EDをセルフ治療で治すにはどうしたらいい?具体的な方法や効果的なトレーニングを解説
勃起不全(ED)は男性にとって心身の負担となる疾患であり、セルフ治療による改善方法も存在します。本記事では、EDをセルフ治療するための具体的な方法や効果的なトレーニングについて解説していきます。
EDとは?
EDには4つの種類が存在します。具体的には器質性ED、心因性ED、混合性ED、薬剤性EDです。純粋な心因性EDは珍しいですが、通常は何らかの身体的な要因が関与しています。身体的な要因が主であれば混合性EDと診断されますが、心理的な要因が中心の場合は心因性EDと見なされます。
器質性EDの際にも、勃起不全そのものが不安やプレッシャー、パートナー関係の悪化などを引き起こすことがあるでしょう。いずれの種類でも、EDになると性行為への不安やプレッシャー、自信喪失が生じやすく、これが症状を悪化させ、悪循環に陥る原因となるケースが多く見られます。
薬剤性EDは、原因となる薬剤の減量や使用停止、薬の変更、ED治療薬の追加などで対処されます。病気の種類や進行状況によっては、対処が難しい場合もあり、病気が改善するまで待つしか方法がないこともあります。
EDをセルフ治療で治す方法
ここからはEDをセルフ治療で治す方法について解説していきます。
食事
生活習慣の乱れや過剰な摂取、ばらついた食事は、体重の増加や生活習慣病のリスクを高め、EDの発症リスクも増大します。食生活を改善することで、EDの予防や改善につながる可能性があります。
亜鉛、アルギニン、シトルリンなど、勃起力を改善すると言われる栄養素については、しばしば話題に上りますが、これらの栄養素を過剰摂取してもEDが改善される科学的根拠は確認されていません。
栄養をバランスよく摂取することが重要です。EDの改善に貢献するといわれる栄養素は、適切な量のバランスの取れた食事を摂取すれば、充分に取り入れることができます。
ストレスの改善
身体や心の疲労は、過度のストレスや不安、気持ちの沈み込み、否定的な考え方に繋がり、心因性EDを引き起こす原因となる可能性があります。また、食事の乱れが器質性EDを誘発する要因となることも考えられるでしょう。
適切な休息や十分な睡眠を確保し、ストレスや疲れを蓄積しないよう意識することは、EDの予防や改善に有益であると言われています。
禁煙
喫煙は、動脈硬化や糖尿病のリスク因子であり、これらの疾患を経由してEDの発症リスクを引き上げる可能性があります。また、喫煙は血管や神経の機能に悪影響を与え、血液の流れが滞りやすい状態を引き起こし、それが直接的にEDのリスクを増加させます。
禁煙はEDの予防と改善において極めて重要です。
禁酒
アルコールは勃起不全(ED)に対し、肯定的または否定的な影響を及ぼす可能性があります。 適切な量のアルコール摂取によって、リラックスや血管拡張の働きにより、EDの症状が改善されることがあります。 しかし、度を超えた飲酒は勃起能力に悪影響を及ぼすおそれがあり、アルコール中毒は、性機能障害、特にEDを引き起こす可能性があるでしょう。
アルコールを過剰に摂取する習慣がある方やアルコール依存症の方は、禁酒または減少を検討する必要があります。
運動
肥満は器質性EDの要因の一つとなってしまいます。肥満が続いてしまうと、動脈硬化やメタボリックシンドローム、生活習慣病の誘因にもなり、それがEDの発症や悪化をもたらす可能性があります。
食事制限や運動による肥満解消は、EDの予防や改善に効果的です。特に効果的とされる特別な運動は存在しないので、自分に合った継続しやすい運動をすることが大切です。
性器周辺や下半身の筋肉を鍛えることで勃起力が向上するという言い伝えもありますが、実際には勃起は特定の筋肉の働きによって生じるものではないため、特定の筋肉を鍛えたからと言ってEDが改善されるわけではありません。
筋トレを行う際は、一部の筋肉に焦点を絞るのではなく、全身のトレーニングが肥満解消や健康増進には効果的です。全体的に筋肉質の体を作ることで、男性としての自信を高め、心因性のEDが改善される可能性もあります。
サイクリングも効果的な運動ですが、サドルによる会陰部への圧迫が神経や血管に損傷を与え、EDの悪化につながる可能性があるため、会陰部への圧迫を避けるような乗り方を工夫することが望ましいです。
以下ではEDのセルフ治療において鍛えたい筋肉やトレーニングを紹介していくので、あわせてチェックしてみましょう。
EDをセルフ治療したい場合に鍛えたい筋肉とは?
ここではEDをセルフ治療したい場合に鍛えたい筋肉について解説していきます。
大腿四頭筋・大腿二頭筋(太ももの筋肉)
大腿四頭筋は、太ももの前面に位置する重要な筋肉であり、膝の伸展や腿の挙上の機能を果たします。また、下半身から上半身に血液を送り出す役割も持ち、血液循環を維持する上で欠かせない筋肉です。
対して、大腿二頭筋は太ももの後面に位置する筋肉を指し、主に膝の屈曲に関与し、下半身から上半身に向けて血液を送る働きもあります。これらの筋肉を鍛えることで、全身に血液が均等に行き渡り、神経にも血液が効率的に供給される健康な体を維持できます。
球海綿体筋・恥骨尾骨筋(肛門の筋肉)
骨盤底筋は多くの筋肉でできており、尿道から精液を断続的に押し出す役割を果たす筋肉も含まれています。また、肛門周辺に位置する筋肉は静脈への血液流出を抑える役割があります。
これらの筋肉が弱まると、陰茎の血液貯留機能が正常に働かず、勃起を維持することが難しくなります。したがって、骨盤底筋を鍛えることで、勃起機能を改善することが可能です。
大臀筋(お尻の筋肉)
大臀筋は臀部内で最も大きな筋肉であり、股関節の運動を支える機能を果たしています。この筋肉を鍛えることによって、EDの改善や姿勢の向上、腰痛の軽減が期待されます。
さらに、大臀筋周囲には下半身の大動脈や血液の流れを制御する神経が通っています。EDの回復には、適切な血液循環が極めて重要です。大臀筋を効果的に鍛え、血流を促進することを目指しましょう。
EDの治療に効果が期待できるトレーニング
筋肉を効果的に強化するトレーニング方法について解説します。一時的なトレーニングではなく、継続的かつ長期間行うことで血液循環が改善され、男性機能障害も改善されるでしょう。
スクワット
スクワットは、勃起力を上げるために必要な筋肉をすべて鍛えられる効果的なトレーニングです。スクワットは太もも、おしりなどの部位を一度に刺激することができ、時間がない人でも手軽にできます。スクワットは、PC筋やBC筋など、勃起力をサポートする筋肉を効果的に鍛えることができるため、男性にとって重要な運動といえるでしょう。
このトレーニングは、体幹を安定させるだけでなく、下半身全体の筋肉をバランスよく鍛えることができるため、全身の引き締まった筋肉を手に入れることができます。また、スクワットは機能的な動作でもあり、日常生活での動作にも役立ちます。
さらに、スクワットは身体だけでなく、心にも良い影響を与えることがあります。適切な形で行うことで、ストレスを解消し、リラックス効果も期待できます。したがって、勃起力を向上させるだけでなく、全身の筋力アップや健康維持にも効果的なスクワットは、日常的に取り入れることで身体と心の両面からの健康増進につながるでしょう。
肛門締めトレーニング
骨盤底筋を強化するためには、骨盤底筋を収縮させるトレーニングが有効です。どこでも簡単に実践可能なトレーニングなので、自宅や職場の移動中、休憩時間中などでも気軽に行えます。
横になったり、椅子に座ったり、立ったりと、さまざまな姿勢で行うことができるため、思い立った時にすぐ始めてみましょう。以下では、立った状態で行えるトレーニング方法を紹介します。
- 1.骨盤底筋に圧力をかける
- 2.骨盤底筋をピンと締めて、そのまま10秒間保持する
有酸素運動
有酸素運動は、筋肉を収縮する際に酸素を必要とする運動です。ウォーキング、ランニング、サイクリング、水泳などがこれに該当します。有酸素運動によって、血液の流れが改善され、EDの症状改善効果が期待されます。ランニングや水泳などの運動は体全体を使うため、全身の筋肉を均等に鍛えることも可能です。
また、脂肪を燃焼させる効果もあり、糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクを軽減できる可能性があります。
スクワットやデッドリフト
太もも周辺の筋肉を鍛えるためには、スクワットやヒップリフトが効果的です。太ももの主な筋肉には、大腿四頭筋や大腿二頭筋があります。これらの筋肉を鍛えることで、太もも全体の強化が期待できます。
特に、ヒップリフトはおしりから太ももの筋肉を均等に鍛えられるため、バランスの良い筋肉の発達に役立ちます。スクワットも大腿四頭筋を中心に効果的に筋肉を刺激し、太ももの引き締まったラインを作るのに適しているでしょう。
このようなトレーニングを継続することで、太もも周辺の筋肉が強化され、パフォーマンス向上や美しいボディラインを手に入れることができます。
EDをセルフ治療する場合のポイント
ED(勃起不全/勃起障害)は、男性にとって大きな悩みの一つです。自分だけで完全にEDを治すことは難しいことが多いでしょう。一部改善される可能性があり、軽度のEDの場合、回復することもありますが、重度のEDでは、完全に治ったと言える状態になることは稀だと考えられるでしょう。
また、自己流で治そうとすることは、心理的に悪影響を及ぼし、症状の悪化を引き起こす可能性があります。自分で治そうと努力することが焦りやプレッシャーを生み出し、思った通りに改善されない際には、自己評価の低下や不安を招き、EDの進行を促してしまうことがあります。
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ジェネリック | あり | あり | あり | あり | あり |
定期便プラン | あり | あり | あり | × なし | あり |
送料 | 550円 | 550円 | 550円 | 500円 | 無料 |
月間検索数 | 約1,900件 | 約27,100件 | 約40,500件 | 約8,100件 | 約1,600件 |
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まとめ
ED(勃起不全)は男性にとって深刻な問題であり、その対処法は様々です。ダイエット、運動、食生活改善、ストレス・疲労軽減、禁煙、禁酒・減酒などの方法は、EDを「治す」方法というよりも、症状を軽くしたり、進行を防いだり、発症を予防したりする方法と捉えるのが適切です。
特に、EDの症状が進んでいる場合は、ED治療薬を利用して行為時に勃起できるようにした上で、自力でできる改善方法も併せて行うことが重要です。一方、軽症の場合でも、悪循環に陥るのを防ぐためには、まずはED治療薬を利用して安心できる状況を作り、その後自力で治療に取り組むことがすすめられます。
健康的な生活習慣を整え、適切な治療法を選択することで、EDの症状を軽減し、より健康的な性生活を送ることが可能となります。自身の体調や症状に合った方法を選び、専門家の指導を受けながら、積極的に対処することが大切です。