注意する

鼻へプロテーゼを挿入したあと、医師や看護師から術後の過ごし方について説明を受けるはずです。そのときに伝えられた注意点を守らないと、プロテーゼがずれたり、感染症を起こしたりするリスクが高まります

たとえば、施術当日は止血のために鼻栓をつけることになりますが、医師・看護師が指示する日にちまでは外してはいけません。また、洗顔時に鼻を擦ったり、強く触れたりしないようにとの注意を受けるはずです。

プロテーゼを挿入したあとの鼻はデリケートな状態のため、トラブルを起こさないよう、術後の過ごし方には十分注意しましょう。

鼻にプロテーゼを入れて後悔!失敗談と対策を解説

鼻にプロテーゼを入れて後悔!失敗談と対策を解説

鼻にプロテーゼを挿入した方の中には、失敗したと感じて施術を後悔している方もいます。ここから、鼻にプロテーゼを入れて後悔している方の体験談と対処法を解説しますので、参考にして納得のいく施術にしましょう。

・数ヶ月前に入れたプロテーゼが曲がっており、横から見ると盛り上がっていました。
プロテーゼの挿入位置が骨膜下ではないと、固定されにくいため術後に位置がずれて曲がってしまいます。また、プロテーゼを入れるスペースを作る際、位置が鼻の中心でなかった場合もプロテーゼが曲がる場合があるようです。実績の多い医師であればこのようなトラブルは防げるため、施術を依頼する医師選びを慎重に行うことでトラブルを避けられます。

その他、もとの鼻が曲がっている場合も、術後にプロテーゼが曲がって見えたり、盛り上がって見えたりする原因の一つです。このトラブルも実績豊富な医師であれば防げるため、見極められる知識を持った医師に施術をお願いしましょう。

・プロテーゼを入れた部分が不自然な固さになってしまいました。
固さが不自然と感じるのは、皮膚ではなくシリコンに触れていることが原因です。通常は皮膚の表面に近い部分へプロテーゼを入れることはないため、触れても自然な柔らかさを感じます。

しかし、位置が適切でないとシリコンの質感が強く出てしまうため、正しい位置に挿入できる腕を持つ医師を選ぶようにしましょう。

・昔に入れたプロテーゼが変形しています。
先ほど説明したように、プロテーゼを作っているシリコンは経年劣化を起こしにくい性質を持っています。しかし、シリコンの質が悪いと早い段階で劣化し、プロテーゼが変形することがあるようです。

たとえば施術費用が相場より安すぎる、口コミの評価が低い、院内が不衛生などの特徴に当てはまるクリニックは、質の悪いシリコンを使用している可能性が高いでしょう。数十年後もキレイな鼻の形をキープするために、施術料金は適切であるか、口コミの評価は良いか、院内は清潔感があるかも必ず確認してクリニックを決めてください。

鼻にプロテーゼを入れるとデメリット以上にメリットがある!

鼻にプロテーゼを入れるとデメリット以上にメリットがある!

ここまでのデメリットを見ると、鼻にプロテーゼを入れるとデメリットが起こる可能性が高いのではと不安に思うかもしれません。

しかしデメリットは先ほど説明した方法で解消できるだけでなく、鼻にプロテーゼを入れる施術は本来メリットのほうが多いものなのです。

たとえば、

  • ・鼻が高くなる
  • ・鼻筋が細くなる
  • ・小鼻が小さくなる
  • ・鼻先を長くできる
  • ・鼻先がシャープになる
  • ・団子鼻を解消できる
  • ・自然な仕上がりを目指せる
  • ・術後に通院しなくても良い
  • ・傷口が目立ちにくい
  • ・プロテーゼを除去することが可能
などが鼻へプロテーゼを入れるメリットとなります。

他の鼻の施術では得られないメリットも多いですから、デメリットを必要以上に怖がらず、コンプレックス解消のためにチャレンジしてみる価値がある施術と言えるでしょう。

鼻にプロテーゼを入れるメリット・デメリットは正しく理解!理想の鼻筋を目指そう

鼻にプロテーゼを入れるメリット・デメリットは正しく理解!理想の鼻筋を目指そう

鼻にプロテーゼを入れると、術後に位置がずれる、副作用が起こる、皮膚が変色する可能性があるなどのデメリットが起こる場合があります。

しかし、デメリットは医師選びを慎重に行ったり、カウンセリングが丁寧なクリニックを選んだりすることで解消できるものです。

本来はキレイな鼻筋を得られたり団子鼻を解消できたりとメリットが多い美容施術ですから、メリット・デメリットを正しく理解し、理想の鼻筋を手に入れましょう。

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