目頭切開をすると傷跡が残る?傷跡が残った時の治し方や残さないためにできることを紹介!
目頭切開をすると傷跡が残る?傷跡が残った時の治し方や残さないためにできることを紹介!
「今よりも目を大きくさせたい」
「離れ目の改善をしたい」
など、目の悩みを抱えている方には目頭切開がおすすめです。目頭切開は、目頭から上まぶたにかぶさる皮膚を切開することで目の横幅を広げる施術ですが、気になるのは傷跡ですよね。
そこで本記事では、目頭切開の傷跡について詳しく紹介します。傷跡が残った時の治し方や残さないためにできることについてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
目頭切開後の傷跡にはどんな特徴があるの?施術後の傷跡経過も解説
目頭切開の傷跡にはどのような特徴があるのかについて、まずは紹介します。目頭切開には、以下の傷跡があります。
- 赤く腫れる
- うっすらと線が残る
- 白い点ができる
目頭切開の傷跡の特徴
目頭切開の傷跡の特徴①:赤く腫れる
目頭切開を「Z形成」や「W形成」の術式で行うと、どうしても傷跡が残りやすくなります。Z形成やW形成によって傷跡となる理由は、切開する位置やメスの入れ方によって影響を受けるからです。
傷跡以外にも、目頭がミミズ腫れやケロイドのように赤く腫れることもあります。これらの症状は、術後間もないころに見られ、時間の経過とともに落ち着くことがほとんどです。
ただし、月日が経っても赤く腫れた状態が続くケースもあるので、もともとケロイド体質の方や肌の色が白い方は、事前に医師に相談しておきましょう。
目頭切開の傷跡の特徴➁:うっすらと線が残る
手術部位に細かな線として傷跡が残ることがあります。 多くの場合このような傷跡は時間とともに目立たなくなります。また、術後半年ほど経過すると、傷跡は大きく薄れ、日常生活で気にならなくなることが多いです。
目頭切開の傷跡の特徴③:白い点ができる
目頭切開を受けた後に、目頭に白い点ができるケースもあります。これは、切開された皮膚が再生し、時間の経過とともに色が変わって傷跡が白くなる「成熟瘢痕(せいじゅくはんこん)」、または皮膚の組織が破壊されることによって生じるポツポツとした見た目の「稗粒腫(はいりゅうしゅ)」の可能性があります。
成熟瘢痕は、完全に皮膚が治癒しているため、現状よりも見た目が良くなることはほとんどありません。長い年月を経て白さが和らぐことはありますが、火傷の跡や外傷性の傷跡と同じように永久的にみられます。
稗粒腫は、目頭切開後に現れることがあり、大きさは目立たないものから、ニキビのように目立つものまでさまざまです。
術後~3ヶ月後の傷跡の経過
目頭切開の傷跡の経過を術後~3ヶ月後の経過として以下にまとめました。
経過 | 傷跡の状態 |
---|---|
術後 | 目頭切開では、目頭を切開した後縫合をします。そのため、施術直後は縫合した糸によって傷跡が目立つ状態となっていますいるでしょう。 |
術後1週間程度 | 基本的に、目頭切開では術後1週間程度で抜糸を行います。抜糸が終われば、傷跡も徐々に目立ちにくくなるので、メイクをすれば他人からバレることはほとんどないです。 |
2週間~半年程度 | 傷跡の治りの早さには個人差がありますが、早い方であれば術後2週間~1か月程度で分からなくなります。しかし、傷の治りが遅い方の場合は、半年程度かかることもあります。 |
目頭切開の傷跡はいつ消える?傷跡が残った時に治す方法とは
「目頭切開の傷跡はいつ消えるの?」と、きになりますよね。ここで、目頭切開の傷跡がいつ消えるのかについて紹介します。また、傷跡が残った時に治す方法についてもまとめているので、チェックしてみてください。
目頭切開の傷跡は3ヶ月程度で分からなくなる
目頭切開の傷跡は、抜糸後から徐々に目立ちにくくなり、3ヶ月程度でほとんど分からなくなります。手術から抜糸までは、創部の保護と色素沈着を予防するために、保護テープを貼って過ごしましょう。
目頭切開の傷跡が残った時に治す方法
目頭切開の傷跡が残った時に治す方法には、以下の4つがあります。
- 再施術をする
- 修正施術する
- フラクショナルレーザーで修正する
- ステロイド注射で修正する
目頭切開の傷跡が残った時に治す方法①:再施術する
目頭切開後の傷跡を完全に無くすことは不可能ですが、目立たなくするために、再度切開して縫い直す方法があります。「1度治療を受けたクリニックでの再施術は不安」と思う方は、修正施術を受けてくれる別のクリニックを探すことをおすすめします。
目頭切開の傷跡が残った時に治す方法➁:修正施術する
目頭切開で傷跡が残ってしまった場合は、修正施術を受けることで傷跡の修正が可能です。ただし、何度も目元へ刺激を与えてしまい負担がかかるため、修正を検討している場合は、術後半年程度は様子をみましょう。
目頭切開の傷跡が残った時に治す方法③:フラクショナルレーザーで修正する
目頭切開で傷跡が残ってしまった場合は、傷跡にフラクショナルレーザーを当てて、傷跡を目立たなくする方法もあります。とくに、盛り上がったような傷跡が残っている場合に効果が期待できます。ただし、フラクショナルレーザーを受けることができるのは、目頭切開の術後3カ月以降です。適切なレーザーの種類や強さなどは人によって異なるので、医師に相談してみましょう。
目頭切開の傷跡が残った時に治す方法④:ステロイド注射で修正する
目頭切開で傷跡が残ってしまった場合は、ステロイド注射を打って、盛り上がっている傷を目立たなくさせることができますが、効果が見られるまで、皮膚の状態によっては、ひと月に1回程度の治療を受けなければいけない人もいます。また、副作用で皮膚や傷がへこんでしまうケースがあるので注意が必要です。
目頭切開の傷跡が消えない!?一定期間以上傷跡が残ったり長引いたりする理由
目頭切開の傷跡が消えないなど、一定期間以上傷跡が残ったり、長引いたりする理由についてここで紹介します。一定期間以上傷跡が残ったり、長引いたりする理由には、以下の2つが原因であると考えられます。
- 体質的な問題
- 医師の技術不足による問題
一定期間以上傷跡が残ったり長引いたりする理由①:体質的な問題
目頭切開後には、どのような方でも傷跡はできるものですが、不健康な生活を送っている方や生活習慣病を抱えている方、強い炎症反応がある方は、体質的な問題で傷跡が残りやすいです。また、傷が治る際に色素細胞が刺激されることにより、メラニン色素の産生が増えて色素沈着が起こり、傷跡が目立つことがあります。これは、加齢に伴う新陳代謝の低下で、沈着した色素の吸収が遅くなり、傷跡がいつまでも残ってしまうのです。不安がある方は、カウンセリングで医師に相談してみましょう。
一定期間以上傷跡が残ったり長引いたりする理由➁:医師の技術による問題
目頭切開は、医師の技術力が多く関わってくる施術のため、未熟な医師が施術を行うことで目頭を開き過ぎたり、縫合の仕方に違和感を感じたりするケースがあります。このような状況を避けるためにも、施術を受ける前に、目頭切開の実績や医師の経歴などをしっかりと確認しましょう。
目頭切開の傷跡を残さないためにできること9選!できるだけ守ってみよう
ここで、目頭切開の傷跡を残さないためにできることを紹介します。目頭切開の傷跡を残さないためにできることは、以下の9つです。
- 処方された軟膏を塗る
- しっかりと休養を取る
- 傷口を触らないようにする
- 傷跡が残りにくい方法を選んでみる
- 目頭切開が得意な医師を選んでみる
- アレルギー対策をしておいてみる
- 施術の回数をできるだけ減らしてみる
- 健康的な生活を送る
- 紫外線対策をする
目頭切開の傷跡を残さないためにできること①:処方された軟膏を塗る
目頭切開後は、傷の回復を早めるために処方された軟膏を塗りましょう。ただし、軟膏を塗る際は、必ず清潔な手や綿棒で軟膏を塗ることが大切です。傷口に菌が入れば化膿し、傷跡が残りやすくなります。また、赤みや腫れが長引く原因にもなるので、常に清潔を保ちましょう。
目頭切開の傷跡を残さないためにできること➁:しっかりと休養を取る
目頭切開後の傷口を早く回復させるためにも、充分な休養は必要です。ストレスや疲労が溜まると傷口の回復が遅れ、傷跡として残りやすくなります。また、横になる際は、心臓よりも目元を高くしておくとむくみや腫れが軽減されるので、眠る際は枕を高くして寝ましょう。
目頭切開の傷跡を残さないためにできること③:傷口を触らないようにする
目頭切開後には、傷跡が治っていく過程で痒みや違和感を感じることがありますが、術後は施術箇所を触ったり、擦ったりしないようにしましょう。施術個所を不必要に触ると傷口の回復が遅れたり、爪で引っ搔いてしまって傷跡が悪化したりする可能性があります。目頭切開は傷が開きやすいので、鼻をつまむなど施術個所に負担のかかる行為も控えるようにしましょう。
目頭切開の傷跡を残さないためにできること④:傷跡が残りにくい方法を選んでみる
目頭切開の傷跡を残さないためにも、傷跡が残りにくい方法を選んでみるのも一つの方法です。傷跡を残しにくい施術方法には、皮膚の切開や縫合に細心の注意を払い、目立たない部分で切開を行う技術があります。さまざまな施術方法があるので、自分にあった術式を選んでみましょう。
目頭切開の傷跡を残さないためにできること➄:目頭切開が得意な医師を選んでみる
目頭切開の傷跡が残ってしまう原因には、「医師の技術不足」もあるので、できるだけ傷跡を残したくないという方は、目頭切開の経験が豊富な医師を選ぶようにしましょう。信頼できる医師を探すためには、医師の実績やこれまで実際に施術を受けた方の口コミを確認するのがおすすめです。
目頭切開の傷跡を残さないためにできること⑥:アレルギー対策をしておいてみる
アレルギーがある方の場合、目頭切開術後の傷跡が残ってしまうことがあります。そのため、心配な方は事前にアレルギーの検査を受けておきましょう。施術前から薬を飲んで対策を行っておくこともおすすめです。
目頭切開の傷跡を残さないためにできること➆:施術の回数をできるだけ減らしてみる
何度も目元の手術を行うと、傷跡が残りやすくなってしまいます。そのため、できるだけ目元の整形手術は回数を減らしましょう。
目頭切開の傷跡を残さないためにできること⑧:健康的な生活を送る
目頭切開後の傷口の回復を早めるためには、しっかり栄養を補給し、睡眠をとることが重要です。健康的な生活は傷口の回復を早めます。例えば、施術後の喫煙は傷口の回復を遅くするだけでなく、感染などのリスクも高めるためなるべく避けましょう。どうしても禁煙できない方でも、最低でも1〜2週間は禁煙した方が体のためです。また、必要な栄養を十分に摂取するのも傷跡の回復を早めます。栄養不足の場合、傷の治りに時間がかかってしまうので、ダイエットなどで過度な食事制限などを行っている場合は気をつけましょう。
目頭切開の傷跡を残さないためにできること➈:紫外線対策をする
目頭切開後に紫外線を受けすぎると、傷口が色素沈着してしまう可能性があります。抜糸後に保護テープを外しても、施術後しばらくは紫外線対策をしましょう。
目頭切開の傷跡を目立ちにくくするコツは3つ!簡単にできる方法で目立ちにくくしよう
ここで、目頭切開の傷跡を目立ちにくくするコツについて紹介します。目頭切開の傷跡を目立ちにくくするコツには、以下の3つがあります。
- 眼鏡をかけて隠す
- 髪型で隠す
- メイクで隠す
目頭切開の傷跡を目立ちにくくするコツ①:眼鏡をかけて隠す
目頭切開の傷跡を隠すために眼鏡を使ってみましょう。眼鏡をかければ、ふちの部分で傷跡を隠すことができます。普段から眼鏡をかけずに生活している方の場合、周囲の目は眼鏡に行きがちなので、傷跡をあまり見られなくて済みます。とくに印象の強い眼鏡をかければ、違和感なく傷跡を隠すことが可能です。
目頭切開の傷跡を目立ちにくくするコツ➁:髪型で隠す
目頭切開の傷跡を目立たなくさせるために、髪の毛で隠すという方法もあります。前髪を少し長めにして下ろしておけば、傷跡を目立たなくすることができますし、隠すのと併せてイメージチェンジをすることで、ダウンタイム中に顔の雰囲気が変わっていたとしても、違和感を軽減することができ、一石二鳥です。
目頭切開の傷跡を目立ちにくくするコツ③:メイクで隠す
目頭切開の術後すぐの時期は、アイメイクを行うことができないため、メイクで傷跡を隠すのは難しいですが、抜糸が終われば普段通りメイクをすることができます。傷跡が少し残ったとしても、クリームやファンデーションで隠して目立たなくすることができるので、抜糸後はメイクで隠すようにしましょう。
目頭切開の傷跡とともに気になるダウンタイム・副作用は?期間や症状を解説
ここで、目頭切開のダウンタイムについて紹介します。
ダウンタイムの期間は3ヶ月程度
目頭切開のダウンタイムは3ヶ月ほどです。術式によってダウンタイムの長さは多少異なりますが、短ければ1~2か月でノーメイクでも分からないくらいになるケースがある一方、半年程度かけてなじむ方もおり、個人差があります。
ダウンタイム期間中に現れる症状
目頭切開のダウンタイム期間中は、主に、腫れ・内出血・赤み・痛みなどの症状が現れます。腫れは1週間がピークで、1〜2週間ほどで改善します。内出血も1〜2週間で徐々に消失します。赤みは、アイメイクでカバーできる程度ですが、時間の経過と共に徐々に目立たなくなってくるため、改善するまでに3ヵ月程度かかります。また、施術後1〜2日はジンジンとした軽い痛みがありますが、4〜5日かけて治まります。
目頭切開が受けられるクリニックの選び方3選!実績が豊富な医師なら安心
ここで、目頭切開が受けられるクリニックの選び方について紹介します。クリニックの選び方のポイントは、以下の3つです。
- 目頭切開の実績が豊富
- 丁寧なカウンセリングをしてくれる
- アフターフォロー体制が整えられている
クリニックの選び方①:目頭切開の実績が豊富なクリニックを選ぶ
目頭切開を受ける際は、実績が豊富なクリニックを選びましょう。目頭切開は、メスを利用する施術のため、医師の技術力はとても大切です。失敗すると傷跡が残るリスクも高まってしまうので、医師のスキルは外せません。各クリニックのホームページやSNSでは、医師の実績や症例が公開されています。予約する前に確認しておくことで、安心して施術が受けられます。
クリニックの選び方➁:丁寧なカウンセリングをしてくれるクリニックを選ぶ
目頭切開を受ける際は、丁寧なカウンセリングをしてくれるクリニックであるかどうかも確認しましょう。カウンセリングでは、施術の内容をはじめ、リスクや料金などの説明を受けます。また、自分に適している施術であるかどうかの説明も行われますが、もし自分が希望する施術が適していない場合、はっきりと「適していない」と言ってくれる医師であれば信頼できます。逆に、施術ばかりを勧めてくるクリニックであれば信頼できないので、別のクリニックにお願いすることをおすすめします。
クリニックの選び方③:アフターフォロー体制が整えられているクリニックを選ぶ
目頭切開の施術後は、傷跡だけでなく、内出血や腫れ、赤みなどのダウンタイムがあるため、アフターフォロー体制が整えられているクリニックを選ぶと安心です。アフターフォロー体制が整えられているクリニックであれば、術後の症状にも対処してくれますし、何か問題が起きた場合もすぐに対応してもらえます。また、帰宅後も相談に乗ってくれるので、不安のない毎日を送れます。
目頭切開の傷跡に関するよくある質問を紹介!
目頭切開の傷跡に関するよくある質問①:ケロイドのように赤く盛り上がるのは本当ですか?
目頭切開後、体質によって傷跡がケロイドのように赤く盛り上がることがあります。ほとんどの場合、術後3ヶ月程で治まります。
目頭切開の傷跡に関するよくある質問➁:施術時間はどのくらいですか?
目頭切開の施術時間は、個人差はありますが、50分程度で終了します。ただし、カウンセリングやアフターケアの時間をプラスすると、トータルで1時間半ほどかかることもあるので、来院する際は時間に余裕を持っておくことをおすすめします。
目頭切開の傷跡に関するよくある質問③:通院は必要ですか?
目頭切開は、基本的に施術から1週間後に抜糸をするので来院する必要があります。また、クリニックによっては、施術から1ヶ月後、検診のため来院を勧められることもあります。
目頭切開の傷跡を残さないためにも術後は健康的な生活を!
目頭切開の傷跡をはじめ、傷跡が残った時の治し方や残さないためにできることについて紹介しました。目頭切開は、頭から上まぶたにかぶさる皮膚を切開することで目の横幅を広げる施術のため、傷跡が気になりますが、術後3ヶ月ほど経過すれば分からなくなります。傷跡を残さないためにも、健康的な生活を送るようにしましょう。