バッカルファットのダウンタイムの期間はどれくらい?副作用はリスクはあるの?
頬のたるみやほうれい線が目立つのが気になっている方の中には、バッカルファット除去の施術を検討している方もいるでしょう。
しかし、バッカルファット除去では不要な脂肪を取り除くため、ダウンタイムの期間が長くなるのではと不安で躊躇している方もいるかもしれません。
そこで今回はバッカルファット除去のダウンタイムの期間や副作用、リスクについて解説します。バッカルファット除去をやってみようか迷っている方はぜひ参考にしてください。
バッカルファットって何?バッカルファット除去の施術についても詳しく解説
バッカルファット除去では、バッカルファットと呼ばれる頬の内側にある脂肪を取り除きます。バッカルファットは筋肉よりも下にあり、現在のヒトには必要がないとされている脂肪です。
頬のたるみは加齢によって筋肉が衰え、脂肪を支えきれなくなることで起こります。そこで脂肪であるバッカルファットを除去すると、筋肉が衰えてもたるみが起こりにくくなるということです。
バッカルファットは加齢により頬のたるみが既に気になっている方だけでなく、予防として20〜30代の方が行っても効果が期待できます。
施術は口の内側から行い、0.5〜5mmほど切開するだけなので、比較的ダウンタイムが短く副作用も軽い点がメリットです。
バッカルファット除去のダウンタイムの期間はどれくらい?
先ほど、バッカルファット除去の施術は比較的ダウンタイムが短いとお伝えしましたが、具体的にはどの程度なのでしょうか?
ダウンタイムが続く時間は個人差があるものの、目立つ腫れなどは施術後3〜7日程度続き、1か月程度経つころには腫れは引きます。その他のダウンタイムは1〜3か月程度で治まるでしょう。
最大3か月と聞くと長いと感じるかもしれませんが、術後1週間程度で普段と同じような生活が送れるようになります。
3か月経つまで目立つ腫れが残ったり、生活が不便な状態が続いたりするわけではないため、比較的ダウンタイムが短いと言えるのです。
バッカルファット除去のダウンタイム中に出やすい副作用は?
先ほど副作用については腫れが出るとお伝えしましたが、その他にはどのような症状があるのでしょうか?バッカルファット除去のダウンタイム中に出やすい副作用は次の5つです。
バッカルファットの副作用1:切開した部分が腫れる
バッカルファット除去を行うと、口の内側が親知らずを抜いたときのように腫れる場合があります。腫れのピークは術後または翌日まで、翌日から1週間程度まで続くのが一般的です。
場合によっては、頬から側頭部にかけて強い腫れが出ることもあります。これは施術の際に血管を傷つけてしまい、「血腫」ができたことが原因です。強い腫れが出て不安になるかもしれませんが、血腫が原因でも2週間程度で腫れは治まります。
バッカルファットの副作用2:肌のハリが低下したように感じる
肌質によっては、バッカルファットを除去すると以前より肌のハリが低下したように感じる場合があるかもしれません。
バッカルファット除去により脂肪がなくなると、皮膚は脂肪が減った状態にあわせて縮んでいきます。しかし、なくなった脂肪の量が多いと、皮膚が縮んでもハリ不足が治らない場合もあるようです。
術後1〜3か程度経つと気にならない程度になる場合が多いですが、いちじるしくハリが低下したまま治らない場合は、一度施術を受けたクリニックに相談してみましょう。
バッカルファットの副作用3:内出血が起こる場合がある
バッカルファットを除去したことにより、内出血が起こる方もいます。内出血も1〜2週間程度で治まる方がほとんどです。
バッカルファットの副作用4:頬がこけて見える方も
もともと頬がこけている方がバッカルファット除去を行うと、脂肪がなくなったことでさらにこけて見えてしまう場合があります。
通常は頬がさらにこけて見えないよう、除去する脂肪の量を医師が調整してくれるため、そこまで激しくこけて見えることは稀でしょう。
しかし、多少はこけて見える可能性はあるため、もともと頬がこけているのが悩みの方は、別の施術にて頬のたるみを改善したほうが良いかもしれません。
バッカルファットの副作用5:口の中に傷ができ痛みを感じる場合もあり
バッカルファット除去では、範囲は小さいですが口の中を切開します。口の中に傷ができるということなので、人によっては術後に痛みを感じる場合もあるでしょう。
個人差がありますが、痛みが出た場合は数日ほど続きます。痛み止めを処方してくれるクリニックもあるため、痛みが不安な方はカウンセリング時に相談しておきましょう。
バッカルファット除去のダウンタイムに起こる重大なリスクはある?
ここまででご紹介した副作用は比較的軽く、バッカルファット除去以外の施術でも起こる可能性のある症状です。
ここからはダウンタイム中に起こる可能性のある、重大な副作用のリスクについて説明します。起こる可能性は稀ですが、万が一のときのために事前に知っておきましょう。
ダウンタイム中に感染症を起こすリスクがある
施術時に切開した部分から細菌が入ってしまうと感染症を起こす場合があります。基本的には起こりにくいですが、血腫ができると感染症を起こしやすいようです。
もし施術後に赤みを伴った腫れや白い海が出た場合は、感染症を起こしている可能性が高いと言えます。その場合はすぐに施術を受けたクリニックに相談してください。
ごく稀に顔面神経障害が起こるリスクも
頻度としてはごく稀ですが、一時的に顔面神経障害が起こる場合もあります。顔面の神経を損傷すると、顔が動かしにくくなる、表情が不自然になるなどの症状が出るかもしれません。しかし一時的であるため、数ヶ月程度で改善する場合がほとんどです。
耳下腺管損傷のリスクもゼロではない
もう一つ稀な副作用として耳下腺管損傷があります。こちらも基本的には起こらない副作用ですが、施術を行う医師の腕が低いと起こるリスクが高まるでしょう。耳下腺管損傷が起こると唾液が溜まってしまいますが、数ヶ月で改善します。
バッカルファット除去のダウンタイム中の重大なリスクを減らす3つのポイント
バッカルファット除去のダウンタイム中の重大なリスクは、いずれも時間が経てば症状は治まります。とはいえ、起こるリスクはできる限り低くしたいはずですから、リスクを減らすためのポイントを3つご紹介しましょう。
リスクを減らすポイント1:施術実績の多い医師を選ぶ
施術の経験が低いと顔面神経や耳下腺管を損傷するリスクが高まります。その他にも思ったような仕上がりにならなかったり、頬がこけて見える、皮膚がかなりたるむなどのトラブルが出るリスクまで高まってしまうのです。
重大な副作用のリスクを低くし、満足できる仕上がりを目指すには、必ず施術実績の多い医師を選びましょう。
医師の実績はクリニックの公式サイトで確認できる場合が多いですが、記載されていない場合はカウンセリング時に質問しておいてください。
リスクを減らすポイント2:カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶ
カウンセリングが適当なクリニックでは、最適な注入量を見極めきれません。また、希望の仕上がりについてもしっかりと理解してもらえない可能性もあるでしょう。
重大な副作用もカウンセリングが適当であるほど、起こるリスクは高まります。いくつかのクリニックでカウンセリングを受け、最も丁寧だと感じるところで契約すると、さまざまなトラブルが起こるリスクを少なくできるでしょう。
リスクを減らすポイント3:傷口に菌をつけないよう注意する
バッカルファット除去後の感染症を防ぐには、傷口に細菌などがつかないよう配慮することも重要です。きちんと歯磨きをする、汚れた手で傷口を触らないなどに注意しましょう。
また、施術時に細菌がつかないようにするには、衛生的なクリニックを選ぶようにしてください。カウンセリング時には院内の清潔感にも注目しましょう。
バッカルファット除去のダウンタイム中の注意点!副作用を抑えよう
バッカルファットのダウンタイム中に注意すべき点は以下の3つです。しっかり守って副作用を抑えましょう。
外出時はマスクを着用する
バッカルファット後の副作用による腫れが目立つ場合は、外出時にマスクを着用することをおすすめします。マスクをしないと細菌が侵入するというわけではありませんが、腫れが目立つと周りの人が心配するかもしれません。マスクをしておいたほうが過ごしやすいため、着用が推奨されています。
飲酒・刺激物の摂取は避ける
飲酒や刺激物を摂取すると、腫れや内出血が治まりにくくなります。副作用を長引かせないために、施術後1週間程度はお酒を飲んだり、辛いものなどを食べたりするのは控えましょう。
長時間の入浴・サウナ・岩盤浴は控える
長時間の入浴やサウナ・岩盤浴の利用などは血行を良くしてしまい、腫れなどの副作用の症状を強めてしまいます。激しい運動についても同様です。
バッカルファットの施術を受けたら1週間程度はシャワーで済ませ、サウナ・岩盤浴・激しい運動は控えることをおすすめします。
患部を冷やすことを忘れない
術後、腫れだけでなく熱感も伴っている場合は、患部を冷やすことも忘れないようにしましょう。氷水や冷蔵庫で冷やしたタオル、保冷剤を包んだタオルで患部を5〜10分ほど冷やすと、徐々に熱感が治まってくるはずです。
強いマッサージもやめておく
強いマッサージについては1か月ほど控えたほうが良いでしょう。傷口が開いたり、腫れが悪化したりする可能性があるため、施術部位を強く押さえるなどもしないようにしてください。
バッカルファット除去のダウンタイムの体験談!症状がひどかった方はいる?
バッカルファット除去をやってみたいと考えている方の中には、実際に施術を受けた方がどのようにダウンタイムを過ごしたか知りたい方もいるでしょう。ここからは実際にバッカルファット除去を行った方の体験談をご紹介します。
・目が覚めてしまうほどの痛みを感じました。
術後からじわじわと痛みを感じ、寝るころには目が覚めるような痛みを感じた方がいました。事前に調べたところ、そこまで痛いものだとわからなかったのでつらかったようです。ただしこの方は痛み止めを服用していないようでした。痛み止めを飲めばある程度は痛みを抑えられるため、やはり薬は処方してもらったほうが良いでしょう。
・ホラーと感じるほど頬がコケて脂肪注入をしました。
ダウンタイムを過ぎても頬のひどいコケが治らず、脂肪を反対に注入した方もいました。バッカルファット除去の費用がムダになるだけでなく、脂肪注入の費用まで支払わないといけなくなると、かなりの誤算でしょう。頬がもともとコケている方は施術を控えるか、医師とよく相談のうえ施術を行うことをおすすめします。
・施術から10日経っても内出血と腫れが治りませんでした。
通常は1週間程度で治まる内出血や腫れですが、中には10日経っても続いている方もいました。ダウンタイムの期間は個人差がある証拠と言える体験談ですね。施術を受ける方は、ダウンタイムが1週間以上続く可能性も視野に入れておくべきだとわかる体験談です。
バッカルファット除去はダウンタイムはあってもメリットの多い施術
バッカルファット除去のダウンタイムを知ると、施術を受けることに不安を感じてしまった方もいるかもしれません。しかし、バッカルファット除去は本来、ダウンタイム以上にメリットがある施術です。
たとえば、
- リフトアップ効果
- フェイスラインを整える効果
- 将来のたるみ予防
- シワやたるみの改善
- ブルドック顔の改善
- 小顔効果
- 将来のたるみ予防
- 顔のむくみの予防
いずれも、スキンケアではすぐに得ることが難しい効果です。顔のたるみを今すぐになんとかしたい、将来たるみに悩むリスクを減らしたいと思う方は、バッカルファット除去の施術を検討してみても良いでしょう。
バッカルファットのダウンタイムは過ごし方次第で短くできる
バッカルファット除去を行うと、ダウンタイム中に腫れや痛み、内出血などさまざまな副作用が出るリスクがあります。
中には神経の損傷や感染症など重大な副作用もありますが、クリニック選びを慎重に行い、ダウンタイム中の過ごし方に注意すればリスクは下げられるものです。
ダウンタイムを乗り越えれば、顔のたるみが解消でき、今よりもすっきりした印象に見えるようになります。気になる方はぜひ一度クリニックでカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
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