糸リフトの種類はどれを選んだらいい?選ぶ際のチェックポイントやそれぞれの特徴を徹底解説!

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糸リフトの種類は多い?選ぶ際のチェックポイントはこれ!

糸リフトの種類は多い?選ぶ際のチェックポイントはこれ

顔にメスを入れることなくリフトアップがかなう糸リフト(スレッドリフト)。少ないダウンタイムで目元や頬のたるみを改善できるため人気の施術です。

しかし、糸リフトにも種類がたくさんあって、違いがよくわからないという声をよく耳にします。どれを選んだらよいのか迷ってしまいますね。

そこで今回は、糸リフトの種類について以下の内容をご紹介します。

・糸リフトを選ぶ際のチェックポイント
・糸の種類ごとの効果持続期間やダウンタイム
・糸リフトの種類別おすすめな人

他にも、失敗せずに施術を受けるコツも解説します。ぜひ参考にしてみてください。

そもそも糸リフトとはたるみが気になる箇所に医療用の糸を挿入し、リフトアップする施術のことです。目元や頬、フェイスラインなどを引き締め、小顔に見せることができます。また、糸を挿入する刺激でコラーゲンの生成が促進されるため、肌のハリをアップさせることができます。

挿入する糸には様々な種類があります。美容クリニック等の案内を見ていると、種類が沢山あって、何を基準に選んだらよいのか難しいですね。選ぶ際のチェックポイントをまとめてみました。

吸収される糸かどうか

糸リフトの糸には、体内に吸収される糸と吸収されない糸があります。主流は吸収される糸です。少しずつ溶けていき、体内に残らないため安心感があります。吸収される糸は安全性が高く、自然なリフトアップを行いたい方に適しています。

吸収される糸には次のような種類があります。
・PDO(ポリジオキサノン)
・PLLA(ポリL乳酸)
・PCL(ポリカプロラクトン)

PDOは一番一般的な素材です。半年ほどで吸収されます。PLLAは吸収に2年かかるため効果持続時間が長いです。PCLは効果の持続時間の長さと柔軟性が特徴です。

一方で吸収されない糸もあります。糸が吸収されないということは、効果が長持ちするということです。しかし体内に異物が入るということですから、感染などの原因になりやすく、生涯に渡ってリスクが残ることになります。

吸収されない糸には次の種類があります。
・PP(ポリプロピレン)
・金
・シリコン

金の糸が体内に入っているとMRI検査が受けられない場合があるので注意が必要です。感染等のリスクもあり、追加で挿入することは推奨されません。その点もよく考えて選ぶことが大切です。

糸を固定するタイプかどうか

固定せずに挿入するだけのフローティングタイプと、糸の一端を硬い組織に固定するアンカータイプがあります。

一般的に糸リフトの糸には、たるみ部分をひっかけて持ちあげるために、とげがついています。フローティングタイプはとげが半分くらい逆方向についています。半分で支え、残りの半分でたるみを持ち上げる仕組みです。

顔はよく動く部分です。糸が固定されていない分違和感や腫れ、痛みが少なく済む傾向があります。

アンカータイプの糸は一端を固定するため、とげの方向は全てたるみを引き上げる方向についています。フローティングタイプよりしっかりとたるみを支えることが可能ですが、糸が固定されているため違和感や痛みは強く出やすい特徴があります。

とげの形状

とげにも種類があります。カッティングタイプやモールディングタイプなどです。

カッティングタイプは、糸をカットしてとげを作ります。そのためとげが少し弱く糸の芯が細くなるため糸の強度が早期に弱くなりやすい特徴があります。しかしその分費用はおさえることができます。

モールディングタイプは糸をカットすることなく、とげをくっつけている糸のことです。芯がしっかりしており強度があり、より効果的にリフトアップすることができます。

糸リフトの種類によって効果持続期間は違う?種類別のダウンタイムも解説

それではリフトアップに使われている糸の種類ごとに、特徴や効果の持続時間、ダウンタイムなどをみていきましょう。

PDO(ポリジオキサノン)

PDOの糸は、手術の縫合に使用されるくらい安全性の高い吸収される糸です。糸の強度は中程度、極めて一般的な糸です。糸を挿入した後1年〜1年半ほど効果を発揮し、その後は吸収されていきます。

ダウンタイムは内出血を伴う腫れが1〜2週間程度続くことがあります。ひきつれなども感じる場合がありますが、一時的です。

PDOを使った糸リフトは、ウルトラVリフト、ショッピングスレッド、ファインリフト、N-COGリフトなどの施術名で呼ばれています。

ひきつれの心配をせず、自然な形でリフトアップしたい人におすすめです。

PP(ポリプロピレン)

PPの糸はPODと同様手術の縫合糸として使用される安全性の高い糸ですが、体内に吸収されない糸です。リフトアップ効果の持続期間は長いですが、伸縮性がないために違和感などを感じやすいデメリットがあります。

ダウンタイムは内出血や腫れ、浮腫みが起きる場合があります。ですが多くの場合は1〜2週間で落ち着きます。口を開けた時や物を噛んだときに痛みがある場合がありますがそれも一時的なものです。

PPを使った糸リフトはシルエットリフト、フェザーリフト、ミラクルリフトなどの施術名で呼ばれています。

リフトアップの効果をしっかりと実感したい人に向いています。

PCL(ポリカプロラクトン)

PCLの糸は柔軟性があって柔らかいのが特徴です。体内へゆっくり吸収されるため、効果の持続時間も2〜3年と長く、痛みもほとんどありません

ダウンタイムはほとんどありません。腫れや内出血が出たとしてもメイクで隠せる程度です。

PCLを使った糸リフトはVOVリフトなどの施術名で呼ばれています。

しなやかさと強度を両立したバランスのよい糸です。効果を長く持続させたい人、ダウンタイムをできるだけ避けたい人に向いています。

PLA/PLLA(ポリ乳酸)

他の糸と比較するとやや硬いのが特徴です。アメリカFDA(食品医薬品局)で承認を受けており安全性は高いです。ポリ乳酸がコラーゲンの生成を促し2年程度かけて体内に吸収されていきます。

ダウンタイムはほとんどありません。痛みや内出血、ひきつれが起こるケースもありますが、1週間程度で治まる場合がほとんどです。

PLA/PLLAを使った糸リフトはZリフト、コラーゲンリフトなどの施術名で呼ばれています。

吸収される糸の中ではリフトアップ効果が高いです。多少施術後の痛みがあっても、効果を実感したい人に向いています。

糸リフトは種類によって価格が違う?種類別に価格相場をご紹介

糸リフトの効果は永続的には続きません。定期的に通うことを考えると価格も気になりますね。

種類別に価格の相場をまとめてみました。

一本の相場
PDO(ウルトラVリフト) 1~2万円程度~
PP(シルエットリフト) 5万円程度~
PCL(VOVリフト) 2万円程度~
PLA/PLLA(Zリフト) 5万円程度~

ほうれい線や目元など、施術部位によって挿入する糸の本数は変わりますから、詳しくはクリニックに相談されてみてください。

糸リフトにはリスクはあるの?副作用や失敗例を解説

どんな施術も100%安全ではありません。糸リフトにもリスクはあります。副作用と失敗例をご紹介します。

糸リフトの副作用

糸リフトには次のような副作用があります。

・内出血
・痛み
・施術直後の腫れ
・口が開けない、または開けづらい

どれも施術の直後に一時的に出る症状です。皮膚を切開するような施術と比較して副作用は軽いことが多いです。

しかし、しばらく様子をみても皮膚のひきつれや痛みがあるような場合は医師に相談しましょう。痛み止めなどを処方してもらうことができます。

糸リフトの失敗例

施術を行う医師の技術が未熟なことで、稀に失敗したり後遺症が発生することがあります。

失敗例としては次のようなことが挙げられます。

・挿入した糸が透けて見えてしまう
・肌の表面がデコボコになってしまう
・皮膚が引っ張られすぎてひきつれが起こる

とげが大きい糸リフトを挿入した際にできる肌のデコボコは1〜2週間程度で治まると言われています。溶ける糸を使用していれば後遺症も残りにくくなります。

症状が一時的な場合もありますが、続くようであれば医師の診察を受けましょう。

糸リフトをする上で失敗しないクリニックの選び方をご紹介

糸リフトの施術を受けるクリニックを選ぶ際には次の2つが大切になってきます。

アフターフォローが充実している

糸リフトはメスを入れない施術である一方、失敗やリスクも当然あります。施術後のアフターフォローや保障が充実しているクリニックを選ぶと安心です。追加で処置が必要だったり、薬の処方が必要となったりする場合がないとも限りません。しっかり対応してくれるクリニックを選びましょう。

実績のあるクリニック

できれば安いクリニックを選びたいと考える人もいるでしょう。しかし価格だけで決めずに実績があるクリニックかどうかもチェックしたいところです。

糸リフトの施術は技術の必要な施術です。技術の未熟な医師の施術で、満足する結果にならなかったということにならないよう、事前に症例や実績が公開されているか確認しましょう。

糸リフトに関するよくある疑問・質問をご紹介!

最後に、糸リフトに関するよくある質問を見ていきたいと思います。

・溶けた糸はどうなるの?
・ヒアルロン酸とどっちがおすすめ?

溶けた糸はどうなるの?

糸リフトの溶ける糸は体内に吸収されます。吸収された後は分解され、最終的には呼気や尿などで排出されます。排出された後も、コラーゲンの生成などにより、肌のハリアップの効果は持続します。

ヒアルロン酸とどっちがおすすめ?

糸リフトもヒアルロン酸注射も、どちらも肌のハリがアップする施術です。ほうれい線などの施術を検討している方はどちらにするか迷われるかもしれませんね。

ほうれい線の深さにも寄りますが、一般的には予防的な効果も考えると糸リフトの方がおすすめです。効果が長持ちするのも糸リフトです。

もちろんどちらの施術が合っているのか個人の肌の状態にもよりますから、医師のカウンセリングを受けることをおすすめします。

自分に合う糸リフトを選んで小顔を叶えよう

今回は糸リフトの種類についてご紹介しました。種類ごとに特徴や効果が持続する時間、ダウンタイム、おすすめな人が異なります。自分に合った糸を選んでリフトアップの効果を実感してくださいね。

また、糸リフトは医師の技術が必要な施術です。アフターフォローがしっかりとしていて症例数の多いクリニックを選んで、安心して施術を受けてください。施術部位によって糸の必要本数なども変わってきますから、クリニックでしっかり相談しましょう。