AGA治療薬の主な副作用は何がある？起きる症状と対処方法を解説！

「AGAの治療をしたいけど副作用が怖い」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。「倦怠感・動悸・息切れ・めまい」など、さまざまな薬で起こりうるリスクが副作用です。副作用は薬が必要なところで効果的に働くだけでなく、他のところに影響を与えることをいいます。

本記事ではAGA治療薬の副作用に対処する3つの方法についてご紹介します。

ほかにも、AGA治療薬の種類ごとに起こりうる副作用の症状や、信頼できるクリニックを選ぶための方法についても解説していきますので、AGA治療をご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

AGA治療薬で副作用が出る確率を解説

AGA治療薬では、さまざまな副作用が確認されていますが、実際に副作用を感じる方は全体の0.1〜0.2％となっています。副作用という言葉にはマイナスなイメージがあり、AGA治療を始めようと考えている方の勇気を奪うこともあります。

しかし、副作用はどのような薬にも存在します。副作用は、薬の成分や服用する方の体質、年齢などが影響を与えます。例えば、腎臓や肝臓など、薬の分解に関わる臓器に持病がある方は、比較的副作用が出やすい傾向があります。

さらに、薬局で手軽に入手できる市販薬には、副作用に対する警戒心がさほどないかもしれませんが、副作用が起こる確率は、処方薬より高い可能性があるのでそこまで過敏に反応する必要はありません。

AGA治療薬の副作用とは？注意するべき7つの症状について解説

AGAの治療を始めるとどうしても副作用のリスクがともなってしまうため、副作用を考えると治療を開始するかどうか迷ってしまいます。

そんな方のために、AGA治療薬の副作用で起こる具体的な症状を解説していきます。

AGA治療薬で起こる副作用1：倦怠感

AGA治療薬の副作用の1つ目は倦怠感です。特に全身の倦怠感は肝機能障害が影響している可能性があります。AGA治療の内服薬は肝臓で処理されるため、以前から肝機能障害がある方や、倦怠感を感じる方は医師に相談することをおすすめします。

また、ミノキシジルなど血圧に作用する薬の服用による倦怠感である場合が考えられます倦怠感が出ているなら、自分自身で判断せず専門家へ相談しましょう。

AGA治療薬で起こる副作用2：動悸・息切れ

AGA治療薬の副作用の2つ目は、動悸・息切れです。動悸とは、心臓の拍動を普段よりも強く感じたり、速く感じたりする症状です。息切れは、ゼーゼーと息が切れて苦しさを感じる状態のことをいいます。

AGA治療薬のなかでも特にミノキシジルは血管を拡張する作用によって血流を促進しますが、逆に血行が悪くなり、動悸・息切れが起こることもあるため注意が必要です。

動悸・息切れが強く現れたり、長時間続く場合は、医師に相談しましょう。

AGA治療薬で起こる副作用3：性欲低下・勃起不全

AGA治療薬の副作用の3つ目には、性欲低下・勃起不全があります。

フィナステリドやデュタステリドを含むAGA治療の内服薬の主な働きは男性ホルモンを抑えることです。この働きが、性欲と関係の深い男性ホルモンにわずかながら影響している可能性があります。性欲に関係するホルモンの量が減少することで、症状として表れるのが性欲低下や勃起不全です。

また勃起不全はデリケートで些細なことがきっかけで起こるため、薬の服用を中止した後も改善されないケースがあります。ただし、もともとED予備軍だった可能性や、性行為へのプレッシャーなど副作用とは別の原因も考えられます。

AGA治療薬で起こる副作用4：肝機能障害

AGA治療薬の副作用の4つ目は、肝機能障害です。特にプロペシアを服用する場合には1番注意するべき副作用と言えます。

肝機能障害とは、肝臓の機能が低下し、正常な機能を果たせない状態のことをいいます。血液検査などで調べない限り、早期発見が難しい症状です。

肝機能障害の典型的な症状には、黄疸、腹部の腫れ、疲労感、食欲不振、吐き気や嘔吐などがあります。プロペシアを服用する場合は肝機能障害に注意を払う必要があるでしょう。

AGA治療薬で起こる副作用5：めまい

AGA治療薬の副作用の5つ目は、めまいです。

ミノキシジルは高血圧治療薬として開発されました。そのため、AGA治療薬として服用している場合に、血圧が低下し、めまいやたちくらみを引き起こす可能性があります。特に立ち上がったときや急に姿勢を変えたときに注意しましょう。このような症状が出た場合はすぐに座るまたは横になって安静にし、治まるのを待ちましょう。

症状が治まり次第、医師に相談することがおすすめです。

AGA治療薬で起こる副作用6：多毛症

AGA治療薬の副作用の6つ目は、多毛症です。発毛促進効果のある成分ミノキシジルには、血管拡張作用もあり発毛成分が全身に回りやすいことから、全身の毛が濃くなる可能性があります。特に、ミノキシジルを塗った後に手を洗わなかったときや、他の体部位に触れたときに起こりやすいです。

AGA治療薬を使用し始めてから体毛が過剰に生えていると気になった場合は、使用を中止し、医師に相談するようにしましょう。場合によっては、他の治療薬への切り替えや治療方法の見直しが必要になるかもしれません。

AGA治療薬で起こる副作用7：頭皮トラブル

AGA治療薬の副作用の7つ目は、頭皮トラブルです。頭皮トラブルは、主にミノキシジル外用薬に起こり得る副作用になります。症状としては、炎症・かゆみ・赤み・熱感・かぶれ・フケなどです。これは主にミノキシジルが含むアルコールやプロピレングリコールによる刺激である場合が多いです。

もともと肌が弱い方や化粧品などで赤くなりやすい、アレルギー症状を起こしたことがある方は、前もって診察時に医師へ相談しましょう。さらに、治療薬を塗っている部分以外にも、皮膚の炎症を起こすことがあります。薬服用開始後に皮膚の炎症を感じられたら副作用の可能性を考えて、クリニックに相談しましょう。

AGA治療薬の副作用を4つの治療薬ごとに解説

AGA治療薬の副作用の症状は、フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル・アロビックスの4種類のうちどの薬を飲むかによって異なります。AGA治療を受けようと考えている方は、それぞれの副作用の違いをしっかり理解しておきましょう。

以下で、フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル・アロビックスのそれぞれの副作用の症状について解説していきます。

AGA治療薬別の副作用1：フィナステリド(プロペシア)

フィナステリドは、AGAを予防する・進行を抑える働きのある治療成分です。AGA治療の初期段階で処方されることが多く、プロペシア・フィナステリド錠などに含まれています。

副作用は性欲減退、勃起不全、肝機能障害が考えられます。いずれも100人に1人程度の発症確率となっています。さらに、プロペシアを服用していると、前立腺がんの発見に有効な検査の値を下げてしまいます。検査を受ける際は、必ずプロペシアを服用していることを申告しましょう。

AGA治療薬別の副作用2：ザガーロ(デュタステリド)

デュタステリドは、AGAを予防する・進行を抑えるといった働きのある成分です。フィナステリドよりも強い作用が出る成分となっています。ザガーロやデュタステリド錠などの薬に含まれています。

主な副作用は性欲減退、勃起不全、肝機能障害、倦怠感・食欲不振です。まれに、発熱や黄疸、吐き気がでることがあり、その場合即座に服用を中止し、医師に相談しましょう。

さらに、ザガーロの副作用に、一時的に抜け毛が増える症状もありますが、見た目には影響ないのでしばらく様子をみてください。

AGA治療薬別の副作用3：ミノキシジル

ミノキシジルはAGA治療に用いられる外用薬で、薄毛の部分に塗ることで血行を改善して細胞分裂を活性化し、発毛・髪の成長を促進します。

副作用は立ちくらみ・めまい、動悸・息切れ、多毛症、かゆみ・かぶれ、一時的な発毛・初期脱毛です。

さらに、もともと高血圧症の患者に使用されてた薬のため、血圧低下を伴う副作用もみられます。

AGA治療薬別の副作用4：アロビックス(塩化カルプロニウム)

アロビックスは、カルプロニウム塩化物を5％含んだaga治療薬です。カルプロニウム塩化物は血管拡張作用を保有しているため、血行を促進し、発毛に必要な栄養分を頭皮に運んでくれます。

ただし、AGA治療ガイドラインでは「有効性は十分に実証されていない」となっています。

副作用は、発汗、発熱、悪寒、吐き気、皮膚の赤み・かゆみ、刺激痛です。

AGA治療薬の副作用に対処する3つの方法

AGA治療薬の副作用が出る確率は100人に1人程度です。しかし、副作用の症状が出た時の対処方法によっては副作用の悪化や思わぬトラブルを起してしまうこともあります。

副作用を悪化させないためにも、副作用が出たときの3つの対処方法を解説していきます。

AGA治療薬で起こる副作用の対処法1：担当医に相談する

AGA治療薬で起こる副作用の対処方法1つ目は、担当医に相談することです。

AGA治療は長期間続けることで効果を実感できることが多いため、副作用を感じて自己判断で治療薬の服用を中断するのは避けるべきです。

少しでも副作用が疑われる場合はすぐに医師に相談するようにしましょう。薬が原因なのかどうか、重篤な症状がでていないかなどを相談し、必要に応じて検査をしてもらいましょう。

相談せずに服用を続けていると、副作用の症状がより悪化するケースも考えられます。副作用による体調不良が現れる前に、相談してみることをおすすめします。

AGA治療薬で起こる副作用の対処法2：薬の量を見直す

AGA治療薬で起こる副作用の対処方法2つ目は、薬の量を見直すことです。

ミノキシジルなど一部のAGA治療薬は、薬の量を調整することで副作用がおさまるケースがあります。この場合、自己判断で薬の量を減らすとAGA治療が上手くいかなくなる可能性があります。薬の量の変更を検討する場合は、必ず担当医に相談するようにし、慎重に行いましょう。

AGA治療薬で起こる副作用の対処法3：薬の種類を変更する

AGA治療薬で起こる副作用の対処方法3つ目は、薬の種類を変更することです。AGA治療薬には複数の種類があり、効果や副作用には個人差があります。今使用している薬と違う薬であれば、副作用の症状が表れないかもしれません。

しかし自己判断で薬を変更してしまうことは危険です。AGA治療薬は個人輸入などでも手軽に入手できますが、安全性の保証がされていない商品を使うことはやめましょう。処方されている薬で副作用が現れた場合、医師と相談して薬の種類を変更することで、副作用が軽減される可能性があります。

AGA治療薬の副作用以外に注意するべき行為とは？

AGA治療は治療薬によって発毛やAGAの進行を抑制・予防することで、治療後に髪の毛の量を気にしないで生活するための治療です。AGA治療で副作用を気にされている方は多いですが、「副作用以外に注意すべきことはなんだろう？」といった疑問を持っている方が少なからずいます。

そこでAGA治療中に副作用以外に注意しなければならない行為について以下で解説していきますので、参考にしてみてください。

AGA治療薬の副作用以外に注意するべき行為1：女性や未成年が服用すること

AGA治療薬の副作用以外に注意するべき行為1つ目は、女性や未成年がAGA治療薬を服用することです。

フィナステリドやデュタステリドといった成分は男性ホルモンの働きを変えてしまうため、女性や未成年の体に悪影響を及ぼす可能性があると考えられています。例えば、未成年の場合、発育に影響しますし、妊娠中の方は砕けたり割れたりした錠剤に触れるだけでも胎児の成長に影響すると考えられています。

女性や未成年が誤って触れることや飲むことをしないように、薬の管理には細心の注意をはらいましょう。

AGA治療薬の副作用以外に注意するべき行為2：薬の服用中と止めて1ヶ月の輸血・献血

AGA治療薬の副作用以外に注意するべき行為2つ目は、AGA治療薬の服用中と服用中止後1ヶ月は輸血・献血はしてはいけないことです。

AGA治療薬は、服用者の血液に影響を与えてしまう可能性があります。そのため、献血や輸血はしてはいけません。さらに、薬の成分が体から抜け切るまでがおおよそ1ヶ月なので、その期間も献血や輸血を控えましょう。なぜなら、提供した血液が妊婦や未成年に輸血された場合、その後に体に悪影響を与えないとは言い切れないからです。

もしAGA治療薬の服用中に献血・輸血をしてしまった場合は、ただちに献血カードに書いてある連絡先へ連絡しましょう。すみやかに対処すれば輸血される前に適切に処理してもらえます。

AGA治療薬の副作用以外に注意するべき行為3：カプセルの薬は中身を取り出さない

AGA治療薬の副作用以外に注意するべき行為３つ目は、カプセルの薬は中身を取り出さないことです。AGA治療薬には男性ホルモンの働きを変えてしまう成分が含まれており、妊婦や未成年が誤って摂取してしまうと危険であるためです。

特に男の子を妊娠中の女性が摂取してしまうと、胎児の生殖器の成長に影響を及ぼす可能性があります。さらに、薬のカプセルは刺激の強い薬を負担をかけずに体内に届ける役割があり、体を守る存在でもあります。

薬のカプセルを割ることに利点はありません。カプセルや錠剤はそのまま服用しましょう。

AGA治療薬の副作用以外に注意するべき行為4：過度な飲酒後に薬を服用しない

AGA治療薬の副作用以外に注意するべき行為4つ目は、過度な飲酒後に薬を服用しないことです。AGA治療中の飲酒については特に制限はありませんが、過度な飲酒後の薬服用は極力控えることが望ましいとされています。

なぜなら、AGA治療薬で起こる副作用の一つに肝機能障害があり、薬の成分とアルコールの分解による肝臓への過剰な負担を避けたいためです。また、アルコールが薬の効果に直接的な影響を与えることはありませんが、アルコールを過剰に摂取してしまうことで頭皮環境が悪化する可能性は否定できません。

頭皮の健康を維持するという意味でも、アルコールを摂取する習慣のある方は節度ある飲酒を心がけましょう。

AGA治療薬の副作用で後悔しないためには？クリニックの選び方を解説

副作用リスクがあるAGA治療を安全に進めながら効果を実感するためには、クリニック選びも重要です。

クリニックは料金の安さだけで選んだりせずに、信頼できるかどうかを慎重に見極めましょう。

以下で信頼できるクリニックを選ぶポイントを3つご紹介するので、AGA治療を受ける際のクリニック選びの参考にしてみてください。

診療方針や治療方法・実績が豊富なクリニックを選ぶ！クリニックのホームページで実績や症例をチェック！

AGA治療は、適切な診察と治療方法が揃うことで最大限の効果を得ることができます

AGAの進行具合や体質、持病などを的確に診察し、どの治療方法や薬が適切か判断する必要があります。この判断を間違えると髪の状態が改善されるどころかさらに悪化してしまう危険性があるため、施術を受ける医師はAGA治療の経験が豊富な医師を選びましょう。

実績や症例が豊富で人気のある医師は、カウンセリングや施術がとても丁寧です。患者ひとりひとりの悩みに親身に寄り添うことで、頭皮の状態や患者の体質に合った施術を適確に判断してくれます。

AGA治療の失敗を防ぎ、副作用の確率を下げるためにも自分に合った施術を行ってくれる医師を見つけましょう。

保証やケアが充実しているクリニックを選ぶ！

AGA治療を受けるクリニックを選ぶ際は保証やケアの充実度に重点を置きましょう。

ケアや保証がしっかりしていないクリニックで治療を受けると、治療中の副作用が長引いたり状態が悪化したりなどのトラブルが発生したときに適切な対応をしてもらえません。クリニックによっては全額返金保証や解約金なし、初回数ヶ月無料などの保証や薬の定期配送が可能などケアや保証が充実しているところがあります。カウンセリングの際に、金額も含めて保証やケアについてしっかり確認しておくことが大切です。

また、AGA治療中は不安を感じやすい期間でもあります。不安を感じた際にすぐに相談できるように、電話やオンラインなどで診察を行ってくれるクリニックを選ぶと副作用の症状が起きても安心して過ごすことができるでしょう。

SNSや口コミサイトでクリニックの口コミをチェック

SNSや口コミサイトでは、実際にAGA治療を受けた方のリアルな口コミを見ることができます。しかし、口コミサイトはクリニック側がコメントを書き込んでいる場合もあるので、信憑性が高いとは必ずしも言えません。

TwitterやInstgaramなどのSNSであれば、実際に治療を受けた方のコメントや写真が見られます。DMで実際に受けた感想を聞くことも可能なため、治療に定評がある医師やクリニック選びに役立てましょう。

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※公式サイトからの仮予約確定後に、予約確定の連絡（電話、メール、LINE）をもって予約確定となります。予約後にクリニックからの連絡をお待ちください。

※予約後の無断キャンセルはクリニックへの迷惑となりますのでお控えください。無断キャンセルの場合にはキャンセル料が発生する場合がございます。

【まとめ】AGA治療薬は副作用の正しい対処方法を知ることが重要

AGA治療では、カウンセリングで現在の頭皮状態や健康状態を医師に正確に伝えることが大切です。

頭皮の状態がいい場合でも、「薬で副作用が出ることが多い」「他の治療を受けた際に肌が赤くなった」など、自分の体質に関わることはすべて伝えましょう。

また、AGA治療は治療薬の服用中の過ごし方がとても大切な治療です。

治療中の過ごし方によっては頭皮の状態が悪化したり、倦怠感や皮膚トラブルなどの副作用の症状を引き起こすこともあります。

どの治療薬を処方された場合でも患部への刺激は避けて食事や生活習慣に細心の注意を払い、医師の指示通りに薬を服用しましょう。

正しい過ごし方によって副作用のリスクを抑えるだけでなく、よりAGA治療の効果を感じることができますよ。