バッカルファット除去は失敗するのでおすすめしない？後悔しないポイントを徹底解説

「バッカルファット除去で頬がこけた」「効果がない」と失敗した話を聞くことがあると思います。

バッカルファットとは、頬の内側の皮下脂肪より深い層に位置する脂肪で、これを除去することでブルドッグ顔や老け顔から解放され、シャープで若々しい小顔を目指せます（下図参照）。

しかし、せっかく脂肪を取ったのに失敗すれば意味がないばかりでなくショックです。

本記事では、バッカルファット除去の失敗例やその原因、さらに後悔しないためのポイントを徹底解説します。施術を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

【バッカルファット除去】

引用：https://https://aoki-tsuyoshi.com/opinfo/facelift/buccalfat/

バッカルファット除去の失敗例とは?気になる失敗例とその原因を4つご紹介

まず、バッカルファット除去の4つの失敗例を紹介します。失敗となる原因も解説しているので、参考にしてください。

【バッカルファット除去の失敗例①】頬がこける

バッカルファット除去の失敗例の中でよく挙げられるのが、頬がこけてしまうケースです。これは、施術前の適応診断が不十分だったり、脂肪を過剰に取り過ぎたりしたことが原因です。

もともと脂肪量が少ない人が施術を受けると、頬がこけて老けた印象になることがあります。また、脂肪を取り過ぎると自然な顔の輪郭が失われ、不健康な印象になる可能性があります。

そのため、施術を受ける際には医師が慎重に適応を判断し、取り除く脂肪量を適切に調整することが重要です。

【バッカルファット除去で頬がこけた症例】

引用：https://www.theclinic.jp/column/no214/

【バッカルファット除去の失敗例②】左右差が出る

バッカルファット除去後に左右のバランスが崩れることも失敗例のひとつです。施術では、左右の脂肪量を均等に取り除く必要がありますが、医師の判断ミスによって左右差が生じることがあります。

また、人間の顔はもともと左右非対称なため、施術後にその非対称がより目立つこともめずらしくありません。さらに、ダウンタイム中の腫れや内出血が一時的に左右差を強調することもあります。

術後の腫れや炎症が引いた後にしっかりと経過を確認することが重要です。

【バッカルファット除去で左右差が出た症例】

引用：https://www.theclinic.jp/column/no214/

【バッカルファット除去の失敗例③】たるみがなくならない

せっかくバッカルファット除去を受けたにもかかわらず、目的のたるみ改善に効果が見られないケースもあります。この失敗の原因は、アプローチすべき部分や施術方法が間違っていたことです。

バッカルファットは頬の中央部分に存在します。たるみの原因が皮膚や筋膜の緩み、脂肪の位置が下がったことによる場合、バッカルファット除去だけでは改善が見られません。

加齢による皮膚の弾力低下や構造的な要因がたるみの原因の場合、

• 糸リフトやレーザー治療など別の施術のほうが適切であった
• 別の施術との併用が必要であった

などが起こります。

正確な診断と適切な治療法を受けられるクリニックを選びましょう。

【バッカルファット除去しても効果がなかった症例】

引用：https://aoki-tsuyoshi.com/opinfo/skincare/picolaser/

【バッカルファット除去の失敗例④】ダウンタイムが長い

バッカルファット除去後のダウンタイムが想定以上に長引いた際も、失敗したと感じると思います。

通常、施術後の腫れや内出血が数日から数週間で落ち着きますが、施術の技術不足や術後のケア不足により長引くことがあります。

特に、施術中の操作が荒かったり感染症が発生したりした場合には、回復までにより多くの時間を要することがあります。

信頼できるクリニックで施術を受け、術後の指示を守ることがダウンタイムを短縮するポイントです。

バッカルファット除去で失敗したくない人必見！後悔しないためのポイント3選を解説

失敗せずにバッカルファットを除去するためにはどうすればよいか、3つのポイントを解説します。

【バッカルファット失敗しないポイント①】クリニック選びに特に注意する

バッカルファット除去で失敗しないためには、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。

バッカルファットは頬の内側にある脂肪ですが、顔のたるみが必ずしもバッカルファットとはによるものとは限りません（下図参照）。

【バッカルファットを取るとどうなる？】

引用：https://aoki-tsuyoshi.com/opinfo/facelift/buccalfat/

バッカルファット適応の見極めは非常に難しく、経験の浅い医師による施術では不適切な診断や処置が行われる可能性があります。除去する脂肪の量が適量でなければ、頬こけにつながります。

また、皮下脂肪が原因であるにもかかわらずバッカルファットを除去してしまうことも、頬こけやたるみの原因です。

バッカルファット適応かどうかの判断や、除去する脂肪量を適切に決定できる医師の技術が必要です。

失敗を防ぐためには、実績豊富で評判の良いクリニックを選び、事前にしっかりとカウンセリングを受けるましょう。

【バッカルファット失敗しないポイント②】自分の顔の脂肪を理解する

施術前に自分の顔の脂肪について理解を深めることも、失敗を防ぐ大切なポイントです。何も知らないまま、バッカルファット除去判断を医師の診断だけに頼るのはおすすめしません。

事前に顔の脂肪構造やたるみの原因について知識を持つことで、カウンセリング時に的確な質問や要望を伝えることができます。

自分のたるみやふくらみが皮下脂肪や加齢によるものか、バッカルファットによるものかを理解しておくことで、不要な施術を避けられる可能性も高まります。

自分の顔の脂肪に適した施術内容を確認することが大切です。

【バッカルファット失敗しないポイント③】除去施術後のケアを徹底する

術後のケアを徹底することは、バッカルファット除去の成功に欠かせない要素です。施術後は腫れや内出血が起きやすく、ケアを怠ると回復が遅れたり、炎症を引き起こすリスクが高まります。

術後は医師の指示に従い炎症を抑え、感染予防のための清潔な生活を心がけましょう。また、腫れが完全に引くまでの期間は、激しい運動や刺激を避けることが大切です。

施術後の経過観察も重要で、異常が見られた場合はすぐにクリニックに相談しましょう。

バッカルファット除去で失敗しないクリニックは？後悔しないクリニック選びのポイント3選を解説

バッカルファット除去で失敗しないためにはクリニック選びが重要であることはわかっていただけたと思います。

では、どのようにしてクリニックを選べばよいのでしょうか。後悔しないクリニック選びの3つのポイントを解説します。

【バッカルファットクリニック選び①】バッカルファットの実績が多いクリニックを選ぶ

クリニック選びの最も大切なポイントは、バッカルファット除去の実績の多いクリニックを選ぶことです。バッカルファット適応の見極めには高い技術と経験が求められます

脂肪を適切に取り除けなかったり過剰に除去してしまうと、頬のこけやたるみなどの失敗につながります。

また、バッカルファットにこだわらず、脂肪吸引や糸リフトなど併用施術を提案できるクリニックは、結果に期待できるクリニックです。

公式サイトの症例写真や口コミを参考にし、施術経験が豊富で信頼できるクリニックを選ぶことが成功のカギと言えます。

【バッカルファットクリニック選び②】カウンセリングのしっかりしたクリニックを選ぶ

カウンセリングが丁寧であることも、クリニック選びでは重要です。カウンセリングでは、医師が患者の顔の悩みをしっかり聞き、脂肪の状況からバッカルファット適応の有無を判断しなくてはいけません。

カウンセリングの時点から、しっかり対応してくれるクリニックをおすすめします。また、施術のメリットだけでなく、デメリットやリスクについても正直に話してくれるクリニックは信頼できます。

患者が納得し、安心して施術を受けられるような十分なコミュニケーションが取れるクリニックを選びましょう。

【バッカルファットクリニック選び③】アフターケアの充実したクリニックを選ぶ

バッカルファット除去後のアフターケアが充実しているクリニックを選ぶことも、後悔しないために欠かせません。

術後の経過には個人差があり、腫れや内出血が長引く場合や予期せぬトラブルが起こることもあります。

定期的な経過観察や、万が一のトラブル時に迅速に対応してくれるかどうかを確認することが大切です。また、施術後のケアに関する指導をしっかりしてくれるクリニックは安心感が持てます。

アフターケアの内容について事前にしっかり確認し、万全なサポートを提供するクリニックを選びましょう。

・バッカルファット除去のおすすめクリニックについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

バッカルファット除去と脂肪吸引はどっちが失敗しない?脂肪がバッカルファット適応かの見極めが大切

自分の顔に付いた脂肪を除去するために、バッカルファット除去と脂肪吸引のどちらが失敗しないのか気になるところです。

皮下脂肪の場合は脂肪吸引が向いていたり、たるみのタイプによっては他の施術のほうが良かったりします。

バッカルファット除去がおすすめの人と、おすすめでない人を紹介します。ただし、正確な判断は、きちんとクリニックでしてもらいましょう。

バッカルファット除去がおすすめの人

バッカルファット除去が適しているのは、以下のような特徴を持つ人です。

• マリオネットライン・ほうれい線やが気になる人
• ブルドック顔の人
• 頬がたるんでいる人
• 笑った時に頬の膨らみが気になる人
• 口の中をよく噛んで口内炎になる人

年齢を重ねるにつれバッカルファットが重力の影響で下がり、マリオネットラインやたるみが目立ちやすくなる場合があります。その結果、顔全体が老けた印象を与えやすくなります。

ただし、これらの特徴に当てはまる場合でも、全員が必ず施術の適応になるわけではありません。あくまでも目安であり、個々の顔の骨格や脂肪の分布、肌の状態などによって適切な施術は異なります。

バッカルファット除去がおすすめでない人

以下のような人は、バッカルファット除去が向いていないと考えられます。

• たるみが目立つ人
• 皮下脂肪が多い人
• 極端に痩せている人
• 年齢が高く、肌の弾力が失われている人

たるみが多い人や皮下脂肪が多い人、肌に弾力がない人は、バッカルファット除去ではなく他の施術が適していることが多いです。また、バッカルファット除去と他の施術の併用でなければ効果が得られないこともあります。

極端に痩せている人は、脂肪を取り過ぎると頬がこけて老けた印象を与えるため「脂肪を取る」という施術自体が向いていません。

・バッカルファット除去の効果についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

バッカルファット除去で失敗した！と感じたら修正施術も視野に入れてクリニックに相談しよう

ここでは、失敗した際の修正施術を2つ紹介します。

バッカルファット除去で失敗したと感じても、修正施術が可能なことが多いのでクリニックに相談してみましょう。

【バッカルファット失敗の際の修正①】頬がこけた場合は脂肪注入

バッカルファット除去後に頬がこけてしまった場合、脂肪注入による修正が効果的です。自身の体から採取した脂肪を頬に注入し、失われたボリュームを補います。

脂肪注入は自然な仕上がりを目指せるため、他人から施術に気づかれにくいのがメリットです。また、注入する脂肪量を調整できるため、左右のバランスを整えることもできます。

自分の脂肪を注入するためアレルギーのリスクも少なく、安全性が高い点も魅力です。

【バッカルファット失敗の際の修正②】効果がなかった場合は脂肪吸引

バッカルファット除去後に期待した効果が得られなかった場合、脂肪吸引を受けることで改善が見込めます。

頬の膨らみの原因がバッカルファットではなく、皮下脂肪である場合には、脂肪吸引が適切な施術です。この施術では、余分な皮下脂肪を取り除くことで、顔の輪郭をよりシャープに整えることができます。

特に、頬骨やフェイスライン周りの脂肪が原因で膨らみが目立つ場合には高い効果が期待できます。ただし、脂肪を取り過ぎると不自然になるリスクがあるため、施術を行う医師の技術力が重要です。

・脂肪注入や脂肪吸引についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

バッカルファット除去で失敗したくないならクリニック選びが重要！適切な判断で顔回りの脂肪悩みをなくそう

バッカルファット除去で失敗を防ぐには、クリニック選びが非常に重要です。 バッカルファット除去は、特に医師の適切な診断と技術力が成功のポイントになります。

バッカルファット除去の実績がある信頼できる医師を選びましょう。さらに、術後のアフターケアが充実しているクリニックを選ぶことで、ダウンタイムの負担を軽減し後悔のない結果を得られやすくなります。

バッカルファット除去を成功させて、自然で美しい顔回りを手に入れましょう。