フラクショナルレーザーとダーマペンの違い【最新比較】クレーター、毛穴にはどっち?併用はできる?など

「フラクショナルレーザーとダーマペン、毛穴が目立つ肌にはどっちが向いているの?」「ニキビ跡の改善にはフラクショナルレーザー?ダーマペン?」と迷っていませんか?
フラクショナルレーザーとダーマペンも、どちらもセルフケアでは改善がむずかしい肌悩みに効果的です。しかし、どちらが自分に向いているのか判断するため、フラクショナルレーザーとダーマペンの効果の特徴を知りたいところですよね。
今回は、毛穴やニキビ跡の肌悩みを抱えている方へフラクショナルレーザーとダーマペンの効果の違いについて徹底的に紹介します。
フラクショナルレーザーとダーマペンの違いを知っている?7つの違いを比較検証!

フラクショナルレーザーとダーマペンはどちらも毛穴やニキビ跡に悩む肌の改善に効果的ですが、それぞれの肌へのアプローチの仕方や仕組み、効果には違いがあります。
【レーザーとのダーマペンの違い①仕組みと特徴】
フラクショナルレーザーとダーマペンの肌へのアプローチの仕方に違いを表にしました。
フラクショナルレーザー | ダーマペン |
---|---|
レーザーを点状に照射して肌の奥深くにごく小さな穴を開けることで肌の再生を促す方法 | 肌の表面に極細の針を使って刺激を与えて肌の再生を促す方法 |

【フラクショナルレーザーの仕組み】
- ①レーザーの熱を使って肌の奥にごく小さな穴を無数に開ける
- ②穴の周りが熱で収縮をする
- ③レーザーの熱で傷ついた皮膚を治すために自己再生機能が働きコラーゲンやエラスチン生成が促進される
- ④古くなった角質の除去が促進され、皮膚が入れ替わる

【ダーマペンの仕組み】
- ①髪の毛よりも細い極細の針を高速振動で肌の表面に当てる
- ②針の刺激で肌に傷ができる
- ③できた傷を治すために自己再生機能が働きコラーゲンやエラスチンの生成が促される
- ④創傷治癒力により肌が再生される

【レーザーとダーマペンの違い②効果】
フラクショナルレーザーはニキビ跡に、ダーマペンは毛穴に対してとくに効果を期待できます。
【フラクショナルレーザーの効果】
- クレーター型のニキビ跡
- 毛穴の開き
- 深いしわやたるみの改善
- 肌質の若返り
- 手術跡などの傷跡修正
フラクショナルレーザーでは、とくにクレーター型のニキビ跡の改善に効果的です。レーザーの熱は点状に最大2.5㎜の深さまで照射できます。皮膚の深層部にある真皮にこの熱が作用することでコラーゲンやエラスチンの増加を促し、真皮を正常な状態へと再構築します。
【ダーマペンの効果】
- 浅めのニキビ跡
- 毛穴の引き締め
- 小じわやたるみの軽減
- シミやくすみの改善
- 肌のキメや質感の向上
- 肌全体のハリや弾力の向上
ダーマペンでは、肌表面に極細針で穴を開け、その修復のために肌が持つ自然再生能力を利用します。フラクショナルレーザーと違って肌表面で作用するため、とくに毛穴の引き締めや、細かいしわなどに効果を発揮します。
【レーザーとダーマペンの違い③施術中の痛み】
フラクショナルレーザーは熱エネルギーを利用した施術のため、肌が焼けるような痛みを伴います。一方、ダーマペンは極細針を肌表面に刺して穴を開ける施術のため、針が刺さるチクチクとした痛みを感じやすいです。
【フラクショナルレーザー】
- ピリピリ、じりじりといった感覚、肌が焼けるような痛み
- 麻酔クリームの塗布しても痛みを感じやすい
- レーザーの照射強度や照射部位によっても痛みの強さは変化する
【ダーマペン】
- 針が刺さるチクチクとした痛み
- 針が肌に刺さる感覚
痛みの感じ方には個人差がありますが、フラクショナルレーザーの施術は熱を帯びた痛みを感じやすいです。痛みに不安がある場合は、事前に医師に相談しましょう。
【レーザーとダーマペンの違い④施術時間】
フラクショナルレーザーとダーマペンの施術時間には大きな差があります。
フラクショナルレーザー | ダーマペン | |
---|---|---|
施術時間 | およそ10~20分 | およそ30分~1時間 |
麻酔クリームの浸透時間 | およそ30分 | およそ30分 |
トータル施術時間 | およそ40~50分 | およそ1時間~1時間30分 |
施術時間はダーマペンの方が長めです。
【レーザーとダーマペンの違い⑤副作用の症状】
フラクショナルレーザーとダーマペンの副作用の違いは、施術の仕組みに由来します。
【フラクショナルレーザー】
レーザー照射後は肌の自然再生までの間、日焼けをした後のような状態になります。
日焼け後のほてりや熱を帯びた感覚 | 照射直後1~2時間ほど |
---|---|
赤み | 照射直後から発生、3日~1週間ほど |
腫れ | 照射直後から発生、1~2日ほど |
かさぶた | 照射2日後から発生、1週間~10日ほどで消失 |
照射直後はほてり感やヒリヒリ感があり、照射後数日間は炎症状態にあるため、水に触れるとピリッとした痛みを感じやすいです。
【ダーマペン】
施術後1~2時間は、ヒリヒリとした痛みやかゆみをとくに強く感じる場合があります。
ほてり、点状出血 | 施術直後から1日間ほど |
---|---|
赤み、かゆみ、皮むけ | 施術後3日間ほど |
皮むけの進行、赤みの軽減 | 施術後4~7日間ほど |
ダーマペンの場合、フラクショナルレーザーと比べて赤みの程度は軽いです。
【レーザーとダーマペンの違い⑥ダウンタイムの長さ】
どちらの施術もダウンタイムの長さはおよそ1週間です。ただし、症状の現れ方に違いがあります。
ダウンタイム | フラクショナルレーザー | ダーマペン |
---|---|---|
1~2日目 | 強い赤みと腫れ | 軽い赤みと腫れ |
3~4日目 | かさぶた形成 | 乾燥感 |
5~7日目 | かさぶたが発売開始 | 徐々に普段の肌に回復 |
ダウンタイムの長さを比べると、ダーマペンの方が短く終わる傾向にあります。
【レーザーとダーマペンの違い⑦費用】
費用の違いは、フラクショナルレーザーの平均相場が1万~5万円、ダーマペンの平均相場が1万5,000円~3万円です。フラクショナルレーザーの方が少し高めの設定です。
フラクショナルレーザーとダーマペンは比較すると上記のように多くの違いがありますが、3つの共通点もあります。
- コラーゲン生成の促進
- 正常なターンオーバーの促進
- 複数回の施術で効果を実感
どちらの施術でも、コラーゲンの増加を促進させ、肌を正常な状態へ再生させます。また、複数回受けることで効果の実感へ繋がっています。
フラクショナルレーザーとダーマペンどっちが自分に合っているの?症状や目的別【完全ガイド】
フラクショナルレーザーとダーマペンのどちらが向いているかを判断する際、下の表を参考にしてください。
フラクショナルレーザー | ダーマペン | |
---|---|---|
クレーター型ニキビ跡 | ||
ニキビ跡(浅め) | ||
毛穴開きを黒ずみの改善 | ||
小じわやくすみなど肌の老化を改善(アンチエイジング) | ||
肌のハリや弾力を改善したい人 | ||
傷跡を改善したい人 | ||
敏感肌 |

フラクショナルレーザーとダーマペンのどっちを結局選んだの?口コミをもとにどっちがおすすめか紹介!
フラクショナルレーザーとダーマペンはどちらも肌本来が持つ自然再生能力を引き出し、正常な肌へ導く施術です。ただし、アプローチの仕方や期待できる効果などに違いがあるため、結局どちらにするべきか迷いますよね。
フラクショナルレーザーを受けた人とダーマペンを受けた人のそれぞれの感想をまとめました。
フラクショナルレーザーを選んだ人の声は?
「クレーター型のニキビ跡」と呼ばれる凹凸がはっきりしたニキビ跡の改善を目指す人には、フラクショナルレーザーが圧倒的に支持されています。
肌の質感の改善にも効果を実感した人が多く、とくに5回以上の施術を受けた人から「肌がなめらかになった」という声を多く聞かれます。ただ、麻酔クリームを塗布しても施術中に痛みは伴うようです。
ダーマンを選んだ人の声は?
浅めのニキビ跡や毛穴の開きが改善されたという感想を多くの人が持っています。ダーマペンの場合、効果を実感した人の施術回数は10回以上です。肌のハリやすべすべ感を実感するには最低でも5回以上の施術を受けることをお勧めします。
フラクショナルレーザーとダーマペンを比較するときによくあるQ&A
フラクショナルレーザーとダーマペンの違いをピックアップしたときによくある質問の回答をまとめました。
フラクショナルレーザーとダーマペンそれぞれの施術を受ける間隔や、効果が実感できる推奨回数などは以下の表のとおりです。
フラクショナルレーザー | ダーマペン | |
---|---|---|
推奨間隔 | 1~2ヶ月 | 2~4週間 |
推奨回数 | 3~5回程度 | 4~6回程度 |
効果の持続期間 | 4~6ヶ月 | 3~4ヶ月 |
フラクショナルレーザーの方が、ダーマペンと比べて施術の間隔は長く、施術を受ける回数は少なく済み、効果の持続期間は長めの傾向にあります。
併用は可能ですが、施術の間隔は十分に空ける必要があります。どちらの施術を受けた場合でも施術後の肌は敏感な状態です。肌の状態をよく観察して段階的に進めましょう。事前に医師に相談し計画的に行うことをお勧めします。
フラクショナルレーザーとダーマペンの両方を受けても効果を実感できなった人には以下のことが考えられます。
【重度のニキビ跡の場合】
ニキビの種類によってはフラクショナルレーザーやダーマペンでコラーゲンを増やしても改善しないものがあります。この場合は、ニキビ跡をレーザーで削り、さらに皮膚の奥へと引っ張られている繊維を切断して肌を盛り上げやすくする治療(サブシジョン)が必要です。
【毛穴治療の場合】
フラクショナルレーザーもダーマペンも毛穴を引き締める施術のため、皮脂分泌が多い人には無効である場合が多いです。皮脂分泌が多い人へは、まず、トレチノインの塗布、イソトレチノインの服用やマイクロボトックス注射で皮脂分泌を調整する必要があります。
毛穴の改善については、ダーマペンの方が効果的です。ニキビ跡や毛穴の開きに悩む多くの人は、まずダーマペンを試す傾向にあります。
ピコフラクショナルは毛穴の引き締めに加え、シミや肌のハリやトーンの改善など対応できる幅が広いです。その分、効果はダーマペンよりも控えめな印象と覚えておきましょう。
ただ、ピコフラクショナルはレーザーの熱が真皮に作用するため肌表面への影響は少なく、ダウンタイムが短くすみます。痛みも少ないため、施術を受けやすいメリットはあります。
フラクショナルレーザーとダーマペン、自分に合うのはどっち?比較結果からピッタリの方を選んでクリニックへ行こう!
フラクショナルレーザーは、点状のレーザーを肌に照射して部分的にダメージを与えることで、肌の再生を促す方法です。一方、ダーマペンは、髪の毛より細い針をで肌に微小な穴を開け、肌本来の自己再生力を促します。
どちらの方法でも傷ついた肌の修復のためにコラーゲンやエラスチンが増加して、肌を正常な組織へと作り変えていきます。
それぞれの肌へのアプローチの方法を知ったうえで、自身の肌の状態に適切な施術はどれかを知ることが、肌悩みを改善する第一歩です。
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