AGA治療の副作用は?具体的な症状や治療を成功させるポイントについても徹底解説!

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記事の監修者

看護師|雪さん

美容看護師歴2年。美容クリニックで勤務中。実際に、患者への美容施術やカウンセリングを行っている。患者の肌質によってレーザーのパワーを細かく調節すること、施術間隔のペースの提案、施術の組み合わせ方のアドバイスが得意。

「生え際が後退してきた」「抜け毛が増えた気がする」と感じ、AGA治療(薄毛治療)が気になっている人もいるでしょう。頭髪は見た目に大きく影響するため、重要な部分です。

しかし、治療では薬を使用します。副作用が心配で治療を受けるかどうか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そこで今回はAGA治療の副作用について解説します。

確かに、AGA治療はさまざまな副作用を引き起こす可能性があり、事前に確認しておくことが必要です。この記事では以下の内容をご紹介します。

・AGA治療の内容
・AGA治療でよく使用される薬剤
・使用薬剤ごとの副作用
・AGA治療を成功させるポイント

副作用が起きた時の対処法や、副作用が起きる確率についてもご紹介しますので、ぜひ参考にされてください。

AGA治療ではどんな治療をするの?治療内容についてご紹介

AGA治療ではどんな治療をするの?治療内容についてご紹介

まずAGA(男性型脱毛症)治療についてご紹介します。きっかけや治療法について一緒に確認していきましょう。

そもそも薄毛になる原因は?きっかけはあるの?

AGA(男性型脱毛症)の主な原因は、男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)と遺伝です。

男性ホルモンの一種であるテストステロンがある酵素と結びつき、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンに変換されます。
このジヒドロテストステロンが毛包のホルモン受容体に結合することで、頭髪のヘアサイクルが乱れます。その結果、成長の途中で毛が抜け落ちてしまったり、細く抜けやすい髪の毛しか育たなくなり、薄毛となるのです。
なお、テストステロンやそれと結合する酵素はもともと体内に存在する物質で、取り除くことができません

また、食事や睡眠といった生活習慣の乱れも、薄毛の原因となる場合があります。

AGA治療の内容は?どんな治療なの?

AGA治療は多くの場合、お薬による治療を行います。目的や体質に合わせて薬を選び、内服します。

どんな薬にも副作用があり、AGA治療の薬も例外ではありません。副作用や体調の変化が表れた場合には、医師に相談して薬の量や種類を相談します。
自己判断で治療を継続することや治療を中断することは、副作用の症状が悪化する可能性もあり危険です。治療は医師とともに進めましょう

AGA治療の副作用はこれ!使用薬剤ごとの症状をご紹介

AGA治療の副作用はこれ!使用薬剤ごとの症状をご紹介

AGA治療の効果を実感している人が多くいる半面、副作用を感じる場合もあります。
実際に副作用が起こることが報告されていますが、AGA治療の副作用が起きる確率は決して高くはありません。全体の1.0~5.0%程度だと言われていますから、心配しすぎる必要はありません。

とはいえ、安心してAGA治療を続けるためには副作用についてよく理解しておく必要があります。事前に副作用について理解を深めておけば、自己判断で治療を中止してしまうことや症状の悪化を防ぐことができるからです。

一般的に、AGA治療薬の副作用では以下のものが見られます。

  • ・リビトー減退(性欲低減)
  • ・勃起不全(ED)
  • ・精液減少
  • ・肝機能障害(食欲不振や吐き気)
  • ・鬱病(うつ症状)
  • ・抑うつ症状

薬剤によっても特徴があるため、薬剤別に副作用を見ていきましょう。

ミノキシジルの副作用は?どんな症状が出るの?

ミノキシジルは、頭皮の血行を改善し、髪の成長因子の産生を促す薬剤です。もともとは高血圧症を治療するために作られた薬です。そのため、AGA治療薬として服用した場合でも血圧が低下することがあります

ミノキシジルで起こる可能性がある副作用はこちらです。

  • ・立ちくらみやめまい
  • ・動悸や息切れ
  • ・多毛症
  • ・かゆみやかぶれ

立ちくらみやめまい、動悸などの症状はミノキシジルに特徴的な副作用です。軽症で済むことが多いですが、服用を開始して1〜2ヶ月は体調によく注意しましょう。
また、ミノキシジルは頭皮以外の毛根にも効果があります。継続して服用することで、全身の体毛が濃くなることがあります。

多毛の症状が気になる人は医師に相談しましょう。薬の量や種類を調整することで改善できることがあります。

フィナステリドの副作用は?どんな症状が出るの?

薄毛の進行を予防する効果のあるフィナステリドという薬剤も、よく使用される薬のうちの一つです。

フィナステリドでは次の副作用が起こる可能性があります。

  • ・性欲減退
  • ・勃起不全
  • ・肝機能障害

副作用が出現する確率としては1%以下であるため非常に低いです。中でも肝機能障害については、元から肝臓に持病を持っている人を除けば副作用が出る可能性は低いと言われています。

デュタステリドの副作用は?どんな症状が出るの?

デュタステリドという薬剤は、薄毛の予防や毛を太く長く成長させる効果があります。

デュタステリドで起こる可能性がある副作用はこちらです。

  • ・勃起不全
  • ・性欲減退
  • ・肝機能障害
  • ・倦怠感や食欲不振

デュタステリドで副作用が起こるのは1~5%程度と考えられています。肝臓に持病がある人は肝機能悪化の可能性もあり、医師と相談の上慎重に治療を進めていく必要があります

AGA治療薬の注意点は?服用に注意が必要な人についても解説

AGA治療薬の注意点は?服用に注意が必要な人についても解説

(吹き出し)薬を飲むのに注意点はあるの?

どんなによい薬でも、使用法を間違えれば思うような効果が得られないことがあります。注意点を確認していきましょう。

治療薬を使用する際の注意点は?

AGA治療中の飲酒について制限はありませんが、過度に飲酒した後に薬を服用するのは避けましょう。

AGA治療薬で起こりうる副作用の一つに肝機能障害があります。アルコールを分解するのは肝臓にとって負担です。アルコールと薬で肝臓に同時に負担をかけることは避けましょう

また、薬がカプセル加工されているものは、割らずにそのまま飲みましょう
カプセル加工されているのには理由があります。成分が少しずつ溶け出すことで効果を持続させたり、胃への負担を減らす目的があります。

男性用の薬を女性が使用してもいいの?

フィナステリドとデュタステリドは、男性型の脱毛症を予防するための薬です。よって、女性が服用しても薄毛改善の効果はありません。

それどころか、この薬剤は胎児の発育に悪影響を及ぼす恐れがあります。妊娠中の女性が服用すると危険ですので、絶対にやめましょう。

薬や副作用が心配な時はどうしたらいい?対処法について解説

薬や副作用が心配な時はどうしたらいい?対処法について解説

起こる確率は低いとはいえ、どんな薬にも副作用があります。心配でなかなか一歩を踏み出せないという人はどうしたらよいのでしょうか。

カウンセリングを受けて自分の体質に合った方法を選ぼう!

AGA治療は薬物治療だけではありません。レーザーによって治療する方法もあります。

薬物治療では皮膚トラブル・肝機能障害・男性機能低下などの可能性があります。治療前からアレルギー体質であったり、肝臓が弱い、頭痛持ちであるなど、自分の体質によっては薬が体に合わないこともあるでしょう。

レーザー治療の場合は頭皮の乾燥やかゆみが出ることがありますが、肝機能の低下や頭痛などの副作用はみられません。

治療前のカウンセリングをしっかりと行い、自分の体質に合った治療薬、治療法を選ぶことが大切です。

育毛専門サロンを利用する方法も

それでも治療の副作用が心配という人は、育毛専門サロンを利用する方法もあります。育毛専門サロンとは、頭皮ケア(頭皮洗浄)をメインに行うエステサロンです。

頭皮をケアすることによって、毛母細胞や毛乳頭に栄養が届きやすくなるよう環境を整えます。具体的なケア内容は、頭皮マッサージや頭皮洗浄、栄養補給などです。

しかし育毛専門サロンは、発毛力を回復させるのではなく、今ある髪の毛を維持することを目的としています。根本的な治療ではないため、進行している薄毛に対しては実感できる効果が少ない可能性もあります。

AGA治療を成功させるには?安全に行うためのポイントを解説

AGA治療を成功させるには?安全に行うためのポイントを解説

次に、AGA治療を成功させるポイントについて解説します。ポイントを押さえることで安心して治療に取り組むことができます。一緒に確認していきましょう。

実績のある信頼できるクリニックを選ぼう!

AGA治療を成功させるには、クリニック選びが重要です。実績のある、信頼できるクリニックを選びましょう。
ホームページなどで実績を公開しているクリニックは信頼できます。治療のメリットだけではなく、副作用やデメリットについても隠さずに説明してくれるところは好感が持てます。

治療は医師との二人三脚です。もとからの体質を考慮して治療方法を決定したり、副作用や体調の変化を共有する必要があります。一人一人に合わせた治療を行ってくれるクリニックを、慎重に選びましょう。

個人輸入の薬剤を使用するのは危険!

AGA治療薬の個人輸入は、おすすめできません。

本物かどうかもわかりませんし、自分に合った使用量や方法が分からない状態で薬を使用するのは危険です。

AGA治療薬は医師の指導のもと正しく服用することで本来の効果が期待できます。クリニックなら、定期的な診察により服用方法の見直しや、治療薬の変更も可能です。

薄毛の進行状況や個人の体質によって、適した成分や濃度が異なるため、AGA治療薬は必ずクリニックで処方してもらいましょう。

AGA治療に関するよくある疑問・質問をご紹介!

AGA治療に関するよくある疑問・質問をご紹介!

最後に、AGA治療に関するよくある質問をみていきましょう。

・市販薬を使うのはあり?
・不妊治療を考えているけど影響は?

市販の薬を使うのはあり?

市販の育毛剤も一部有効といわれています。ミノキシジルが含まれているかどうか成分を確認しましょう。忙しく受診する時間が取れない場合薬局やドラッグストアでも購入できるのはありがたいものです。

ただし医薬品であるため、購入の際には薬剤師による説明を受けることが義務付けられています。また、クリニックで処方される薬ほど効果は期待できない可能性があることも覚えておきましょう。

不妊治療を考えているけど影響は?

AGA治療が子作りや妊娠に悪影響を及ぼす可能性は極めて低いと言われています。しかし、可能性が少しでもあれば不安を感じる人もいるでしょう。特に妊娠する側の女性は不安を強く感じることもあるかもしれません。

不妊治療はAGA治療と並行はせず、薬の服用を中断してからはじめましょう。薬をやめてから最低1ヶ月は間をあけると良いと言われています。

AGA治療の副作用は心配する必要なし!医師と一緒に自分の体質に合う薬を選ぼう

AGA治療の副作用は心配する必要なし!医師と一緒に自分の体質に合う薬を選ぼう

今回はAGA治療の副作用についてご紹介しました。AGAの治療薬にも、性欲減退や肝機能低下、めまいふらつきなど副作用があります。しかし、頻度としては低いため、心配しすぎる必要はありません。

信頼できるクリニックを選ぶことで安心して治療に取り組むことができます。元からの体質を考慮した自分に合った薬を選んでもらい、医師と二人三脚で治療を進めることで、あなたも治療の効果を実感してください。

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